明日の千葉を見つめて
議会レポート
平成18年度第2回定例会(市議会レポート28号) 一般質問

◯議長(三須和夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 一般質問を続けます。11番・小川智之議員。
  〔11番・小川智之君 登壇、拍手〕


◯11番(小川智之君) 自由民主党千葉市議会議員団の小川智之でございます。
 質問に入る前に、去る3月23日に御逝去されました稲垣昌彦議員に対し、謹んで哀悼の誠をささげるとともに、心よりお悔やみ申し上げる次第でございます。また、このように前回の3月議会では中本議員の追悼の意を述べさせていただきましたけど、このように連続して議員が亡くなるということは非常に悲しいことであります。ぜひ、議員各位におかれましては、来年いよいよ皆さんにとって大切な選挙を迎える年でございますので、健康には十分留意してくださいますよう、心よりお願いを申し上げる次第でございます。
 さて、今の悲しい話題ばかりじゃなく、先般、千葉市動物公園のレッサーパンダの風太君に双子の二世が誕生いたしました。昨年は千葉の時代だと言われまして、レッサーパンダの風太君が立って、そして千葉ロッテマリーンズが優勝して、ジェフユナイテッド市原千葉がナビスコカップで優勝したという感じで、昨年はまさに本当に千葉一色という感じでしたけども、今年もそのレッサーパンダの風太君の二世の誕生に始まり、昨日はなんと千葉ロッテマリーンズが交流戦V2を見事達成されました。V2というのは初優勝よりも難しいといわれておりまして、そのV2を達成されたということは、本当に千葉ロッテマリーンズという球団は強くなったんだなというふうに改めて感じさせていただいたとともに、今度ワールドカップにジェフユナイテッド市原千葉の巻選手が出場しておりますけれども、まだ実際の出場機会というのはないんですが、ぜひブラジル戦におきましては巻選手にゴールを決めてもらいまして、その勢いでジェフも優勝していただく。そうすれば、今年もまた千葉の時代だねと、きっと全国の皆さんに言われるんじゃないかなというふうに思っております。私も今ある団体で全国大会の実行委員長を務めさせていただいています。来年その大会があるんですけれども、大体4,000人から5,000人ぐらい千葉に来るという大会でして、この千葉の勢いが来年まで続いていただきますと、この大会も非常に盛り上がるんじゃないかなというふうに考えております。
 いずれにいたしましても、今回の質問を通してもいろいろ述べさせていただきますが、この都市間競争を迎える中で、やはりこの千葉というものをいかにしてアピールしていくかというのが非常に重要になってきますので、ぜひ、当局におかれましては、その辺を留意しながら今後の市政運営に努めていただきたいなというふうに思います。
 それでは、通告に従いまして一般質問を行わせていただきます。
 最初に、行政改革の推進計画についてお伺いいたします。
 行政改革のさらなる積極的な取り組みを促進するため3月から通常国会に上程されておりました行政改革関連5法案が、去る5月26日午前の参院本会議で与党などの賛成多数で可決、成立いたしました。特に、簡素で効率的な政府を実現するための行政改革の推進に関する法律、いわゆる行政改革推進法は、簡素で効率的な政府の実現を目標に掲げ、政府金融改革、独立行政法人の見直し、特別会計改革、総人件費改革、資産及び債務に関する改革の五つを重点分野とし、関連諸制度の改革との連携として、公務員制度改革、規制改革、競争の導入による公共サービスの改革、公益法人改革、政策評価の推進についても盛り込まれた、小泉政権の総仕上げともいえる法律になっております。
 また、あわせて競争の導入による公共サービスの改革に関する法律、いわゆる市場化テスト法も成立し、官から民への流れが急速に進展するものと思います。
 一方、本市においても、昨年の3月に国から全国の地方自治体に通知された地方公共団体における行政改革の推進のための新たな指針、いわゆる新行政改革指針に基づき、今年の2月に計画期間を2年延長し、現行の計画に不足する項目を新たに加えるとともに、取組内容の充実を図るため、千葉市新行政改革推進計画を改定したところであります。
 そこで、1点目といたしまして、今回改定された新行政改革推進計画は、改訂前と比べ具体的にどのような点を変更したのか、お伺いいたします。
 2点目といたしまして、この行政改革推進法の成立に対する本市の見解、評価をお伺いいたします。また、この成立を受け、本市の行政改革推進計画にどのような影響を与えるのか。さらに、行政改革推進法では地方自治体に対し地方公務員を5年間で4.6%以上純減するように要請いたしておりますが、具体的にどのような手法でその目標を達成させるのか、お伺いいたします。
 3点目といたしまして、今回同時に成立しました市場化テスト法について、新行政改革推進計画の中には明記されておらず、昨年の第3回定例会における私の一般質問の中でも、市場化テストについて、先進自治体や国の動向を注視しつつ、適切な対応を図ってまいりたいとの答弁がありましたが、今後の対応につきまして、お伺いいたします。
 次に、組織、機構の見直しについてお伺いいたします。
 昨年の第3回定例会の一般質問でも、市民に最も身近な区役所に権限を委譲し、積極的に活用していく庁内分権を進めていく必要があると主張させていただきました。横浜市では、区役所において満足度の高い行政サービスを提供するための取り組みとして、地域行政機能の拡大、強化を推進しており、この一環として庁内公募による区長の任命や副区長制を導入したほか、保育に関する業務などの局から区への移管を行い、さらに、区役所の執行体制について区長が必要に応じて自律的に一部の組織、機構の組みかえを行うこととする制度を導入いたしました。また、仙台市では、2004年度に区役所組織のあり方検討委員会を設置し、区制改革に取り組み、その一環として昨年度は区の予算執行権が一部広げられ、今年度から区に認める予定の予算要求権とあわせ、範囲の拡大が検討されていると伺っております。
