明日の千葉を見つめて
活動日記
保健消防委員会
11/06/14

 今日は常任委員会でした。私は、保健福祉局と消防局を所管する保健消防委員会に所属しておりまして、今回の案件審査は、議案112号、114号中所管、116号と陳情1件です。

 今回、私が一番懸念しているのが、議案112号でして、平成22年度の国民健康保険事業特別会計において、平成19年度から4年連続の繰上充用を行ったことです。平成19年度には2億6,700万円だった繰上充用が、平成20年度には18億4,914万円、平成21年度には75億2,446万円、そしてこの度の平成22年度には119億7,000万円と雪だるま式に増えており、事態は一向に改善しておりません。
 この繰上充用の理由は毎年同じで、保険料の収納率が予算の見込みを下回ったことなどにより歳入が減収したこと、21年度からは収支不足分に対する一般会計からの法定外繰入を見送ってきたことが挙げられています。
 今後の対策としては、保険料の収納対策による適正な財源の確保とジェネリック医薬品の普及啓発などによる歳出の抑制により、単年度収支の改善に努めるとともに、累積収支不足の削減について財政局と協議していくほか、国保制度の抜本的改革や国庫負担の拡大について、引き続き国に強く要望していくと、これもまた毎度同じ説明を聞いております。
 しかし、保険料の収納対策をして予算どおりに確保したとしても、その額は16億1,500万円プラスになるだけで、単年度の実質収支不足額は44億4,554万円ですから、まだ28億3,054万円は不足しています。結局、現在の財政状況ではこの不足額全額を埋めることは厳しく、今後も繰上充用は続くことは想像に難くありません。
 一番手っ取り早いのは、国保制度の抜本的改革を行い、国庫負担を拡大してもらうことですが、今の国の状況から考えるとすぐには改正されなそうです。ただこのまま指を咥えて見ているだけでは仕方がないので、やはり歳出部分について、徹底的な対策を執るべきです。そのためには現状の課題を把握し、数値化し、その改善策を行うことです。具体的な目標や指標がなければ、いくら対策を執ると言っても、効果は上がりません。まずは、課題の把握をしっかりして頂きたいと思います。ここで最善を尽くし、実質的な収支不足を圧縮すれば、一般会計からの繰入額も減らせるはずです。是非当局にはさらに努力してもらいたいものです。

 ちなみに、今さらながら、「繰上充用」の説明をさせて頂きますと、「一会計年度経過後に至って歳入が歳出に不足するときは翌年度の歳入を繰り上げてこれに充てることができる。この場合においては、そのために必要な額を翌年度の歳入歳出予算に編入しなければならない。」という地方自治法施行令第166条の2に基づくものです。いわゆる先食いってやつですね。