明日の千葉を見つめて
議会レポート
平成17年度第2回定例会(市議会レポート24号)


残暑お見舞申し上げます。
 大変暑い日々が続いておりますが、皆様には益々ご健勝でお過ごしこととお慶び申し上げます。
 また、去る6月19日執行の千葉市長選挙におきまして、鶴岡市長が2期目の当選を果たすことができましたことは、皆様の絶大なるご支援の賜物と心より感謝申し上げます。
 さて、皆様もご存知の通り、去る8月8日の参議院本会議において、郵政民営化法案が否決され、衆議院が解散いたしました。これにより、8月30日(火)が公示、9月11日(日)が投票日となり、知事選、市長選に続き、選挙戦に突入します。皆様には多大なご迷惑をおかけしますが、ご理解・ご協力のほど宜しくお願い致します。
 今回の選挙では、「何故"郵政"ごときで解散するのか?」「他に重要な課題が山積しているのでは?」というご意見をよく聞きます。たしかに、経済、外交、年金、憲法問題等々、他にも重要な政治課題が山積しております。しかしながら、ここまで小泉首相が郵政民営化に拘るのは、単に構造改革のシンボリックなものということだけでなく、郵貯や簡保の350兆もの膨大な資金がこれまで特殊法人が発行する財投機関債や特殊法人のために国が発行する財投債の受け手になり、公社、公団、政府系金融機関が生き延びるための資金源として、大きな無駄を生じさせると同時に、政官の癒着の温床になっていたものを、民間に流れることによって、経済の活性化が大いに期待できるとともに、政官の癒着構造の改革にも繋がることになるからであると私は考えます。
 反対派からは、「過疎地から郵便局がなくなる」「外資に乗っ取られる」「やり方が乱暴で強権的だ」「時期尚早だ」などの話を聞ききますが、過疎地においても民間事業者はきちんと郵送物を届けておりますし、金融機能についてもIT機器を駆使することで十分対応可能です。どうしても必要となれば、許認可権を活用し、民間事業者に行政指導をすればいいわけで、民間企業も住民も知恵を出し合えば解決できる問題だと思います。また、外資に乗っ取られるという発言は現在のグローバル経済を判っておらず、必要以上に保護すれば民間金融機関の圧迫にもなり、ひいては日本の国際競争力を低下させることになります。さらに方法論や時期についての話は、議員としては最低レベルの話で、これまで郵政民営化については党内で十分議論してきておりますし、一旦党の方針として決定すれば、それに従うのが政党政治の正常なあり方であります。そのことを判らずに自分の主張だけを繰り返すのは、ただのエゴに過ぎず、むしろその手法の方が強引とも言えます。また時期についても先送りにすることは、さらに無駄を生じさせることになりますから、まさに論外と言えます。
 政治家というのは、政策と政策をぶつけ合うのが真の姿であり、対案も出さずにただ"反対"としているのは、議論と呼べるものではありません。そういう意味においても、今回の郵政民営化問題は議員の資質を見る上でも、非常に重要な問題提起となったと思います。皆様にも是非郵政民営化についてじっくり考えていただき、今度の衆議院選挙に臨んで頂きたいと存じます。
 また、この若葉区を含む9区から立候補予定の水野賢一前衆議院議員は、今回の解散に伴い、亀井派から正式に脱会しましたが、これまでも亀井派に属しながらも、総裁選挙では小泉首相に投票し、郵政民営化には早々に賛成を表明しておりました。外交問題や環境問題にも明るく、政策で勝負できる貴重な議員であると高く評価いたしており、今回の選挙においても、私は全力で応援していく所存でございますので、皆様にもご理解を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