 私は、区制改革の一環として、執行体制の強化だけではなく機能強化も図っていくべきだと考えております。本市では土木事務所、公園緑地事務所、環境事業所等が各区に配置されており、さらに保健福祉センターを各区に整備されているところであり、きめ細やかなサービスがなされているところでありますが、各事業所ともばらばらに配置されており、市民も不便を感じております。そこで、このような状態を改善し、区役所における真のワンストップサービスが実現するためには、各事業所の窓口を区役所に設け、区役所に行けばほとんどすべての用件をこなせるという区役所の総合化を図るべきだと考えますが、当局の見解をお伺いいたします。また、区役所の執行体制の強化についても、あわせてお伺いいたします。
 次に、人材育成と活力の発揮についてお伺いいたします。
 行政改革の推進のかなめは、やはり職員一人一人の意識改革にあると思います。そのためには、職員の積極性や能力が発揮できる環境づくりをすることが重要です。これまで職員の昇任、昇格については横並び、年功序列が基本となっており、言い方は悪いのですが、働いても働かなくても一緒という状態で、職員の積極性を阻害している傾向がありました。推進計画では、取組項目の中に人材育成と活力の発揮を掲げ、八つの具体的な施策が上げられ、特に、勤務評定制度の充実を図ったり、公募型人事制度を導入したりと、積極的に人材育成に取り組もうという姿勢については高く評価いたしております。しかし、まだまだ有効に機能しているとは言いがたく、人事制度の改革は喫緊に取り組むべき重要な課題であると思います。
 人事制度の改革の一つに昇任試験制度が挙げられます。他の政令市では横浜市、神戸市が古くから導入しており、そのほか名古屋市、北九州市、札幌市、京都市などと、多くの自治体でこの昇任試験制度を採用しております。この昇任試験制度は公平、平等、客観性が高く、人材を早期に発見でき、能力主義に基づく人事管理ができる制度であり、本市の推進計画内でもこの昇任試験の導入を掲げております。
 一方で、人物本位の登用や職務遂行能力の判断ができにくく、近年では受験率の低下が問題視されるなど、制度の問題点も指摘されているところです。
 そこで、この昇任試験制度について、他市では係長昇任で採用しているケースが多いですが、本市ではどのようなかたちで導入されるのか。また、先進市で指摘されている問題点についてどのように対応していくのか。さらに導入までのスケジュールについてお伺いいたします。
 次に、市内の貝塚群の利活用についてお伺いいたします。
 現在、本市には130カ所以上の貝塚が存在しており、国指定史跡の加曽利、荒屋敷、犢橋、月ノ木を初め、草刈場、園生、花輪など、大規模環状貝塚が集中している地域であり、世界一の貝塚地帯といえると思います。しかしながら、これらの貝塚の多くは有効に活用されておらず、保存すらままならない状況であります。去る5月19日、私の地元であり市長の自宅からもほど近くにあります加曽利町の花輪貝塚が、国の文化審議会におきまして国史跡指定の答申がなされたところであり、市当局の御努力に心より感謝申し上げます。地元からも感謝の声がありましたが、今後はきちんと保存していただくとともに、市民に身近な貝塚として有効利用できるよう要望が参ってきております。
 さて、これらの貝塚群を有効利用する際に思い浮かぶのが、以前より掲げられております縄文の森構想であります。この縄文の森構想は、昭和61年に基本構想を策定し、その後、自然環境調査や土地権利者調査などを実施し、平成5年に基本計画を策定しておりますが、その後、大きな進展もなく現在まで至っております。
 そこで、縄文の森構想の現在の進捗状況と今後の展開をお伺いいたします。
 次に、文化振興についてお伺いいたします。
 我が国は高度成長期を終え、グローバル化、高度情報化の進展に伴い、成熟社会へと発展しております。このような成熟社会というものは、物の豊かさから心の豊かさへと社会的な価値観も変化しており、余暇の増大、生活様式の多様化に伴い、ゆとりや潤いというものが求められてきております。このような、生活にゆとりや潤いを与えるものが文化であり、今後、行政が積極的に取り組んでいかなければならない重点分野であると考えます。
 このような時代の要請に対し、本市では、市民、企業、教育機関等と行政が連携を図り、個性豊かな新しい千葉文化を創造し振興していくため、その基本的な考え方や施策の方向性を示す指針として、平成11年の3月に千葉市文化振興マスタープランが策定されたところであります。このマスタープランでは、個性、世界性、市民主体を基本目標として掲げ、千葉文化を担う人づくり、文化活動の場づくり、多様な文化活動のネットワークづくり、文化の見えるまちづくり、行政の文化化を柱に施策展開を図ることが明記されております。
 そこで、1点目としまして、この文化振興マスタープランの策定から既に7年が経過いたしましたが、これまでの取り組みの具体的な成果、今後の展開についてお伺いいたします。
 2点目は、施策展開の柱として掲げている、千葉文化を担う人づくりについてであります。
 多くの先人が長い間築き上げてきた文化を保存、継承していくとともに、多様で優れた文化芸術活動を展開していく上では、芸術家、文化芸術団体、行政、企業の協力のみならず、文化ボランティアとして多くの市民に参加してもらうことが、新しい公の創出として重要であると考えます。
