明日の千葉を見つめて
活動日記
千葉笑い
11/12/31

 今日は大晦日。私も地元の迎春祭の準備や事務所の片づけなどでてんやわんや大騒ぎでしたが、昨年より復活した「千葉笑い」を見学してきました。

 「千葉笑い」とは、千葉市中央区千葉寺町にある「海上山 千葉寺(せんようじ)」で行われていたとされる伝統の風習であり、毎年大晦日の夜に、庶民がお面や顔を覆い隠して集まり、奉行・役人から一般人に至るまでの行動の正否・善悪を不平不満を大声でぶちまけ、明け方まで笑いあうという行事でありました。庶民らは大笑いをして1年の憂さを晴らし、すっきりした気持ちで新年を迎えることができ、悪口を言われた方も次の年は笑われまいと行状を慎んだとのことです。また、この日だけは何を言っても不問とされ、政治の改善にもつながることから「声の目安箱」と呼ばれていたといいます。

 私も千葉市の生まれながら、この「千葉笑い」を知ったのは、今回の行事を復活させた千葉笑い復活振興会の中野弘会長(前千葉市議会議員)が「千葉笑い」という歌を発表した時で、今から5、6年前のことだと思います。その時から中野先生から、もっと千葉の伝統行事について知らなければならないと厳しいご指導頂戴してきました。

 昨年の大晦日にようやく先生の想いも成就し、千葉寺の境内でこの伝統行事が復活し、千葉市議会においても「千葉笑い振興議員連盟(会長:宍倉清蔵議員)が立ち上がったところです。

 さらに去る12月11日にも千葉市文化振興財団の主催事業で、この「千葉笑い」を題材にした創作狂言も千葉市民開館で公演がされました。残念ながら私は観覧できませんでしたが、大いに盛り上がったようであります。

 ちなみに公演を行ったのは千葉大学の講義「伝統文化をつくる」を受講する学生や千葉市文化振興財団の「狂言講座」に参加している市民ら約30人で、学生は舞台班、宣伝班、展示班、小道具班など分担し、4月から準備を進めてきたとのことです。狂言の台本も参加学生全員で半年かけて制作しており、まさに地域の文化を地元に根付かせるいい機会になったのではないかと思います。

 

 さて、話を戻しますが、昨年は夜に開催していたのですが、参加者も新年を迎える準備のため、夜は集まりにくいということで今年は14時からの開催となったそうです。

 まず和太鼓の演奏、主催者の挨拶、来賓挨拶の後、千葉笑い復活振興会のメンバー約15人が江戸時代の衣装に扮して登場しました。「貧しくて娘を売らなければならない」「夫がお金を使い込んでしまう。どうしたものか」などと演技した後、参加者全員で大声で笑い合うというのが一連の流れになっております。最初は演技だけかと思いましたが、飛び入りもOKで、現代版の「千葉笑い」として「財政が厳しいのは分かるけど、もっと年寄りの面倒を見ろ」などと叫ぶ方もいらっしゃいました。

 この「千葉笑い」は、嘉永五(1852)年に千葉寺が火事になってしまったことから、絶えてしまったようですが、中野先生の尽力により、復活を遂げることができました。先生は「復活の取り組みをふるさとおこしにつなげたい」とも語っており、我々議連のメンバーも何とか千葉を代表するような行事になるよう力を合わせて頑張りたいと存じます。