明日の千葉を見つめて
活動日記
中国(呉江市、天津市)公式訪問4日目
11/10/27

 今日も9時にホテルを出発しました。今日の予定は、まず人民代表大会常務委員会表敬訪問を行い、その後、天津市内の各施設を訪問する予定だったのですが、主任(議長)の都合により明日へ変更になりました。また、天津市内の視察についても、基本的には完全に天津市にお任せで、直前までどこに行くのかわからなかったのでちゃんと整理できているか不安があります。

 まずは、天津市都市計画館を訪れ、天津市全体及び中心地区の都市計画を概要を説明頂きました。呉江市もそうでしたが、やっぱり今後の都市計画を市民や対外的にプレゼンするためにも、このような都市計画館は必要だと感じた次第です。

 天津市の市域は11919平方キロで、日本の市とは比べ物にならない大きさです。人口も1000万人を大幅に超えております。中心城(中心街)だけでも378平方キロで470万の人口を抱えているので、千葉市よりも圧倒的に大きいです。

 都市計画の特徴としては、もともと塩田やアルカリ性汚染土壌地域だったところを開発することからエコを意識した都市づくりになっております。そして、海河を中心として街が構成されております。まだまだ開発途上ですが、日本とは比べ物にならないくらい圧倒的なスピードで整備しているので、2年後に来たら、全く違う都市になっているのではないでしょうか。

 そして、国家級の開発地区である濱海新区に向かい、まずTEDAの行政センターに行き、ここでもTEDA内の都市計画について映像とミニチュアで説明頂きました。ここは凝っていて3Dの映像もあったのが印象的です。

 TEDAを簡単に説明しますと、天津経済技術開発区(Tiajing Economic-Technological Development Area)の略で、中国語表記は泰達となります。1986年に中央政府から許可された中国最初の国家レベル開発区の1つです。総面積は2270平方キロとなっています。日本の感覚で言うと、天津市が県で、TEDAは泰達市と考えた方がわかりやすいのかもしれません。TEDAの開発地区は、東区、西区、現代産業区、逸仙科学工業区、微電子工業区、そして新たに開発している南港工業区の6つの地区から成り立ってます。

 投資環境としては、九通一平というハード面のインフラがあげられます。九通とは、道路、水道、電気、排水、蒸気、ブロードバンド、暖房、郵便、ガスで、一平とは平らに整備された土地のことです。さらにソフト面のインフラとして、情報、市場、法規、資金、施設、物流、人材、技術、サービスの新九通を挙げています。ちなみに、呉江市の投資環境は七通一平でした。

 説明を聞いていると、特に南港工業区に力を入れている感じでした。南港工業区は計画面積が200平方キロで既に半分程度の埋め立てが完了しており、一部開港しております。メインは重化学産業となっておりまして、区域内には石油の備蓄施設もたくさんあります。

 次に説明を聞いたのがMSD(現代サービス産業区)です。ここは、金融、貿易、物流、情報及びコンサル関連の現代サービス産業が集積しており、今後は香港資本の新世界グループの資本で、513mのランドマークタワー周大福濱海センターが整備される予定となっております。

 一通りの説明が終わった後、天津経済技術開発区管理委員会の張軍副主任と意見交換を行いました。張副主任は、南港工業区と環境保全を担当しています。意見交換でも今後の課題は、南港工業区への誘致企業と環境保全の問題だと仰ってました。意見交換後も場所を移して食事をとりながら引き続き意見交換を行いました。環境保全問題については、結構深刻な問題なようで、こっちのデータを渡すから今後も話を続けましょうという提案を頂けました。

 昼食後、天津市の1号店、イオンモール天津TEDA店を視察しました。商品構成は中国向きになっていましたが、商品の陳列方法やテナントの配置方法などはほとんど日本と同じで、3階にはシネコンも備えております。店長も仰ってましたが、単なる価格勝負では勝てないので、日本のクオリティを売りにし、中間層よりやや上の所得層をターゲットにして他の外資系スーパーと差別化を図ったようです。実際に進出する際は周りに何もできていなくて成功するか不安だったようでしたが、しっかり人口も張り付き始め、予定通り利益を挙げているようであります。来年の4月には2号店がオープンするようです。

  その後、天津濱海新区中心商務区、通称CBDに行きました。ここも海河を挟んだ区域で、まだまだ開発途上の地区です。金融、行政、商業を中心とした地区で、新宿を参考にした地下街が特徴となっており、第1区のビル14棟を一気に工事しているところです。既に地下街の造成は終わっているとのことでした。ここもすごい発展をしそうです。なお、日本の資本が入っているのは、オークラの出資している中国国内最大級のコンベンション施設でした。非常に特徴的な中国の古来の貨幣をモチーフにしたデザインとなっています。施設で相変わらずミニチュア模型で概要を説明して頂いた後、外の工事風景を見ながら説明を受けました。

 そして、現地視察の最後は、天津東彊保税港区です。ここは濱海新区開発解放の重要なランドマークエリアで、天津港の重要な構成部分となっています。まだ埋め立て途中で、今後の計画を一通り説明頂いた後、目玉施設の一つである今年一部開港した旅客船ターミナルを見学してきました。既にオープンしてしまったので、岸壁までは見ることはできませんでしたが、かなり大きなターミナルでした。

 そして、一気にホテルに戻り、天津市の任副市長はじめ、各部署方々に集まって頂き、熊谷市長が千葉市のプレゼンを行いました。呉江市とは違い、経済交流に重点を置いた形となっております。

 最後に、答礼のレセプションを行い、今日の一日が終わりました。

 答礼のレセプションに参加して頂いた副秘書長は非常に社交的な方で、来年千葉に来ることを約束して帰りました。特に天津市でもコンベンションホールの経営が課題となっているようで、幕張メッセの経営状況について非常に関心を示していました。

 

 今日は本当に充実した日でした。ブログには書ききれませんが、ここで得たことを千葉市にうまく反映できるようにしたいと思います。

 

PS.今日のマリーンズのドラフトは最高でしたね。藤岡投手を引き当て、外れ1位候補だった中後投手も2位で指名でき、ひそかに狙っていた鈴木内野手も3位で指名できました。興奮して寝れなそうです。(笑)