 そこで、文化ボランティアにつきまして、本市の取り組みと今後の展開、展望をお伺いいたします。
 3点目は、文化活動の場づくりについてであります。
 これまで、本市では、文化活動の拠点施設としてコミュニティセンターや公民館などの整備などを図り、現在では各区に地区ホールを整備するなど、その取り組みに対し高く評価いたしております。しかし、市民の文化活動の場に対するニーズは依然として高く、さらなる充実が求められております。
 このような文化活動の支援施設として、駅前にあるぱるるプラザ千葉は多くの市民に親しまれており、特にホールについては市内でも音響ではトップクラスのすばらしい施設だと伺っております。しかし、過日の新聞報道によれば、郵政公社の民営化に伴い廃止されるとのことで、市民からも施設の維持を要望する声が上がっております。
 そこで、このぱるるプラザ千葉の廃止に伴う本市の対応についてお伺いいたします。
 次に、ホームタウンの推進についてお伺いいたします。
 冒頭でも申し上げたとおり、昨年の千葉ロッテマリーンズの6冠達成、ジェフユナイテッド市原千葉のナビスコカップ優勝と、プロスポーツを通じて千葉という名を全国に広めることができたことは非常に喜ばしいことであります。私の周りでは、マリーンズやジェフの試合が見たいのでチケットの手配をしてくれないかという依頼も多くあり、チケットをもらってもだれも行ってくれなかった時代と比べると隔世の感がいたします。このように、市民の皆さんが本市を本拠地としているプロスポーツにこれまでにないほど関心を高めているときに、今年度から公園管理課内にホームタウン推進室を設置したことは、非常に時機を得たものと高く評価いたしております。
 しかしながら、これだけ関心が高まったとはいえ、観客動員数はいずれのチームとも他球団に比べ非常に少なく、平日開催では空席が目立ち、人気球団との対戦では下手をすると相手チームのファンに圧倒されてしまうこともあります。今後は、この市民の高まった関心を単なる興味、関心レベルにとどめず、熱烈なファンになるまで引き上げ、強くても弱くても常に球場が満員になるような施策を展開していただきたいと思います。特に平日の観客動員をふやすためには、地元のファンを拡大していくことが一番の解決策だと思われます。そういう意味におきましても、今後のホームタウン推進室の役割は大変重要なものであります。
 Jリーグでは、発足当時から地域密着を理念として掲げ、この理念をわかりやすく訴求するために、Jリーグ100年構想、スポーツでもっと幸せな国へというスローガンを掲げ、地域に根ざしたスポーツクラブを核としたスポーツ文化の振興活動に取り組んできております。
 特に、新潟市のアルビレックス新潟は、本拠地としているビッグスワンが駅からも遠く非常に不便な所にあるにもかかわらず、常に4万人を超える観客動員を誇っていることは驚きに値します。これほどの盛り上がりを見せる背景には、やはり球団の努力もさることながら、地域、行政が連携してアルビレックスのホームタウン推進事業に協力してきたからできたことであります。その事業内容を見ましても、サッカーだけでなく、ゲートボールやウオーキング、スキーやスノーボードなど、老若男女、だれでもできるスポーツを支援し、底辺の拡大を図ってきております。
 また、私が3年前にカナダのノースバンクーバーに行ったとき、ちょうどバンクーバーに本拠を構えるカナックスというホッケーチームがプレーオフに進出しており、カナックスのユニホームを着た人やカナックスの旗を立てた車が数多く走っており、まさに町はカナックス一色でありました。本市においても、いずれこのような状況が来ることを望みます。
 そこで、まず、これまでホームタウン推進施策としてどのようなものを行ってきたのか、また、今後はどのようなものを行っていくのか、お伺いいたします。
 ホームタウン化が進んでいるところは、行政、球団、市民の連携がうまく取れており、ホームタウン推進協議会といった形で事業を推進しております。
 そこで、このような協議会の設立について、本市の見解をお伺いいたします。
 球団を真に地元の球団にする方策として、2軍の誘致があります。若手時代から選手を応援することによって、より熱烈なファンを獲得することができ、選手も千葉を生活拠点とするため、より親近感がわいてきます。現在、千葉ロッテマリーンズの2軍はさいたま市にあり、現在活躍中の西岡選手や今江選手は、レギュラーに定着するまで、マリンスタジアムでの試合のときはわざわざ浦和の寮まで2時間かけて帰っていたそうです。若手の選手にとって試合後の練習は大事であるのですが、寮が遠くにあるため、満足に練習ができませんでした。現在はホテルを取ってあるそうですが、現在1軍2軍を行ったり来たりしている選手にとっては、この状況は非常に過酷であると言わざるを得ません。千葉ロッテマリーンズが真に強い球団になるためにも、2軍を本市に誘致すべきではないでしょうか。
 そこで、マリーンズの2軍誘致に対する本市の見解をお伺いいたします。
 Jリーグのチームとプロ野球のチームの本拠地を抱える市は、本市のほかに札幌、仙台、横浜、名古屋、神戸、広島、福岡と数えるほどしかなく、これだけでも本市は非常に恵まれた環境にあるといえます。さらに、競輪もスポーツの一つでありますし、少しエンターテインメント性が強いのですが、千葉市にはカイエンタイドージョーというプロレス団体も存在しております。これだけさまざまなコンテンツを持つ千葉市は、まさにスポーツの町と呼ぶにふさわしい都市であります。
 そこで、ホームタウン推進室では、野球やサッカー以外のプロスポーツの支援や誘致についてどのように考えているのか、お伺いいたします。
