明日の千葉を見つめて
活動日記
精神論?!
14/06/27

 題名をご覧になってピンと来た人も多いと思います。

 昨日の朝日新聞や今朝の東京新聞に千葉市議会の記事が掲載され、私のところにもいくつか問い合わせが来ています。
 何の件かといいますと、請願第8号「小中学校・特別支援学校のすべての教室にエアコンの設置を求める請願」が不採択になったに関して、反対理由として「精神論」が取り沙汰されている件であります。

 事の発端は、ある方のTweetのRTが5000件を超え、当初ライブドアニュースに掲載されたことだと思います。その時は、事実無根として、特に抗議する必要なく、静観していようと思っていましたが、さすがにテレビや新聞で一方的な報道をされると影響も大きいので、こちらとしてもしっかり自分たちの主張を述べなければならないと思い、当ブログでもで書かせて頂きました。長文になるのでご容赦願います。

 まず、大前提としては、東京新聞の記事にもあったように、昨年の第4回定例会において、我が会派から「公立学校への空調設備導入に関する意見書」を提案し、議会運営委員会で全会一致になったことにより、委員長提案という形で意見書が提出され、可決成立しております。また、先般も我が会派の幹事団が市内選出の衆参両院の国会議員に対しても同様の要望活動をしていますし、市長へ提出する会派の要望書にも毎年掲載させて頂いております。つまり、我が会派はエアコン設置に関しては「推進」の立場を採っていることをまずご理解頂きたいと思います。

 その上で、何故今回不採択としたかといいますと、記事にもあるように、エアコン設置には、約76億円かかります。また、当然電気代もかかるので、現在の高熱水費に約8000万円(冬の灯油代やガス代を差し引いた金額)を加わえなければなりません。ここは国の補助はありません。当然、市単独でもやれないわけではないですが、恐らく現在の財政状況下ではせいぜい10校づつぐらいしかできなく、全ての学校に設置し終わる前に先に設置した学校の更新も始まってしまいます。(エアコンの耐用年数は15年と言われている。)さらに現在の補助制度でも基準単価が安すぎるので、実質6分の5は市で持ち出さなければなりません。つまり、予算確保の裏付けのないまま、実際に進めるのは難しいのです。
 今回の請願では、その財源確保策として、大型開発をやめれば回せると記載されています。どの事業を大型開発といっているのか判りませんが、例えば、これから整備予定の千葉駅西口再開発B工区では、特定事業者が再開発ビルや公園等の整備費用(約110億円)を捻出することになっており、市は都市計画道路千葉港黒砂台線上空に架設するペデストリアンデッキの整備費のみ負担予定で、概算費用として約3億円程度を想定しているそうです。その工事の際には国庫補助金等の導入を想定しており、その場合は4割補助となる見込みなので、市費は約1.8億円程度の導入となるの伺っています。このように、ほとんどの開発事業が国費と市債で賄っており、民間活力の導入を図るなど、経費の圧縮に努めているところであり、仮に中止したとしてもエアコン設置費用をここから捻出するのは難しいと思います。つまり、財源確保に関する考え方の相違が今回の不採択の大きな理由であり、共産党以外の全ての会派が反対しているのもこの部分だと思います。

 次にトイレの設置が優先とありますが、これも大きな誤解で、トイレだけを改修しているのではなく、校舎の老朽化対策、給食室のドライ化と合わせて、現在、トイレの洋式化・ドライ化を進めています。以前も壁の崩落があったように、子どもたちの安全確保のためにも校舎の老朽化対策は喫緊の課題です。

 以上のことから、総合的に判断し、我が会派としては不本意ながらも今回の請願については不採択という判断をさせて頂きました。

 最後に「精神論」の件ですが、これは我が会派の議員が自分の経験に基づき、そういう考え方もあるという一つの例を挙げただけに過ぎず、精神論を持ち出して我慢しろという意見は言っておりませんし、ましてやそれを反対理由にはしていません。
 ここ最近、マスコミでは政治家の一部の言葉だけは書き出し、批判や断罪をしておりますが、発言の自由を侵害しかねず、誠に遺憾であります。今回の件は事の発端も恣意的でありますが、マスコミが特に自民党だけが反対したような書き方をしていることにも恣意的なものを感じざるを得ません。まだ議事録は公開されていませんが、是非発言の全てを観てから判断して欲しいと思います。

 もう一点気になるのが、ご批判を頂いたメールの内容や電話などを見聞きしていると、どうも市が提案した予算案や議案を自民党が否決したと勘違いされているのではないかと思われる節があることです。仮に市が全教室にエアコン整備しようと予算も確保しているのに精神論を持ち出して反対したら、さすがの私も怒ります。お気持ちは十分わかりますが、これもマスコミの完全なミスリードであると言わざるを得ません。マスコミの表現に惑わされることなく、是非中身をしっかり確認して頂ければ幸いです。できれば、何故、他の会派も反対しているにも関わらず、「精神論」という一部の言葉だけを切り出して、さも自民党だけが反対しているような表現をするのか、ということも今一度考えて頂きたいと思います。

 以上、今回の報道に対して自分の想いを書かせて頂きました。多少行き過ぎた表現があるかもしれませんが、ご容赦賜りたいと思います。いずれにしましても、今後もエアコン設置に向けて、国や市に要望を続けていく所存ですので、益々のご指導ご理解ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。