明日の千葉を見つめて
活動日記
保健消防委員会視察第1日目
11/07/25

 今日は常任委員会の視察で、姫路市に来ております。

 視察項目は、

 (1)認知症対策の方に対する支援について
 (2)地域防災力向上対策について(消防防災運動会「まもりんピック姫路」)
 (3)ひめじ防災プラザについて

です。

 

 まず、(1)につきましては、姫路市役所にて、長寿・介護保険課長から説明を受けました。1つ目は、「姫路市認知症サポーター等養成事業」で、認知症に関する正しい知識を持って頂くことにより、患者やその家族が安心してくる続けることできる地域づくりを推進するために行っている事業であります。この事業は千葉市も行っており、基本的には厚生労働省の「認知症を知り地域を作るキャンペーン」に基づいているものです。千葉市と違うのは、目標数値を大幅に上回っていることで、これは市民の関心が高いことと委託されたNPO法人姫路市介護サービス第三者評価機構の努力の賜物だとの説明でした。

 2つ目は、「姫路市認知症地域見守り訪問員派遣事業」で、家族に代わって認知症の方の話し相手や見守り支援を行い、上記の「認知症サポーター」の具体的な活躍の場としています。認知症サポーター講座を修了した方に、3日間の講義と1日の実習を含めた計4日間の追加研修を行い、訪問員を養成し、これも目標数を大きく上回っており、実施主体の機構の努力は本当に素晴らしいと思います。しかし残念ながら、肝心の利用者は毎年8人程度で、ほぼ横ばいで利用者数に伸びはないそうです。その主な要因は周知不足と分析していますが、ヘルパーさんとの違いを利用者側が理解できず、身体介護や生活支援、家事に関することを求めてしまうこともあって制度の見直しが必要性を感じているそうです。将来的には、介護支援ボランティアとの統合を視野に入れているとのことであります。

 3つ目は、「徘徊高齢者自立支援事業」で、GPS探索機器の月額基本料と登録手数料を市が助成するものです。これも千葉市で行っていますが、細かい制度は違います。残念ながら、この事業も利用者が少なく、事業の見直しを検討しているようです。

 これらの認知症対策については、効果的な施策は難しいようです。

 

 次に、市役所の斜向かいにある防災プラザに場所を移して、「まもりんピック姫路」について説明を受けました。

 この事業は、平成18年度に市長から防火・防災技術についてもっと市民が楽しみながら習得できる催しが必要ではないかという発案によって試行的に始められ、その反応が想像以上に良かったため、平成19年度に検討会を設けて本格的に開催するために魅力的で実際に役立つ競技種目を考案してもらい、20年度に記念すべき第1回大会が開催されました。このような大会は全国初の試みであり、東京都をはじめ、多くの自治体が視察に来たようであります。

 第2回目は、今年の3月に行われ、1回目は野外でしたが、2回目は屋外に会場を移し、競技種目も前回の反省を活かし、変更が加えられました。2回目も大会終了後に参加者へアンケートをしたところ、いくつか否定的な意見もあったものの、押しなべて好評で、次回に役立てていくそうであります。

 課題としては、どうしても参加者に限りがでてしまい、末端まで浸透しないことで、今後は、運動会などに競技種目の1部を取り込んでもらい、予選会の代替にしたいと考えているそうです。

 私も、もし千葉市に導入するとすれば、いきなり大きな大会を開くよりも、地域で行われてる運動会で、競技種目を取り込んでもらうのが効果的ではないかと考えます。

 このように市民が楽しんで取り組める施策というのは非常に画期的ですので、防災のみならず他にも応用できないか考えていきたいと思います。

 

 最後に、防災プラザの視察見学をしました。千葉市にも「セーフティちば」という素晴らしい消防施設がありますが、さすがに平成19年度に供用開始しただけあって、本市よりも最新の免震構造を持っていたり、防災対策本部の専用室も広くて使い勝手がよさそうです。

 さらに、防災体感ゾーンでは、3Dシアターでのボディソニックや音響を組み合わせた上映は非常に斬新(というか公共では珍しい?)だと思いました。

 課題としては、開館当初は集客見込みを大幅に上回りましたが、近年落ち込んできていることであり、てこ入れの必要性を感じているそうです。

 

 以上が、本日の簡単な報告です。