 次に、いずみグリーンビレッジについてお伺いいたします。
 私の住む若葉区は、本市における農業振興地域のおよそ半分が分布している、自然環境に恵まれた区であります。中でも鹿島川流域を中心とする東部地域は本市の主要な農業地域で、主として露地野菜中心の農業が営まれておりますが、農業従事者の高齢化や後継者不足による遊休農地の増加傾向など、構造的な課題を抱えております。また、農産物の輸入自由化による価格の低迷や、安全安心な農作物の供給といった消費者ニーズの多様化によって、生産者は、経営面を含めたさまざまな問題に直面しております。
 一方で、近年、自然志向の高まりから、都市部の市民より、農村部の緑豊かな自然やその景観が、ゆとりや安らぎの空間として期待されております。このような状況にある農業、農村は、市民への食料生産供給のみならず、洪水防止、水資源の涵養や大気浄化などといった多面的機能を有しており、防災や環境面からも保全していく必要があると考えております。そのためには、農業と地域の魅力を強くアピールし、都市部の市民に農業を理解してもらうこと、さらに、農業、農村の持つ多面的な機能を守り、農業者にとって希望の持てる、活力ある地域づくりに向けた取り組みが必要であると考えます。
 こうした中、本市では、平成13年3月にいずみグリーンビレッジの計画が策定され、いろいろな準備段階を経て、16年度に富田地区に駐車場とトイレ、休憩施設が整備され、事業の一端が見えてきたところであります。この施設が整備されたことにより、地域を訪れるボランティアを初めとする市民の皆さんと地域の方々との交流が活発になったと伺っており、地域の活性化に取り組む方々も、今後の事業の推進に大いに期待するものと思います。
 そこでお伺いいたします。
 1点目は、計画策定から5カ年が経過しましたが、現在の進捗状況はどうか。
 2点目といたしまして、今後の展開についてお伺いいたします。
 次に、フラワー散歩道の整備についてお伺いいたします。
 最も気軽でお金のかからない健康法としてウオーキングが注目されてから久しくなりますが、そのブームも陰りを見せることなく、ウオーキング人口は年々増加しております。私も以前から体力づくりのため、朝、ランニングやウオーキングをしたりしておりますが、特に坂月川の管理用道路が舗装されて以来、メーンコースとしてこの坂月川近辺を利用しており、多くの市民の方々にとってもこの坂月川の管理用道路は親しまれております。また、本市が緑化推進事業として取り組んできたフラワー散歩道施策のおかげで、河川敷に、春には菜の花、秋にはコスモスが咲き乱れるなど、散歩に来る人の目を楽しませ、市民からの評判も非常によく、坂月川周辺のウオーキング人口はますます増えていっております。
 一方で、多くの要望も聞かれます。その多くは、管理用道路が経年劣化により陥没したり、舗装がめくれるといった、管理用道路の舗装修理についてであります。せっかく健康のために歩いているのに、転んでけがなどをしては元も子もないので、早期の整備を望みます。
 また、お年を召した方や病気等で体力が著しく低下した方々からいただくのが、休憩所となるポケットパークやベンチの設置の要望であります。ウオーキングは、健康の保持だけでなく、リハビリテーションとしての役割も果たすことができ、体力に合わせたウオーキングをするのに、休憩所となるポケットパークやベンチの設置は欠かせないものと考えます。
 そこで、1点目は、管理用道路の舗装修理について。
 2点目は、散歩する方の憩いの場としてポケットパークの整備やベンチ等の設置に対する当局の見解をお伺いいたします。
 また、現在のフラワー散歩道は春の菜の花、秋のコスモスだけとなっており、最盛期に見ますと非常にきれいなのですが、毎日歩いている人にとっては感動も薄れていくのが実情であります。
 そこで、河川敷の範囲を区切り、さまざまな花を植えることによって、散歩をしている人が四季折々の花を楽しめるフラワー散歩道にしていくべきだと考えますが、当局の見解をお伺いいたします。
 さらに、今後のフラワー散歩道整備事業の展開についても、あわせてお伺いいたします。
 最後に、外房有料道路についてお伺いいたします。
 市内には数多くの憩いの場所があり、中でも昭和の森は、休日ともなれば、若葉区のみならず市内各所から、小さなお子さんを持つ家族連れでにぎわっております。私の住む若葉区から昭和の森のある緑区や茂原方面に向かう場合、ほとんどの方が都市計画道路磯辺茂呂町線を南下し、大宮団地を通り、赤井交差点か鎌取交差点を左折して、県道千葉大網線、いわゆる大網街道を利用しているのが実情です。
 しかしながら、大網街道は主要な交差点で渋滞している道路であり、特に誉田駅周辺では慢性的に渋滞を引き起こしているため、多くの方が不便を感じております。一方で、大網街道と並行している千葉外房有料道路の交通量は、大網街道の3分の1にすぎないと伺っております。渋滞もなく安全に走ることができる外房有料道路が利用されない理由は、約14キロの利用料金が620円と他の有料道路より割高感があるためだと考えます。実際に、料金がもっと安くなれば利用しやすいのにといった声を耳にします。
 千葉外房有料道路が使いやすくなれば、昭和の森や南房総方面に向かうレジャーに多くの方々が利用するばかりでなく、大網街道の混雑が緩和され、道路利用者にとっても地域住民にとっても多くのメリットがあるはずであります。
 そこで、若葉区から緑区や南房総方面への利便性の向上につながる外房有料道路の活用施策について、さらに検討を深めてはどうか、お伺いいたします。
 以上で、1回目の質問を終わりにいたします。関係当局の明快な答弁をよろしくお願いいたします。(拍手)


