明日の千葉を見つめて
活動日記
千葉の親子三代夏祭り、他諸々
11/08/21

 今日は、「第36回千葉の親子三代夏祭り」が開催されました。このお祭りは、毎年8月の第3日曜日に千葉市を美しくする会の主催で、中央公園を中心に、威勢のよい「みこし」や「だしの渡御(とぎょ)」、「千葉おどり」など多種多様なイベントを実施しており、千葉市の真夏の風物詩として広く市民に定着している一大イベントです。

 記念すべき第1回は、昭和51年、千葉開府850年を記念して実施されたのですが、当時の千葉は高度経済成長の中で人口も爆発的に増え、千葉市を第2の故郷にする方も増えてまいりました。一方で、住民相互の付き合いも疎遠になってきていることから、社団法人千葉青年会議所(JC)のメンバーが中心となって「住民相互の触れ合いの場づくり・連帯意識の高揚」を基本理念に掲げ、親子三代が楽しめるような祭りを始めようとしたことが起源だと伺っております。

 私も物心つく前からこのお祭りに参加しており、近年は参加者というよりNPO法人まちづくり千葉やJCのメンバーとして主催者側で関わってきましたが、来賓として参加するのは初めてで、開会式に始まり、パレードでのオープンカー乗車など、何となく気恥ずかしい感じでした。

 天候も危ぶまれましたが、何とか小雨程度で済んでよかったです。関係者各位を始め、参加者の皆様、お疲れ様でした。

 

 さて、今日はお隣の八街市議会議員選挙の告示日で、お祭りの前に友人の出陣式に顔出ししてきました。定員3名ほどオーバーと少数激戦が予想されますが、頑張ってもらいたいものです。

 

 実は、今日はこのほかに注目しているイベントがありました。それは、「お台場でのデモ」です。このブログでも7月31日のエントリ「メディアリテラシーの重要性」でも触れておりますが、「フジテレビの韓流ごり押し」についてネットで異常な盛り上がりを見せており、以来、その動向について注目してきました。8月7日に実は既に一度デモが行われていましたが、あくまで21日のデモのためのミーティングということで東京都公安委員会の許可を取っていないため、1時間程度のものでありました。それでも2000人を超える人がお台場に集まったというのですから、ある意味すごいことで、もっと注目されるべきことなんですが、ほとんどのメディアで積極的に扱うことはありませんでした。

 しかし、やはりとメディアに生きている人達にとってこの問題は看過できないようで、8月12日にはナインティナインの岡村隆史氏がラジオで、8月15日付の東京スポーツ紙面でビートたけし氏が「嫌なら見なければいい」という発言をされ、火に油を注ぐような形になり、議論が過熱してきておりました。「嫌なら見るな」はテレビが公共の電波であることを完全に忘れた発言であるので、部外者が言うのならわかりますが、TV側の人間が「それをいっちゃあおしめえよ」です。それにスポンサーさんは見てもらいたくて高い宣伝費を払ってるんですから、スポンサーにも失礼です。

 一方、作家の深水黎一郎氏がTwitterでこの問題について「ノーモア韓流」ではなく「ノーモア偏向報道」にすべきとの提案が非常に的を射ており、評価されています。

 このほかにも様々なブログや掲示板においてこの問題は賛否両面から意見表明がされており、私も結構な量を読ませていただきました。

 

 このような流れの中で、議論が拡散しがちですが、私は前のエントリに書いたとおり、韓流ドラマやK-POPが多いのはある程度容認しており、今回の問題点を以下の通りに集約しています。


・放送法違反の疑い

・クロスオーナーシップ制度によるメディアの自浄能力の低下

 

 まず、放送法の違反の疑いですが、これは前のエントリでも書いたように、電波法第5条第4項第2号及び3号では、外国人の株式保有率(議決権)が20%を超えると免許を与えないことになっていますが、各放送局の外国人の株式保有率が高くなっており、フジテレビと日本テレビが超えております。証券保管振替機構の外国人保有制限銘柄期中公表(←クリックするとHPに飛びます)で最新版が見られるんですので、是非チェックしてみて下さい。 

 もう一つの放送法違反の疑いは、第12条の広告放送の識別のための措置違反で、「放送事業者は、対価を得て広告放送を行う場合には、その放送を受信する者がその放送が広告放送であることを明らかに識別することができるようにしなければならない。」とあり、いわゆるステルスマーケティングの禁止をしています。例えば、フジテレビで指摘されているのは、多くのK-POPアーティストの版権をフジテレビの子会社であるフジパシフィック出版が持っており、自社の利益のためにK-POPアーティストを売り込むのは宣伝であり、12条の規定に基づき、広告放送であると謳うべきだとの主張です。ここで微妙なのは「対価を得て」との表記で、別に対価を得ずに自分の子会社が儲かるだけだから問題ないとするとしたら、放送法違反を指摘できないのかもしれません。ただ「倫理的にどうなの?」という疑問は残ります。

 そして、クロスオーナーシップの問題です。メディアにおけるクロスオーナーシップとは、新聞社が放送業に資本参加するなど、特定資本が多数のメディアを傘下にして影響を及ぼすことをいいます。(引用bywikipedia)

 我が国はご存じの通り、各放送局の最大の株主は各新聞社が持っています。日本テレビは読売新聞、TBSは毎日新聞、テレビ朝日は朝日新聞等々、マスメディア集中排除原則に抵触する疑いがあります。この原則も放送法第93条第1項第4号及び第2項の規定に基づき、総務省令で厳格に定められているにも関わらず、全然機能しておりません。このクロスオーナーシップの弊害は、メディア同士でお互いの批判がしにくくなることです。それによって、マスメディアの自浄作用が全く働かないのが現状です。ちなみにクロスオーナーシップの強化については鳩山政権で閣議決定されていましたが、当然各メディアは大反対で、何故か自民党も反対しており、はっきり言って店晒し状態になっています。

