明日の千葉を見つめて
活動日記
常任委員会
11/12/02

 今日は各常任委員会が開催され、委員会に付託された各議案、陳情・請願等を審査しました。
 私の所属している保健消防委員会は、以下の案件について審査しました。

1 案件審査(議案2件、請願2件)
 議案第162号  専決処分について(平成23年度千葉市病院事業会計補正予算(第1号))(平成23年10月31日)
 議案第163号  平成23年度千葉市一般会計補正予算(第3号)中所管
 請願第  8号  介護保険の充実を求める請願
 請願第 10号  国民健康保険の充実を求める請願
2 協議
 (1)千葉市墓地等の経営の許可に関する条例の一部改正について

 まず、議案第162号ですが、これは市立青葉病院で平成20年に発生した入院患者の入浴時の死亡事故に係る訴訟において控訴することに伴い、本市の賠償金支払いを命じた地方裁判所判決の仮執行を停止するために必要となった供託金に係る予算の計上を、平成23年10月31日専決処分したものであります。この補正予算の規模は15,000千円になります。
 控訴に至った理由としては、判決では、本市の主張の一部は認められているものの、司法解剖の結果によれば、死因は虚血性心疾患とされているにもかかわらず、死亡の原因を熱傷と断じ、それに伴い浴室設備等説明義務違反や入浴監視義務違反の過失が認められるなど、因果関係等の事実認定に問題がある上に、損害賠償額の減責も著しく低いことに対し不服があるためであります。
 そこで、平成23年10月28日に東京高等裁判所に控訴し、同日、千葉地方裁判所に強制執行停止申立書を提出したところ、仮執行停止にかかる担保として1,500万円を11月4日までに千葉地方法務局に供託するよう指示があったため、早急に供託金を納める必要が生じ、また、議会を招集する時間的余裕もなかったことから、地方自治法第179条第1項に基づき専決処分をしたとのことです。
 自民党としては、このような痛ましい事件に対し、ハード面、ソフト面での再発防止策を講ずることを求め、今回の控訴は已むを得ないものとして賛意を示し、採決の結果、全会一致で可決承認されました。

 議案163号は、前回の補正予算の概要で説明した通り、生活保護費の増加に伴う補正予算であります。この生活保護制度については、国の制度である以上、当局に対し抜本的な是正を求めるのは筋違いかもしれませんが、もう少し実態を調査してもらいたいのが本音でありますし、国に対しても制度の問題点をしっかり報告し、改善を求めるものです。本来ならば、扶助費の基準額も物価にスライドして引き下げるべきでありますが、ここ10年ほとんどその額は変わっておらず、平成17年からは据え置きになっているのは問題であります。はっきり言って、働くよりも生活保護を受けた方が生活水準が上になってしまったら、いくら就労支援をしてもすぐに被保護者に戻ってしまうことは、火を見るより明らかであります。国においては、生活保護制度の抜本的な見直しを要望するとともに、デフレ社会を脱却するために、景気対策をしっかり打つなどの取り組みを望むものです。
 採決の結果、全会一致で可決しました。

 請願第8号の趣旨は、国民が誰でも安心して受けられるよう介護保険の充実を求めるものです。請願趣旨そのものは至極当たり前のことで、請願項目も賛同できる部分がたくさんありますが、本年6月の介護保険法改正において創設された介護予防・日常生活支援総合事業を導入しないようにという請願項目については、確かに制度はまだまだ不透明な部分が散見されるものの、要支援者や二次予防事業対象にとってはサービスの選択肢が増えることから、安易に導入をしないという結論は如何なものかということから、自民党としては反対の意を示し、採決の結果、賛成少数で不採択と決しました。

 請願第10号の趣旨は、国民健康保険事業特別会計に一般会計から繰入を行うことというもので、これも請願趣旨そのものは理解できます。しかし、よくよく内容を見ますと、市民の負担を軽減するために繰入額の増額を求めており、気持ちはわかるものの、現在の本市の納付率が低いことから、まず徴収率の向上を図ること、特に担税力がある未納者を減らすことに注力し、一般会計の繰入を減らすことが先決であり、安易な繰入には反対であります。採決の結果、賛成少数で不採択と決しました。
 ただ国民健康保険制度もそろそろ限界を迎えており、抜本的な改革を国に求めるものです。

 最後に、墓地条例の改正について協議をしました。この改正案は、我が会派から落下傘的な墓地開発を抑制するために、委員会発議という形で条例改正しようと提案したもので、今回は、前回の論点を整理した中で、各会派の意見を聞く予定でしたが、もう一度改正の趣旨は何かという基本に帰ろうという提案がなされ、また会派持ち帰りになりました。このような基本に立ち返るのは大事なことで、我が会派でももう一度しっかりとした議論をしようと思います。
 
 委員会の審査は以上でありますが、思いのほか早く終わったので、都市建設委員会を傍聴してきました。他の議員も結構傍聴にきており、今回の南部蘇我土地区画整理組合の和解の案件がどれだけ注目されているかがわかると思います。
 結局、今回の委員会では結論は出ず、自民党と共産党より参考人の出席を求める動議が出され、逐一採決した結果、土地区画整理組合関係者に対する参考人招致のみが可決しました。次回は12月12日10時より再開されます。
 この件については、昨日の議案質疑によって、千葉市も当該地区に土地を有しており、賦課金が発生することが明らかになりました。つまり、全くの第三者でなく、千葉市も利害関係者になるわけです。こうなってくるとまた話は変わってきます。今後、今回の案件についてどのような結論を出すか、もう一度会派内でもしっかり議論したいと存じます。