◯議長(三須和夫君) 答弁願います。総務局長。


◯総務局長(藤代謙二君) 行政改革推進計画にかかわる御質問に順次お答えいたします。
 まず、新行政改革推進計画の改定前との変更点についてですが、計画の改定に当たりましては市民視点、納税者視点に立ちまして、すべての事務事業の検討を行い、より多くの成果を上げるために必要なものは計画の中に取り入れることとしたことから、新たに53項目を計画に位置づけ、全体の取組項目を156から209項目といたしました。
 内容面では、一つといたしまして、計画的に行政改革を推進し、実効性を高めるため、自主財源を中心とする歳入構造への転換を図る財政健全化プランや、適正な定員管理を行う定員適正化計画、そして各地方公営企業の中期経営計画など、行政改革の柱となる項目につきまして、新たに個別に計画を策定したことであります。
 二つ目といたしまして、初めて計画の財政効果額を明示いたしました。その額は平成21年度末までの累計で約569億円でありまして、これにより、今まで以上に具体的、計画的に取り組みを進めるとともに、計画の達成に向け、目標を持って改革を推進してまいります。
 次に、行政改革推進法に対する本市の見解と推進計画に及ぼす影響についてですが、法の基本理念では、経済社会情勢の変化の中、豊かで住みよい社会を実現するため民間の活力を最大限に発揮することにより、行政に要する経費を抑制することを旨とすると規定されております。本市の新行政改革大綱におきましても、行政運営の効率化、市民サービスの向上等を図るため、民間機能を活用することが適当な事務事業につきましては積極的に活用することといたしまして、また、事務事業の整理合理化や組織、機構の簡素化などにより効率的な行政運営を目指すこととするなど、行政改革推進法の理念と同様のものと考えております。
 また、推進計画に与える影響についてですが、法では地方公務員数の純減や給与制度の見直しなどが定められておりますが、基本的には現推進計画におきまして対応している内容であると考えております。なお、計画は毎年見直しを行っていることから、法の内容を踏まえ、行政改革の推進に資するよう、適切な推進に努めてまいります。
 次に、職員数純減の達成方法といたしましては、各種事務事業の見直し、民間委託の拡大、組織のスリム化などを推進する中で、新規採用職員を抑制することなどにより達成してまいりたいと考えております。
 次に、市場化テストについてですが、これまで国や地方自治体が行ってまいりました公共サービスにつきまして、民間事業者の創意と工夫を反映できる業務は、官民または民間による競争入札によりサービスの質の維持向上及び経費の削減を図ろうとするもので、行政改革を推進する有効な手段の一つと認識いたしております。
 今後、本市といたしましては、この法律により特定公共サービスに位置づけられた事務を中心に、行政事務全般について不断の見直しを行うとともに、国や他の自治体の動向等を注視しつつ、適切な対応を図ってまいりたいと考えております。
 次に、区役所機能の総合化及び区役所の執行体制の強化についてお答えいたします。
 市民に身近な行政サービスは、簡素で効率的な行政運営を基本に、できる限り区役所を初めとする市民に身近な事業所等で行えるよう、組織の整備や権限の委譲に努めてまいりました。これまでも、区役所に土木関係嘱託員を配置し、区の道路、下水道関連の要望に対応してきたところであり、また、昨年4月には保健と福祉の総合的、一体的なサービスの提供を目指し、若葉区役所に保健福祉センターを設置し、従来の保険センター業務に加え、新たに精神保健や難病相談などの対人保健サービスを実施できるよう事務権限を委譲するなど、区役所体制の充実強化を図ったところであります。今後も、さらなる市民福祉の向上と、簡素で効率的な行政運営の確立を目指し、区役所や事業所等への事務権限の委譲について検討してまいります。
 次に、昇任試験制度についてどのような形で導入するかについてですが、従来の制度や意識にとらわれない柔軟な発想を持ち、市民の視点から思考できる若手人材を発掘し抜てきする観点から、係長の昇任試験の実施について検討しているところであります。
 次に、先進市で指摘されている問題点についての対応ですが、人物本位の登用や職務遂行能力の判断ができにくいことにつきましては、ペーパーテストだけでは総合的な能力の判定が難しいという面もありますので、人事考課、面接、レポート、過去の研修成果などを組み合わせて総合的に判定する方策を検討してまいりたいと考えております。また、受験率の低下につきましては、試験に関する負担軽減を考慮し、職員が受験しやすい制度を構築してまいりたいと考えております。
 最後に、昇任試験制度導入のスケジュールについてですが、平成20年度実施を目途に検討を進めてまいりたいと考えております。
 以上でございます。


◯議長(三須和夫君) 都市局長。


◯都市局長(峯 和夫君) 縄文の森構想の現在の進捗状況と今後の展開についてお答えいたします。
 現在の進捗状況についてですが、昨年度までの新5か年計画に位置づけられておりましたが、本格的な事業化に至っていないのが現状でございます。今後の展開につきましては、第2次5か年計画の中で平成5年に策定した基本計画の見直しを行い、他の大規模公園の進捗を視野に入れ、事業化の方向性を見きわめてまいりたいと考えております。
 次に、ホームタウンの推進についてお答えいたします。まず、ホームタウン推進施策としてこれまでどのようなものを行ってきたのかについてでございますが、ジェフユナイテッドの広域化を契機として、市民にサッカーを観戦する楽しさを知っていただくために、親子観戦招待を実施したほか、フットサル大会やサッカーふれあい祭りを開催し、市民にホームタウンの浸透を図ってまいりました。また、児童福祉週間には、従来より所管部局でマリンスタジアムへの招待事業を実施してまいりました。
 今後は、引き続き観戦機会の提供やチームと協力した事業を行うとともに、千葉ロッテマリーンズやジェフ千葉の選手と子供たちが触れ合う機会をふやしたり、市の主催する各種事業にチームの協力を求めるなど、日常生活の場においてホームチームとの一体感が演出できるよう努めてまいりたいと思います。
 次に、ホームタウン推進協議会の設立についてでございます。ホームタウン化が進んでいる都市においては、行政、球団、市民が連携を密にしながら各種の事業が推進されていると聞いております。本市におきましても、まず、その第一歩として両チームと市の相互連携を強化して各種事業に取り組むこととしており、地域の方々が積極的に参加するまちづくりについても各チームの協力をいただいております。昨年の優勝パレードなども、中心市街地の商店街、ベイタウン双方の住民の方々の御理解、御協力があればこそのパレードであり、今後も行政、球団、市民が連携し、どのような組織の設立がふさわしいかを含め、関係団体、庁内関係部局と連絡調整を行ってまいります。
 次に、ロッテマリーンズの2軍の誘致についてでございます。現在、千葉ロッテマリーンズの2軍は、さいたま市にあるロッテの工場敷地内にある浦和球場を拠点としております。2軍を誘致するとなれば、専用の野球場1面のほか、屋内練習場、選手寮などの施設が必須条件となると考えられますが、現在、市民が利用している公園内の野球場を専用化することは困難なため、新たな施設の整備あるいは民間施設の転用などについて研究する必要があると考えております。2軍の誘致は、ふるさと球団としての地位を確固たるものにするとともに、観光・集客施設としても評価できることから、今後の研究課題としてまいりたいと存じます。
 次に、野球やサッカー以外のプロスポーツの支援や誘致についてでございますが、全国的なプロリーグの熟度なども考慮しながら対応してまいりたいと考えております。
 次に、四季折々の花を楽しめるフラワー散歩道についてですが、千葉市の四季の花である春のハナナ、秋のコスモスを基本としながら、御提案の四季折々の花についても検討し、さらなる充実に努めてまいります。
 最後に、今後のフラワー散歩道整備事業の展開についてですが、支川都川、坂月川、花見川沿いにおける町内自治会、小学校など、周辺の方々の参加によるフラワー散歩道の整備については、引き続き第2次5か年計画でも推進してまいります。具体的には、花見川において市民参加によりフラワー散歩道を延伸することとしております。
 以上でございます。


