明日の千葉を見つめて
活動日記
保健消防委員会
11/11/25

 今日は保健消防委員会が開催されました。午前中は、「新千葉市立病院改革プラン(案)について」の所管事務調査1件と、「千葉市墓地等の経営の許可に関する条例の一部改正について」の協議1件を行い、午後から放射線医学総合研究所への現地視察を行いました。

 まず、「新千葉市立病院改革プラン(案)」についてですが、現行の改革プランは22年1月に策定されたものの、取組事項や主要指標については21年度からの3カ年計画となっており、24年度から新たな3カ年計画を立てる必要があることから、見直しを行ってきました。そしてようやく原案が固まり、12月1日からパブリックコメントを実施するので、その前に委員会で所管事務調査を行うことにした次第です。
 現状の大きな課題としては5つほど挙げておりますが、特に青葉病院で74.4%、海浜病院で69.7%という低い病床利用率が高い固定費比率や繰入金依存体質に繋がっているので、この病床利用率の向上を目指す必要があると言えます。
 そこで、基本方針として①診療の専門特化②拡大均衡策(医師等を増員し収益を拡大し、損益改善を図る)を掲げ、診療体制として青葉病院が①断らない救急診療の構築②精神科の強化③整形外科の集約化④糖尿病診療体制の強化、海浜病院が①地域医療支援病院の認定②がん診療の強化③周産期及び小児医療の充実・強化、両病院共通は①7対1看護基準の取得②クリニカルパスの推進③地域の医療機関との連携強化④急性期リハビリの強化を掲げております。
 一見、先行投資が多いような気がしますが、試算では患者数の増加や診療報酬の増加が見込め、平成26年度の収支が平成23年度と比較し、10億円程度改善が図れるそうです。
 何より一番の課題は医師や看護師の確保ですので、是非やりがいのある職場環境を整備して、人材確保に繋げて頂きたいと思います。

 次に、「千葉市墓地等の経営の許可に関する条例の一部改正」についての協議を行いました。
 この改正案は、我が会派(自民党)が委員会提出発議にしようと提案されたもので、前回は内容について当局から参考意見を聴取した後、大きく3つある改正内容のうち、許可基準の強化については、「事務所」を「主たる事務所」に改正した場合に、従前に「従たる事務所」で許可を受けていた宗教法人が墓地の拡張等を行えなくなるなど、宗教活動を阻害するおそれがあるため、「既に許可を受けている法人については、この限りではない」旨を規定できるのかどうかという質問がなされましたが、今回の当局説明も公平性に欠けることから難しいとの判断でした。
 また、共産党さんから、「事務所」について、「市内で10年以上の宗教活動が行われている」旨の規定を加えたらどうかとの提案と、隣接する他市との境界に墓地が建設される場合どうするのかとの問題点が指摘されましたが、当局からは各市の状況の説明を受け、後者についてはどの市にも明確な規定はないが、土地の存するそれぞれに自治体にそれぞれの申請をすることになるようであります。
 また、改正ポイントの2点目である「自己所有地」を「所有権以外の権利が存しない自己の所有地」改めることについては、既に「事前協議実施要綱」で現在指導しており、所有権以外の権利が存する所有地における墓地の開発申請はこれまでにないとのことです。
 改正ポイントの3点目である周辺住民等への説明及び報告義務の規定につきましても、実施要綱に規定されており、すでに行われているとのことでしたが、説明会実施の事実だけでなく、その内容をも担保できるようなものを条文へ規定できるのかどうかということがございましたが、特にこれも問題はないようであります。ただ、この辺りも条例化することによって却ってお墨付きを与えることにならないかという懸念や条例化することによって事前協議に大きな影響を与えないかという心配もあるので、もう少し精査していきたいと思います。
 次回までにもう少し論点を絞って、議論を深めたいと思います。

 午後からは、放医研に伺い、まず施設概要と緊急被ばく対応について説明を頂いた後、新治療研究棟と緊急被ばく医療施設を見学させて頂き、最後に意見交換を行いました。
 以前、名古屋の陽子線医療施設を見させて頂き、かなり驚きましたが、やはり放医研の重粒子医科学センターのがん治療施設は最先端の技術で非常に度肝を抜かれました。陽子線はやはりある程度の日数はかかってしまいますが、重粒子線は回数が少なく済むので、初期投資は高いものの、稼働率は上がるので回収が早いというメリットがあります。ただ施設は倍以上の大きさが必要です。ただこの技術も日進月歩で、群馬の施設は半分ぐらいの大きさになったようです。
 いずれにしても、このような施設が市内にあるということは大変心強く、年に1回は開放日を設けているようなので、是非一般の方々にも見に来て頂きたいと思います。