明日の千葉を見つめて
活動日記
議案の説明パート1
12/06/14

 今日は委員会予備日で休会となっております。私はほぼ常勤なので、今日も議会に行ってましたが。
 ということで、今回は予告しておりました議案の説明をさせて頂きます。
 第1回目は、議案質疑でも質問が集中した「議案第84号 和解にについて」です。この議案に関連して補正予算も計上しておりますので、議案第75号も関連しています。

 まず、事案の概要ですが、平成23年7月25日付け(契約期間は平成24年2月29日まで)で随意契約により、水ing(株)東関東支店(千葉市中央区富士見町)との間で、千葉市衛生センターにおける設備機器修繕の請負契約を49,350,000円で締結したのですが、この契約の中には本来、競争入札によらなければならない建築設備等(建築、空調、外構設備)の修繕をプラント設備修繕と併せて発注しており、相手方には口頭により全ての修繕を一括で行うことを指示する一方で、契約書類については、建築設備等の修繕を除いたプラント設備修繕のみの設計書を作成したという事案です。随意契約した設備機器修繕に、競争入札によらなければならない建築設備等の修繕が含まれていたことから、本契約は無効としました。
 何故、このことが発覚したかといいますと、昨年の12月に備機器修繕の不適正な契約等があった旨の告発文を受領し、同月から調査を開始したところ、今年の3月に不適正な契約事務等があったことを確認したとのことで、4月には裏付調査を実施して、仮和解書を締結
しました。
 和解の内容ですが、契約は無効となっていましたが、水ing(株)は、実際に発注した内容の修繕を完了しているので、市は相手方に出来高分の金額36,750,000円を支払うことで和解するものです。
 この和解金の考え方ですが、まず分離発注した場合の設計金額を算定し、その金額にそれぞれの落札率を加味したものが想定契約額41,974,000円で、この算定額から一般管理費を除いたものが35,000,000円で、それに消費税を加えた金額が36,750,000円という金額になったそうです。
 補正の理由は、本契約が無効であることから、平成23年度予算では執行できなかったのですが、水ing (株)は修繕そのものを完了しており、市にその出来高分について支払義務が生じているため、和解が成立すれば、速やかに和解金を支出する必要があるため、平成24年度6月補正予算により対応することになりました。

 これが議案の内容ですが、一番のポイントは、なぜこのような不適正な契約を行ったかということです。水ing(株)側に落ち度があれば、もちろん和解は成立しないわけですが、和解に至った経緯を聞いていても、水ing(株)はむしろ被害者のような説明です。一般的にこのような事件は、業者側から何かディベート的なものがなければ、わざわざ随意契約で仕事を発注しないと思うのが自然ですが、そういったことは見られないようです。ということは、どういう動機で不適正と知りながら、このような事件を起こしたかが全く理解できないのです。単なる職務怠慢なのか。制度上のエラーのなのか。
 制度上のエラーであれば、制度を見直すことによって防ぐことはできるかもしれませんが、単なる職務怠慢となると、いくら制度を直したところで、あんまり効果はでないと思います。
 今回の事案は、市に直接的な損失は与えていませんが、何となく市の人事管理やコンプラに問題が残っているようで、根は深いように思われます。
 委員会審査では、可決すべきものと決したようですが、引き続き、事件の解明をしっかりして、再発防止に努めてもらいたいものです。