明日の千葉を見つめて
活動日記
一票の格差
13/03/28

 25日に広島高裁にて「違憲で選挙無効」の判断を下して以来、各地の高裁でも違憲もしくは違憲状態が相次いでます。
 また今日のニュースでも衆院選挙区画定審議会が小選挙区定数を「0増5減」する区割り改定案を安倍首相に提出したと報道がなされていました。
 各党の反応は様々ですが、まずはこの「0増5減」の区割り案を成立させる必要があるでしょう。もっと減らすべきという主張はよくわかりますが、まずはできるところからやっていかないと、結果的には全く何もしていないと一緒になります。
 ただ、是正格差という観点からすると、たしかに2倍以下になるとはいえ、ほぼ2倍近くですし、人口減少社会とはいえ、地方の人口流失、都市部の人口流入が進めば、格差はすぐに広がります。また、大都市だけが議席を増やし、地方が議席を減らしていけば、地方の声が益々小さくなってしまうという問題も浮上してきます。実際に、このまま削減案を進めていけば、そのうち鳥取県は一人区になってしまうでしょうし、人口80万人以下の島根、高知、徳島、福井あたりも微妙になってきます。
 さらに、有権者や選挙を手伝う立場から言わせてもらえれば、頻繁に選挙区割りが変わるのも迷惑です。応援する候補者が変わるというのは非常に複雑な気持ちになります。私も以前、3区から9区へ変わった時に、支持者の方から色んな意見をいただきました。特に最近は政党で選ぶより、人物で選ぶ傾向になっているので、その思いは段々強くなっていくだろうと思います。

 以上の論点を整理していくと、どうせやるなら抜本的な改革をした方がいいという意見になります。とはいえ、抜本的な改革には時間を要するので、まずはできることからやって、引き続き議論していくというのは普通の考え方だと思います。今後の最高裁の判決では、改善する姿勢を評価してもらって、違憲とかの判断をして、抜本的な改革を急かさないようにお願いしたいですね。(何で私がお願いしてるんでしょうか??(笑))

 折角なので、私の選挙制度に関する思いも書かせて頂きます。そもそも日本の政治風土からすると、小選挙区制度はあまり馴染まないというのが以前からの私の主張です。どうせなら、この一票の格差是正に合わせて、中選挙区制度の復活を求めたいと思っています。また合わせて参議院のあり方も見直していくべきだと思います。ここまで来ると格差是正という小さな論点ではなく、日本の政治制度改革に話が及んでしますね。でも、この際ですから、さらに持論を展開させて頂くと、「衆議院は完全に有権者の人数によって配分し、選挙区割りも中選挙区へにして一票の格差というものを最小にする努力をする。参議院は【良識の府】として、より専門性を発揮させるため、票の格差にとらわれず、各県一人の選出(知事や市長などの兼務可能)と全国区から選出や各種団体推薦枠などを設けて、政党選挙にしないようにする。」というのは如何でしょう。これによって、二院制の意味もさらに増してきますし、衆議院では地方の声が弱くとも、参議院では相対的に地方の声が強くなります。非常に稚拙な案で、課題はたくさんあるとは思いますが、削減や票の格差是正だけにとらわれず、是非国会のあり方そのものも議論して頂きたいと思います。