◯議長(三須和夫君) 市民局長。


◯市民局長(太田 博君) 文化振興についての御質問のうち、所管についてお答えします。
 千葉市文化振興マスタープランの具体的な成果と今後の展開についてですが、同プランは市民の創造的文化活動の推進や文化施設の体系的な整備を図ることとし、新総合ビジョンなどに反映させております。具体的には、地域の特性を生かした地区ホールの整備をはじめ、千葉市芸術文化新人賞を創設したほか、文化芸術活動に対する支援を行うなど、総合的、横断的に進めているところであります。今後の展開といたしましては、同プランの具体的な行動計画となる千葉市文化芸術振興計画を平成19年度に策定してまいりたいと考えております。
 次に、文化ボランティアについてですが、文化芸術活動を展開していく上では、文化の作り手と受け手をつなぐ役割を担う文化ボランティアを育成することは、大変重要であると認識しております。本市におきましては、毎年実施しておりますベイサイドジャズ千葉などの文化事業にボランティアの御協力をいただいております。また、博物館、美術館等におきましても展示解説に携わるなど、利用者からは、親しみが持て好評を得ていると伺っております。今後とも文化ボランティアが能動的に文化芸術活動に参画できるような仕組みをつくることが必要であると考えております。
 以上でございます。


◯議長(三須和夫君) 企画調整局長。


◯企画調整局長(小峰敏和君) 文化振興に関する御質問のうち、所管についてお答えします。
 日本郵政公社が所有するぱるるプラザ千葉につきましては、多くの市民に利用され、とりわけすぐれた機能を有する音楽専用ホールなど、本市の文化活動の上から貴重な施設であると認識しております。その廃止は大変残念なことと受けとめております。現在までのところ、日本郵政公社から当該施設の処分等を含めた具体的な方針が示されておりませんが、譲渡等に関する正式な打診があれば、本市の財政状況等を見きわめながら、慎重に検討してまいりたいと考えております。
 以上でございます。


◯議長(三須和夫君) 経済農政局長。


◯経済農政局長(萩原三千雄君) いずみグリーンビレッジについての御質問にお答えします。
 まず、現在の進捗状況についてですが、富田、下田、中田の3地区については、平成21年度までに整備することとしており、地元の代表で組織する拠点整備部会で、各施設の内容や事業展開、また、地元主体となる管理運営について協議を重ねております。
 拠点施設の整備状況ですが、富田地区におきましては、かねてよりコスモス祭りを通じ都市部市民との交流を続け、地域の活性化に取り組んでいることから、こうした活動を支援するため、平成16年度に駐車場、休憩施設を先行整備したところであり、17年度では施設全体の実施設計を行い、今年度から本格的な整備に着手することとしております。また、下田地区では、直売や加工、農家レストランなどを配置したふれあい交流施設の基本設計を行うとともに、地元による管理運営組織の立ち上げに向け設立準備会を組織し、具体的な協議を進めております。中田地区につきましては、拠点整備部会において引き続き整備内容等について協議を重ねております。なお、これらの施設整備にあわせ、市民に地域の魅力を知ってもらうためのいずみウオークや、住民参加による原田池の水質浄化ワークショップなど、ソフト事業もあわせて進めております。
 次に、今後の展開についてですが、まず、富田地区におきましては、本年度、原田池を囲む乳牛育成牧場の周辺一帯を、地域の農地の保全や農業体験など農村との交流を図る拠点施設となる建物を初め、原田池を生かしたビオトープや親水護岸などを整備することとしており、来年度以降、林間スペースの整備や樹木の植栽、花畑や遊歩道などを整備し、平成20年度の完成を目指します。
 次に、中田地区ですが、本年度、本格整備に向け地形測量などを実施し、来年度以降、新しい花の名所づくりをテーマに野バラ園や農園整備などを計画的に進め、平成21年度の完成を目指します。
 また、下田地区につきましては、本年度、農産物の直売や加工、さらには地元農産物を活用した農家レストランなどの機能を持ったふれあい交流施設の実施設計を行い、平成20年秋のオープンを目指します。
 このいずみグリーンビレッジ事業は農業の振興と地域の活性化を目指した事業でありますので、今後も農業、農村のさまざまな資源を活用し、都市部と農村部の市民交流を深め、魅力と活力ある地域づくりに向け計画的な事業の推進に努めてまいりたいと考えております。
 以上でございます。


◯議長(三須和夫君) 下水道局長。


◯下水道局長(高島英二郎君) フラワー散歩道の整備についての御質問のうち、所管についてお答えします。
 まず、坂月川の管理用道路の舗装修理についてですが、フラワー散歩道につきましては、坂月川の暫定整備に合わせ、平成2年から3年にかけて右岸側の管理用道路を整備したもので、多くの市民の皆さんに利用されておりますが、年数の経過により、舗装の亀裂、剥離等が生じてきております。このため、特に損傷の激しいところから順次補修を行っており、本年度につきましても引き続き現地を確認し、適切な対応を図っております。
 次に、散歩する方の憩いの場としてポケットパークやベンチの設置についてお答えします。
 管理用道路は河川敷地内であることから、河川の治水機能保全上、堤防内に工作物を設けることは困難であります。そこで、第2次5か年計画内で、河川敷に隣接する残地等を利用した憩いの場的な空間を整備する内容を含めた親水緑地計画を策定する予定であり、ベンチの設置等についても検討してまいります。
 以上でございます。


◯議長(三須和夫君) 建設局長。


◯建設局長(初芝久夫君) 外房有料道路についての御質問にお答えいたします。
 外房有料道路の利用促進となる活用施策の検討につきましては、平成14年8月から17年3月まで千葉市と千葉県及び千葉県道路公社で千葉外房有料道路利用促進検討会において議論を重ね、誘導する道路案内標識を充実させたほか、周辺施設の地図の入ったパンフレットを配布して利用促進を図ってまいりましたが、結果的には大きな成果を得ることはできませんでした。
 しかし、有料道路が規定されている道路整備特別措置法の改正により高速道路の償還期間が45年に決められたことや、本年4月に県内の有料道路である房総スカイラインの償還期間を延伸し、料金が下げられたことから、今後、千葉外房有料道路の利用促進について新たな視点で千葉県及び千葉県道路公社と協議してまいりたいと考えております。
 以上でございます。


