明日の千葉を見つめて
活動日記
漢字は難しい。
11/11/11

 昨日、今日と全国市議会議長会の相談役会議、理事会、評議員会が行われました。
 メインの審議事項は、平成22年度の決算の承認についてですが、当然議長会の存在意義は国への圧力団体ですから、今回も各ブロックから2本ずつ計18本、会長提出の2本を加え計20本の国へ要望が審議されました。提案理由の説明だけもかなりの時間を要しました。区分は、地方税財政、災害、医療福祉、農林漁業、建設運輸の5区分で、やはり時期的に災害の区分が一番多かったです。 その他にも、一般事務報告や各委員会報告がなされました。
 可決されたものは、近々議長会のHP(←クリック)にアップされると思います。

 さて、今回、どうしても気になったのは、「増嵩」という言葉です。「少子高齢化の進行による社会保障費関係費の増嵩などにより・・・」
という使い方をしているのですが、そもそも一般の社会ではあまり「増嵩」という言葉を使いません。何故なら意味が「分量・金額などがふえること。」なので、普通に「増加」や「増大」で済むからです。それでも何故か永田町や虎ノ門ではやたらこの「増嵩」という言葉を使いたがります。いわゆる「お役所言葉」というヤツなんでしょうかね。ただ、私が秘書時代にはあまり気にならなかった言葉なので、もしかしたら最近使うようになったのかもしれません。むしろ、当時はカタカナ(外来語)が多い印象で、うちの先生が「日本語でわかり易く説明しろ!」と怒っていたのを思い出します。(笑)
 で、何が言いたいかというと「増嵩」の読み方についてです。「嵩」という字は、普通は「すう」と読みます。「嵩山少林寺」が有名ですね。しかし、皆、この字を「ぞうこう」と読んでおり、誰も突っ込みを入れていません。ということは、「ぞうこう」で正しいのでしょうか?でも、「ぞうこう」で入力しても絶対に「嵩」という字は出てきません。少なくともうちのIMEは出ません。調べるとやっぱり正しい読みは「ぞうすう」のようです。ただ「ぞうこう」と書いてあるところもあります。
 これは「御用達」と一緒の類型ですね。「御用達」は現在一般的に「ごようたし」と読みます。しかし、本当の読み方は「ごようたつ」です。これは「用足し」の丁寧語として誤用されたのではないかという説がありますが、いずれにせよ、誤用されたものが一般化されており、現在では逆に「ごようたつ」と読むとバカにされることがあります。「等閑(なおざり)」と「お座成り」を誤用している場合もありますが、これも一般化してる嫌いがあります。これは余計な話なんで話を戻しますが、では「ごようたし」は間違いかと言えば、間違いではありません。今ではすっかり定着してるからです。
 このように言葉は生きており、この他にも平安時代に使われていた言葉とまるっきり違う言葉もありますが、その時代その時代の意味や読み方があるのだと思います。だから、私は漢字の読み違いをいちいち指摘するのはナンセンスだなと感じた次第です。こんなことを考えながら思いだされるのは、麻生元総理の「KY(漢字が読めない)」事件です。この事件も今思えば、何で皆で寄ってたかってあんなに叩いたんでしょう?不思議でたまりません。むしろ、今の野田総理の質問してない内容をフライングして答弁してしまう方が問題だと思いますけどね。質問をしっかり聞いてないわけですから。でも、マスコミはそのことはスルー。別に叩けとは言いません。何故ならそんなことは下らないからです。当時はそんな下らないことに時間を割いていたんだから、余裕があったんでしょうかね。いずれにせよ、表面に捉われず、本質で勝負してもらいたいものです。

 ということで、今日のエントリは、自分で書きながら、何が言いたいのかわからなくなっていました。(苦笑)