 そもそも放送法では、第4条第2項「政治的に公平であること。」、第3項「報道は事実をまげないですること。」、第4項「意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。」と明記されていますが、恐らく多くの方々がこの条文を遵守してないんではないかと感じていると思います。

 これらの想いが爆発したのが今回の騒動の根底にあると思うのですが、どうもトリガーとなったのが「韓流ごり押し」だったため、うまく意思統一が出来ていないように感じます。


 また、各メディアも今回の騒動について全く報道しておらず、ネットでも現在確認出来る限りではJ-CASTニュースが伝えたぐらいです。

ソース

http://www.j-cast.com/2011/08/21104905.html

韓流偏重「なぜ抗議されなきゃ?」 フジ、文書受取り拒否の高姿勢
J-CASTニュース 8月21日(日)17時23分配信

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デモ隊の列は長時間途切れることはなかった
 フジテレビの「韓流偏重」に抗議するデモは、日の丸やプラカードを掲げた参加者で埋め尽くされた。動画サイトによる生中継には、デモ開始前から2万人の視聴者が集まり、ツイッターでも刻々とコメントが寄せられる。

 人数は、主催団体代表に聞いたところ約6000人。「これほど大勢集まるとは」と驚くほどだ。フジテレビ前に着いたデモ隊は、口々に抗議の声を上げた。

■韓国テレビ局記者「気になる」と憂慮

 2011年8月21日午後。東京・お台場の青海北ふ頭公園に長蛇の列を作ったのは、フジテレビの抗議デモに参加する人たちだ。主催者がマイクで「多くの人が集まってくれてありがたいです」と感謝すると、拍手が沸き起こった。

 集合場所にはメディアの姿も見られた。その一つ、韓国テレビ局SBSの記者に聞くと、「今回の動きは気になる」と憂慮していた。

 13時半過ぎ、デモ隊はフジテレビに向けて歩き出した。

  「フジテレビは韓流をごり押しするな」
  「我々は韓国のドラマなんか見たくないぞ」

とシュプレヒコールを上げる。俳優の高岡蒼甫さんの「韓流批判発言」に端を発した今回の抗議活動。8月7日にはお台場に2500人(主催者発表)が集結し、「韓流やめろ」の声を上げた。この時はデモの許可を得ておらず「散歩」と称していたが、21日のデモは主催者が、東京都公安委員会からのデモ許可証をネット上にアップして「正当性」を強調、参加を広く呼び掛けた。

 動画配信サイト「ユーストリーム」ではこの日、複数の生中継が実施され、開始直前には視聴者が「万単位」に上るものも見られた。ツイッターには「正直ここまで盛り上がるとは思っていなかった」との声もあり、大多数は「デモ支持」の内容を書きこんだ。

 フジテレビの社屋前に達すると、一段とヒートアップ。通行人や、フジテレビが開催しているイベントに遊びに来ていた人たちに向け「偏向報道に反対している」とデモの趣旨を訴えていた。先頭グループは14時15分ごろに最終地点に到達したが、その後も第2、第3の隊列が続き、1時間以上たっても流れが途切れなかった。

■あくまでも「偏向報道」への抗議

 J-CASTニュースがデモ主催団体の代表に取材すると、「1000人集まってくれれば成功だと思っていました。これだけ大勢の人に共感してもらえるとは」と驚きを隠さない。一方で「デモはあくまでフジの『偏向報道』や韓流のごり押しに対する抗議。『反韓』『嫌韓』という主張ではありません」と、改めて明確にした。

 実は主催者側は、デモに先立ってフジテレビに「偏向報道」に関する抗議文を提出しようとしたという。ところがフジに接触したところ、「抗議されるいわれはない」と文書の受け取りを拒否されたのだ。主催者代表は、「近日中に、公開質問状という形でインターネット上にアップする予定です」と話す。

 今回のデモで実行委は解散するため、次のデモは予定されていない。代表は「これでフジが変わってくれれば」と願うが、フジテレビはどう受け止めるだろうか。

====== 引用終わり ======

 素直に一言。受け取ればいいのに。この辺は危機管理能力の欠如ですかね?


 いずれにしても、この騒動を全く報道しないのは、マスメディアの自浄能力のなさを表していると思います。主催者発表で約4000人、実際にはもっといたようですが、これだけ大規模のデモが日本で行われたのに、報道されないことにもっと国民は疑問を持つべきです。NHKですら、報道しないのは不思議でたまりません。

 現在、第三者機関としてBPO(放送倫理・番組向上機構)がありますが、事務職員も各局OBが多かったり、メンバーも弁護士さんばかりで、おおよそ市民感覚と若干ずれがあります。もう少し機能してもらいたいものです。

 この度の東日本大震災で、天下の東京電力も危機に直面しています。まさか東電の職員もこんな時代が来るとは想像にもしなかったでしょう。しかし、奢る平家は久しからずではありませんが、栄枯盛衰は理ですから、マスメディアも現状に胡坐をかいていると必ず足元を掬われることになります。今回の騒動を甘く見ていると痛い目を見ますよ。是非、健全なジャーナリズムを発揮し、公共の電波である意識をしっかり持ってもらいたいものです。

 最後に、なんだかんだ言っても、見る側のリテラシーを高めることが重要です。皆さんも是非情報を鵜呑みにするのではなく、その背景も考えてみましょう。私ももっと意識を高めていきたいと思います。本日は長文失礼しました。