◯議長(三須和夫君) 小川智之議員。


◯11番(小川智之君) ただいま当局より丁寧な御答弁を賜り、ありがとうございました。おおむね理解いたしましたので、2回目は要望とさせていただきます。
 今回の質問の裏のテーマといいますか、共通の視点といたしまして、魅力ある千葉市づくりということを意識して作成させていただきました。
 地方分権が進展し、都市間競争の激化が予想される中で、千葉市に行ってみたい、住んでみたい、住んでいてよかったと思われるようなまちづくりをしていかなければなりません。その大前提といたしまして欠かせないのが、行政の執行能力の強化であります。そういう意味で、行政改革は財務体質を改善し、魅力ある施策を展開していくための土台づくりとして欠かせないものであります。
 本市では、平成7年度に策定した千葉市新行政改革大綱を数次にわたり改定するとともに、これを踏まえて策定した千葉市新行政改革推進計画に基づき、全庁的に行政改革に取り組み、経費の削減、組織、機構の見直し、職員の削減等、徐々に成果を上げていることは十分承知しておりますし、評価もいたしております。今後もたゆまぬ努力を続けていただきたいと思い、以下、何点か要望させていただきます。
 昨年の第3回定例会の一般質問において、このたびの改正に合わせ、目的、評価基準を設定し、行革の評価ができるようにするとともに、より一層市民や職員にわかりやすい計画にしていただきたいと要望させていただきましたが、このたびの推進計画の改定により新たに53項目を計画に取り入れ、具体的、計画的に行政改革を推進するため個別に計画を策定されたことは高く評価いたしております。特に、効果額を示されたことにより目標がわかりやすくなり、成果も容易に測定できることから、今回の改定における当局の意気込みというものを十分にうかがい知ることができました。今後、この計画を絵に描いたもちに終わらせないためにも、この計画の取組項目をいかに職員一人一人に落とし込んでいくかが課題となっていきます。
 その解決方策といたしまして、事務事業評価システムの活用が挙げられます。この事務事業評価システムも、平成13年からの運用開始以来、15年に基本事業評価、17年に施策評価と階層別に導入され、さらに、今年度からその上位に当たる政策評価を導入し、本市の行政評価システムは一定の完成を見たところであります。今後は、このマネジメントサイクルを回していく上でさまざまな課題が生じてくると思いますが、これだけ素晴らしい行政評価システムを作ったわけですから、しっかりと活用してもらいたいと思っております。
 そして、現段階では、事務事業評価のマネジメントシート作成は係長レベルで行っておりますが、これには多くの課題があるのではないかと推測いたします。係長に就任していきなりマネジメントシートを作成しろと言われても、まず作成の段階で恐らく戸惑いが生じ、さらに、係全体の事務事業を把握し、一つ一つの評価をすることは非常に困難であります。特に、係によっては数多くの事務事業を抱えており、係長の負担は増すばかりであります。
 そこで、このマネジメントシートの作成を担当者レベルで作成すべきであると考えます。それにより係長の負担軽減につながるとともに、担当者も、日々の業務に追われ忘れがちな事務事業の目的や使命を意識することができ、より実効性の高い事業推進が図られ、さらには職員一人一人の意識改革にもつながると思いますので、ぜひ、マネジメントシート作成については担当者レベルでの作成の検討をお願いいたします。
 今回は、先般の国会で可決、成立した行政改革推進法の影響についてもお伺いいたしましたが、その法律の内容がこれまで国から示されていた方向性と大きな変わりがないため、既に対応済みである旨の答弁であると理解いたしました。確かに今回の行政改革推進法はプログラム法であり、盛り込まれた各改革の実施については、別途、個別の法律を成立させる必要が出てきます。また、地方に求められている事項についても、地方公務員の純減についてだけであることから、今後は国の動向を注視しながら改革を進めていくとともに、国から地方への要請があった際にも、国の要請を上回るレベルの行政改革を推し進めていただくよう要望いたします。
 市場化テスト法につきましては、答弁を聞く限りでは、少し消極的なのかなという感じがいたしました。この市場化テストは、イギリスやアメリカ、オーストラリアなど行革先進国で既に採用されており、起源はイギリスのサッチャー政権時のCCT、いわゆる強制競争入札制度にあると思います。このCCTは、非常に効果があった反面、過当競争により弊害をもたらされておりました。当然、今後国から提示されてくる市場化テストの運用マニュアルはそれらの課題を勘案したものであると思いますが、本市といたしましても、ただ国から示されたものを採用するのではなく、これまでの流れや課題などを先行的に研究することにより、より実効性の高い施策になると思いますので、積極的に研究していただくことを要望します。
 また、あわせて、以前も要望させていただきましたが、その研究機関として庁内シンクタンクの設置を強く要望いたします。
 次に、市役所の総合化についてですが、各区役所に土木関係嘱託員を配置し、市民の要望に対応するなど、徐々に区役所体制の強化を図られていることは評価いたします。ただ、この嘱託員はあくまでも相談的な役割しか果たせず、実際には各事業所に市民が行かなくてはならないことが多いのも実情であります。今後、コールセンターが導入され、ワンストップサービスの充実が図られるわけですが、区役所におけるワンストップサービスが行われないようでは、真のワンストップサービスとは言い得ないのではないでしょうか。
 質問では詳しく述べませんでしたが、私は、すべての機能を区役所に集中させ、いわゆる大区役所制度への移行を今すぐ求めているわけではありません。せめて窓口だけでも区役所に設けてはどうかということを主張させていただいたのです。現在、各区に保健福祉センターが整備され、これまで使っていた福祉事務所や保健センターのスペースがあくわけですから、この空きスペースの有効活用の観点からも、この空きスペースに各事業所の窓口を設けてはいかがでしょうか。区役所における真のワンストップサービスの実現を要望いたします。
