明日の千葉を見つめて
活動日記
女子力の時代
11/08/19

 午前中は、指定都市議長会議の開催市である堺市さんのお計らいで、堺市博物館と仁徳陵古墳の視察を行いました。堺市では、百舌鳥・古市古墳群の世界遺産登録を目指しており、その取り組み状況を世界文化遺産推進室長から説明して頂きました。
 堺市では、世界遺産登録することについて、観光客を増やそうとかではなく、条約の目的である「損傷、破壊等の脅威から保護し、保存することが重要」という基本を大事にしたいという想いで登録を目指しており、平成18年4月に、考古学や都市政策等の専門家によって構成する「堺市歴史文化都市有識者会議」を設置して、世界文化遺産登録に向けた課題の抽出と検討を行い、さらに平成20年11月には、大阪府、堺市、羽曳野市、藤井寺市が共同で「百舌鳥・古市古墳群世界文化遺産登録有識者会議」を設置し、諸課題についての検討を進めてきました。その結果、昨年、暫定リストに登録されたところであります。
 本市でも加曽利貝塚という世界に誇るべき遺産があり、我が会派としても世界遺産登録を要望しているところですが、このような具体的な検討会議も出来ていない状況で、暫定リストへの登録すら程遠い状況です。しかしながら、抱えている課題は同じであるようで、登録の条件である緩衝地帯の設置については、どの範囲まで設定するのかが課題であります。というのは、古墳群と住宅地が近接しており、開発が制限されたりすれば住民への影響が大きいからです。また、行政だけが前に出ており、民間や市民がついてきていない状況で、セミナーや区ごとのイベントで啓発活動に努めているようです。本市も、千葉東ライオンズクラブなど、一部の方々の間では盛り上がっていますが、肝心要の地元の住民間で盛り上がっておらず、加曽利貝塚の重要性すらわかっていない方が多いのが実情です。堺市では民間レベルの推進協議会をつくろうと頑張っているようですが、本市としては、まず初歩中の初歩であるセミナーやイベントを開催して市民への啓発活動を行うとともに、有識者会議を立ち上げて課題の抽出など登録に向けての準備段階前の準備が重要になってくると思います。
 さらに堺市では来訪者対策も課題の一つに上がっており、古墳の雄大さをわかってもらえるガイダンス施設を考えているようです。そのため、これまで市長公室にあった推進室を新たに設置した文化観光局に移し、都市プロモーションと一元的に推進していくようにしています。
 本市もせめて生涯学習推進課内に世界文化遺産推進室を設置してもらいたいものです。

 夕方は千葉に戻り、内外情勢調査会千葉支部の勉強会に参加してきました。今回の講師は、参議院議員の猪口邦子氏、衆議院議員の小池百合子氏、参議院議員の佐藤ゆかり氏をお招きし、それぞれ30分程度の講演をして頂いた後、パネルディスカッション方式で進められました。三氏の共通は、海外経験が豊富でそれぞれにしっかりとした得意分野を持っているということです。その強みを活かした講演は非常に迫力と説得力があり、なでしこだけでなく、今や日本は女子の時代だなと感じました。猪口氏は、現在、オーストラリアのギラード首相やパキスタンのカル外相など、世界で女子が活躍していることを引き合いに、女子が力を発揮できる理由として「機会が少ないこと」を挙げていました。機会が少ないから覚悟があり、主流を歩んでいないので変な貸し借りもなく、境界線を越える勇気を持っていると主張しました。
 小池氏は、さすがに中東の専門家であり、環境大臣経験者らしく、エネルギー安全保障について様々な見地からの講演をされ、佐藤氏は経済学者らしく円高に対する見解を独自視点から切り、今後の日本経済の進むべき道を示して頂きました。
 三氏の話に共通しているのは、現在、外交が空白状態にあり、他国からの日本の評価が低くなっていることを懸念していました。
 自民党の強みは、民主党より外交経験が多く、国際感覚をもっていることです。今後はやはりこの強みを活かしていかなければならないと思います。
 女子力を実感できた素晴らしい講演でした。今の千葉市にはちょっと女子力が足りないかもしれませんね。今後、女子力の向上にも取り組んで参りたいと思います。せめて女性局長ぐらいは誕生させましょう!