明日の千葉を見つめて
活動日記
内閣改造
12/01/13

 年末から話が上がっておりましたが、本日、野田改造内閣が発足しました。現在の陣容では、国会を乗り切ることが出来ないという判断なんだと思いますが、たった4ヶ月で内閣改造を行うのは理解がしがたいです。前々から申していますが、私はコロコロ大臣を変えることには反対です。その理由は既に何度も書いておりますが、省内の方針が一貫せず、内外ともに信頼を損ね、最終的に国益を損ねることになるからです。大臣をコロコロ変えないためにも、選任する際には一番相応しい人を選ばないといけないと思います。そこで、今回の人選について考えてみたいと思います。

・岡田 克也(おかだ・かつや)氏《副総理・行政改革・一体改革》58歳。東大法卒。党代表、外相、幹事長。衆7期(三重3区)
・小川 敏夫(おがわ・としお)氏《法務》63歳。立教大法卒。弁護士。法務副大臣、党参院幹事長。参3期(東京)菅グループ

・平野 博文氏(ひらの・ひろふみ)氏《文科》62歳。中大理工卒。党幹事長代理、官房長官、党国対委員長。衆5期(大阪11区) 鳩山グループ
・田中 直紀氏(たなか・なおき)氏《防衛》71歳。慶大法卒。農林水産副大臣、参院外交防衛委員長、党総務委員長。衆3期参3期(新潟)
・松原 仁(まつばら・じん)氏《国家公安・消費者・拉致》55歳。早大商卒。党国対副委員長、衆院海賊対処・テロ防止特別委員長、国土交通副大臣。衆4期(東京3区)鳩山グループ

 今回の目玉は何と言っても岡田氏の入閣だと思います。先の代表選で野田佳彦首相を支援したものの、自らは入閣を固辞し、陰で支える役に徹していましたが、消費増税実現に向けて行き詰まりを見せて政権運営をテコ入れするために、今回入閣することになりました。その代わりに近年の民主党の顔とも言える蓮舫氏を大臣から外したところであります。この人事が吉と出るか凶と出るかはわかりませんが、内外に不退転の決意を示す上では、この上ない人事であったと個人的には評価できます。

 基本的に、何でこの人を法務大臣に選んだろうという人事が続いていた中で、今回の小川氏の法務大臣就任は妥当なところだと思います。裁判官、検事出身の弁護士で、菅内閣で法務副大臣に起用されていることから、経験においては民主党内で随一だと思います。ただ個人的には菅グループということでまた左寄りの法務大臣という点が若干の気がかりです。

 よくわからないのが平野氏と田中氏の入閣であります。平野氏と言えば、鳩山元首相の側近中の側近で、鳩山内閣で官房長官を務め、直近では国対委員長を務めていましたが、最近は調整能力に疑問が持たれていて、評価が若干落ち気味な状態であります。そういった中で特に問題の無かった中川前大臣を変え、特に文部科学に造詣が深いわけでない平野氏の起用はどういう意味があるのか疑問です。

 防衛大臣については問責決議の対象であった一川氏の更迭は致し方ないものの、その代役が田中氏というのは、なかなか理解がしがたいです。参院外交防衛委員長の経験が買われたのかもしれませんが、私のイメージは真紀子さんの旦那さんでしかありません。

 一番評価できるのは、松原氏を拉致担当大臣に任命したことであります。松原氏は拉致議連の事務局長を務めた経歴を持ち、拉致被害者家族会からの信頼も厚いなど、民主党の中でも保守系議員として有名であります。松原氏の就任によって、少しでも拉致問題が進展することを祈っています。

 今回、内閣改造を断行したことについては評価をしてませんが、内閣を改造した以上、これまでのような無難な政権運営でなく、スピード感をもって我が国が抱える大きな課題に果敢に取り組んでいって欲しいと思います。