明日の千葉を見つめて
活動日記
風雲!名古屋城
11/12/26

 今日は、政令指定都市の若手保守系議員で構成する全国指定都市問題研究会の勉強会及び意見交換会が名古屋市で開催されたので、参加してきました。
 名古屋は雪が降っており、新幹線も大幅にダイヤが乱れていたので、時間通りに到着するか心配でしたが、とりあえず動き出した新幹線に適当に乗り込み、無事名古屋に到着しました。

 まず、「名古屋城本丸御殿復元事業」のレクチャーを受けるため、名古屋城正門前に集合しました。そこで、我々を出迎えてくれたのが、名古屋城のゆるキャラ「はち丸」と話題のイケメン武将隊「名古屋おもてなし武将隊」の清正公と足軽の市蔵でした。この武将隊は、国の緊急雇用対策「ふるさと雇用再生事業」を活用し、ハローワークなどで募集し、オーディションで選ばれた21~31歳の男女10人で、名古屋開府400年を記念して2009年に結成されました。この雇用対策は、「地域内でニーズがあり、今後の地域の発展に資すると見込まれる事業のうち、その後の事業継続が見込まれるもの」が補助対象になっているので、若干使い方としては議論の余地があるかもしれませんが、名古屋のふるさと意識醸成やPRに一役買っており、非常に面白い取り組みだと感心しました。今年度でこの事業が終わるので、この武将隊の存続が危惧されましたが、今後は民営化によって来年度以降も継続することが決まったそうであります。

 武将隊のおもてなしの後は、一般公開されていない東南隅櫓を見学し、一般にも公開されている本丸御殿復元工事現場、工事見学コーナー、木材加工場を見学した後、現場事務所で職員から復元事業の概要説明を受けました。
 この本丸御殿復元事業の趣旨は、「ものづくりの技、心、自然環境の大切さを後世に伝える一大文化事業として、史実に忠実に復元する」ことにあるとのことで、実際に当時の写真や絵図など資料がかなり揃っていることからそれが可能になっているようです。

 復元の意義については「市民の新たな誇りの創出」「名古屋城の価値と魅力の向上」「名古屋圏の活性化につながる大交流の拠点」「匠の熟練の技を後世に継承」にあるとのことで、職員の方も特に交流拠点としての意義を一番重要に考えており、熊本城も復元事業により100万人も来客数が増えたことから、名古屋城も同程度以上の来客数増を目論んでいるようです。現在は、その来客者を回遊させるために「名古屋版おかげ横丁」を創るために町内にプロジェクトチームを立ち上げたところだと伺いました。また、説明の際にも名古屋城WAONカード(売り上げの一部が名古屋市に入る)の宣伝をするなど非常に意欲的で、このような職員の姿勢は大いに学ぶべきだと感じました。ちなみに千葉市にも風太WAONカードがあります。
 この他にも、この事業が昭和60年に構想着手し、時間をかけながらようやく平成18年に全体計画が策定されたものの、河村市長就任時に、マニフェストで復元事業の見直しをうたっていたため、事業の存続が危ぶまれたとの説明を受けました。ただ河村市長は真っ向から反対というわけでなく、「STOP&THINK]ということを主張していたため、市民大討論会を開催し、その結果、8割の市民が継続の意見となったことから、事業も再開されたとのことでであります。このやり方も非常にうまいなと感心しました。千葉市はマニフェストだからということで一方的に凍結や事業縮小を決めてしまいましたが、このような討論会も市民意識の醸成に一役買うと思いますので参考にすべきだと思います。
 

 これらの概要説明を終了後、場所を変えて、メインイベントである意見交換会となりました。やはりみんなの興味は維新の会の動向で、メディアだけではわからない当事者からの生の話を聞けることは本当に参考になります。公募区長制度についても実はすでに堺市で導入しており、あまり効果がなかったとの話も伺っております。この辺は、区役所制度そのものを見直して権限移譲をしておかなければ、パフォーマンス以外の何物でもなくなってしまいますので、この辺も今後の議論となるところだと思います。

 いずれにせよ、このようなネットワークは本当に有意義であり、今後もしっかり活用し、千葉市政にフィードバックしていきたいと思います。