明日の千葉を見つめて
活動日記
郷土愛の醸成~自治体学会のシンポジウムで感じたこと~
11/10/08

 今日は、高杉先生のお祝い会の後に自治体学会のシンポジウムに参加してきました。予定より会が長引いてしまったので、シンポジウムは最後の方しか聞けませんでしたが、色々と考えさせられることが多かったので、行って良かったです。
 特に質疑応答で、「地域に寄り添う職員をどうやって作るのか。」という質問に対し、大森彌先生から「あなたはどう思っているの?そういうことは自分で答えを出しなさい。いの一番の質問をした自分のことを忘れずに、答えを探して行きなさい。」という切り返しはほぼ反則技のような気がしますが、大森先生のユーモアセンスを感じるとともに、真理だなと妙に納得してしまいました。大森先生の講演は全く聞けませんでしたが、これまでも何回か聞いているので、「自治体の政策的自立と職員のあり方」という演題と参加者からの質問の内容から何が言いたかったかはだいたい推察できました。しかも、最近は便利なもので、結構参加者がツイッター等で発信しているので、それも大いに参考になります。
 結局、政策的自立というテーマで話しているわけですから、自分で考えろという切り返しは当然で、他人に答えを求めていたら、一生自立は出来ないわけです。つまり、自治体が自立するためには、職員が自立しないとダメだよという至極簡単なロジックなんだと思います。その上で、「まちづくりに必要なのは、地域をみて回るための目と足。土地の人と話すための口。土地の人の気持ちになりきる心。」という自分で考える上でのベースになる考え方をご指導下さったんではないでしょうか。
 また、その大森先生への質問の中で、「職員が自分の自治体に住むのは実はストレス。職場から離れられないと気が休まらない。」という発言があったのは、職員の本音が垣間見えて、これまた参考になりました。私の持論では、「自治体職員は自分の自治体に住め」というのがあるのですが、こういう心理が根底にあるとそう簡単にはいかなそうですね。
 最近、千葉市の職員には「郷土愛が足りない!」と叱咤しているのですが、その根本的な原因は職員が自分の自治体に住まないということがあると思っています。それを何故感じたかといいますと、以前大分市に視察に行って、大分市の職員と色んな意見交換をさせて頂いた時に、非常に強い郷土愛を感じたのです。聞いてみたら、大分市職員は約9割が市内に在住しているということでした。元々九州の方々は郷土愛が強く、一方、千葉県民の県民性としてあんまり郷土愛を表に出さないというのもあるんでしょうけど、「地方の時代」には益々郷土愛の醸成が政策的に大きなウェイトを占める課題になるわけで、そのためにはまず自治体職員の郷土愛の醸成が欠かせません。それなのに肝心要の職員が市外に流れてしまっては、郷土愛も育たないし、災害時の参集もままならなくなります。家庭の事情とか諸々あるので、全員住めとは言いませんが、さすがに4割程度しか千葉市に住んでいないのは問題です。私は最低5割以上、目標は6割以上は千葉市に住んでもらいたいものです。住宅手当に市内と市外に差をつけるなど、この問題にもしっかり取り組んでいきたいと思っております。