平成17年度第2回定例会より
議長には我が会派から石井氏が選出

 平成17年度第2回定例会は、6月28日に召集され、7月13日に閉会しました。
 今議会では、市長提出の議案26本、議員からの発議として条例案が1本、意見書が1本、市民からの請願5本、陳情3本、人事案2本を審議いたしました。
 その結果、市長提出のすべての議案については全員一致もしくは賛成多数で可決、議員発議については条例案が否決、「住民基本台帳法の改正を求める意見書」は1会派を除き可決、請願については継続審議中だった「産業廃棄物最終処分場建設計画に関する請願」が議会初日に採択送付された他、同じく継続審議中だった1号が撤回、昨年から継続審議となっていた13号と追加提案された6号が継続審議、残り1件が不採択となり、陳情についてはすべて不採択となりました。
 議会の冒頭で、再選を果たした鶴岡市長が「千葉市を、住みやすく、働きやすく、訪れて楽しい都市にするため、これまでも取り組んできた都市イメージの確立や子育て支援策をはじめ、防災や防犯、バリアフリーなど、子育て中の方から高齢者・障害のある方など、すべての方がいきいきと暮らせるまちづくりを目指す」と2期目の抱負を述べに、さらに「市役所の全職員が、サービスの受け手の立場に立った『市民視点』や、納税者の立場から見て納得できる税金の使い方であるかどうかという『納税者視点』を常に意識し、緊張感をもって職務にあたるよう努める」と決意のほどを述べました。
 また、6月議会は例年通り、議長の改選が大きな話題なりますが、今回も昨年に引き続き比較的スムーズに決まり、我が会派から石井茂隆議員(緑区・3期)が選出されました。
 さらに、各委員会の選任も行われ、私は、一昨年、昨年に引き続き、3年連続で議会運営委員に選任され、また常任委員会は1年ぶりに経済教育委員会に所属することになりました。
 さて、今議会から、本会議を含むすべての会議において、議員も職員もノーネクタイ、ノー上着の所謂「クールビズ」とすることを申し合わせました。襟元は緩みますが、気持ちまで緩めることなきよう、慎重審議に努めて参りたいと存じます。また、9月23日まで、皆様とも軽装でお会いすることになりますが、ご理解下さいますようお願い申し上げます。
 以下、今議会で可決した議案を簡単に説明します。
 今定例会に提案された議案件数は、全体で26件で、その内訳は、『専決処分』が3件、『条例案』が9件、『一般議案』が14件となっております
 88~90号までの3議案は、いずれも専決処分についての承認であり、88号は、非常勤消防団員等に係る損害補償の基準を定める政令の一部改正に伴い、障害補償等に係る障害の等級を改定したもので、89号は、平成17年7月1日の旭市、海上町、飯岡町、干潟町の廃置分合に伴い、千葉県自治センターを組織する地方公共団体の数の減少について、関係地方公共団体と協議をしたもので、90号は、89号同様合併に伴い、千葉県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及び規約の改正に関し協議したものです。
 91号は、地方税法の一部改正により、長期避難指示に係る被災住宅用地等に対する固定資産税等の課税標準の特例措置が創設されたことに伴い、その適用を受けるための被災住宅用地の申告書等の提出期限の特例措置を設けるもので、92号は、「痴呆」という用語を「認知症」に整理するもので、93号は、若葉保健福祉センターの供用開始により、旧千葉市都賀保健センターの1階部分の跡地利用として新たに「千葉市都賀いきいきセンター」を設置するもので、94号は、国民健康保険法施行令の一部改正に伴い、保険料の賦課総額の算定基準を改めるものです。
 95号は、障害者基本法の一部改正に伴い、96号は、民法の一部改正に伴い、97号は、大気汚染防止法の一部改正に伴い、いずれも規定の整備を図るもので、98号は、独立行政法人日本スポーツ振興センター法施行令の一部改正に伴い、共済掛金の額を改定するもので、99号は、消防団員の退職報償金の額を引き上げるものであります。
 100~105号までの6議案はいずれも債務負担行為の償還時期を迎え、都市整備公社より財産の取得を行うもので、子和清水調整池、新宿小学校の屋内運動場、あすみが丘小学校の校舎、金沢小学校の校舎、扇田小学校の校舎、有吉中学校の校舎及び屋内運動場について、財産の取得を行い、106号は、導入から14年が経過した消防ヘリコプター「おおとり」を更新するに当たり、消防活動上効果的な特殊機材を装備した消防ヘリコプターを取得するものです。 107号は、看護師養成施設新築工事、108号は、同施設の空調設備工事、109号は、千葉市立千葉高等学校改築敷地造成工事、110号は、千葉市営住宅仁戸名町団地建替事業建築主体工事について、それぞれ工事請負契約を締結するもので、111号は、消防ヘリコプターテレビ電送システム及びヘリコプター高度化資機材について、製造請負契約を締結するもので、112号は、外房線誉田駅自由通路新設工事について、113号は、新港横戸町線京成電鉄千葉線交差部工事について、それぞれ工事委託契約を締結するものです。
 114・115号は、監査委員の選任で、議会より萩田章議員、伊藤晶議員が選任されました。
以上が、今回の議会報告になります。