 昇任試験制度については、以前から導入してはどうかと考えておりましたが、具体的に検討されているので、非常にうれしく思います。ただ、質問でも指摘したとおり、先進市ではさまざまな課題も出てきておりますので、試験制度だけでなく、職員のやる気を促すよう、人事制度全体も見直していただきたいと思います。
 次に、市内の貝塚群の利活用についてですが、現在の財政状況から考えても、事業が先送りになってしまうことはいたし方ないものと考えております。ただ、お金をかけずとも活用する方法はあるのではないでしょうか。
 その一つとして、エコミュージアムがあります。エコミュージアムは、1960年代後半に考えられた新しい博物館学の考え方であり、新しいまちづくり、地域づくりの考え方です。従来の収集型博物館と異なり、地域にある自然、歴史、文化、生活、産業など、資源のよさを見直して、あるがままに保存、育成し、地域の発展に寄与していく手段です。全国各地でこのエコミュージアムの取り組みがなされてきております。
 もう一つの手法が世界遺産への登録です。この世界遺産の事業は、1972年のユネスコ総会で採択され、2006年1月現在、世界遺産条約の締結国は182カ国に上ります。わが国は1992年に125番目の締約国として世界の仲間入りを果たし、既に幾つもの遺産が登録されております。民間では、この貝塚群を世界遺産にという活動をなされている団体もあり、私自身も大いに賛成しております。実際に登録するにはさまざまな課題があるとは思いますが、当局におかれましては、基本計画の見直しの際に、このエコミュージアムの考え方や世界遺産登録を視野に入れながら策定していただきたいと思います。
 また、順番は前後しますが、フラワー散歩道もこれらの計画と一体的に整備することによって、それまでばらばらだった資源が点から線へ、線から面へと有機的につながり、より資源としての価値が高まると思いますので、そういった観点からも見直しをお願いいたします。
 次に、文化振興については、具体的な行動計画となる千葉市文化芸術振興計画を19年度に策定する方針だと伺い、大いに期待いたしております。文化というのは地域の特色をあらわすものでありますから、その担い手である市、市民、文化団体がうまく連携できるよう、マスタープランの理念に沿った計画づくりを要望いたします。
 また、ぱるるプラザにつきましても重要な文化拠点施設と考えますので、公社から具体的な打診が来た際には前向きに検討していただきたいと思います。
 次に、ホームタウンの推進についてですが、やはり球団が地元に根づくためには、行政、球団、市民の三者が連携し、各種事業を推進していかなければならないと思います。そのためには、協議会的な横断的な組織が必要になってきますので、早期設置を要望いたします。
 また、マリーンズの2軍誘致については、課題が多くあることも理解しましたが、真のホームタウン化を図る上でも欠かせないと思います。過日、バレンタイン監督はファームについて、育成と調整を分けて考えるべきと発言していることからも、2軍を分ける可能性もあります。今後は球団ともよく連絡を取り、情報収集を図りながら前向きに検討していただきたいと思います。
 また、今回、ジェフやマリーンズ以外のプロスポーツ支援についても伺わせていただきましたが、ホームタウンという観点からすると、各都市にないものはホームタウン推進室の事業にそぐわないのかもしれません。ただ、プロスポーツは地域の名前を売ることができますので、シティセールス推進室でも、社会体育課でも、所管はどこでも構いませんが、積極的に支援すべきだと考えております。
 例えば、ゴルフの宮里藍選手や諸見里しのぶ選手のように沖縄から優秀なプロゴルファーが出ている背景には、沖縄のゴルフ場がジュニア育成に力を入れているからであります。これによって沖縄のイメージも大きく飛躍しております。
 はるか昔の話になりますが、千葉には稲毛忠治というキックボクサーがおりました。全国にこの稲毛の名前をとどろかせておりました。3月に行われましたWBCでは、マリーンズの選手を初め、大塚晶則選手や小笠原道大選手など、本市に関係する選手が数多く出場したため、市民の関心は高く、今回のサッカーのワールドカップにもジェフの巻選手が選出され、まだ出場の機会こそありませんが、市民の期待は非常に高くなっております。
 このように、ジャンルを問わず、プロスポーツは市民に高い関心や勇気を与えたりできるものであり、本市は他市に比べ多くの資源を抱えていることから、その資源を有効活用していただきたいと思います。同時に、プロスポーツの団体を誘致できるよう、常に情報収集にも努めていただきたいと思います。
 次に、グリーンビレッジにつきましては、順調に進捗しており、コスモス祭りを初めとした地域の方々が主体的に行っているイベントともうまく連携しており、今のところ非常にうまくいっているのではないかと思います。今後は、拠点施設の建設など大型の整備が控えており、住民の期待は大きい反面、不安も多くあると思います。今後とも、地域住民との連携を密にとり、事業展開に努めていただきたいと思います。
 フラワー散歩道については、先ほども申しましたが、重要な観光資源だと考えております。その観光資源となるべき道が余りにぼろぼろだと恥ずかしいので、早期に修理していただきたいと思います。また、ポケットパークやベンチの設置についても前向きに検討していただけるようですので、早期に整備ができますよう、よろしくお願いいたします。さらに、計画を策定する際には、対岸の管理用道路についても整備していただきたいと思います。
 最後に、外房有料道路についてですが、質問でははっきりと申しませんでしたが、利用促進を図るには値下げが一番の有効策であると考えております。値下げがなされれば、質問で申した効果はもとより、南房総方面から本市へ来る方の増加にもつながると思います。本市に来てもらいやすい環境をつくるためにも、外房有料道路の値下げを強く要望いたします。
 以上、いろいろと申しましたが、冒頭に申し上げましたとおり、今回の質問は、すべて本市の魅力づくりにつながるものであります。真摯に受けとめてもらい、今後の市政運営にも反映していただくことをお願い申し上げ、私の一般質問を終わりにいたします。御清聴ありがとうございました。(拍手)


◯議長(三須和夫君) 小川智之議員の一般質問を終わります。