明日の千葉を見つめて
議会レポート
平成22年度第4回定例会(市議会レポート44号) 一般質問

◯25番(小川智之君) 自由民主党千葉市議会議員団の小川智之でございます。いつもだったら前口上をやるんですけれども、今回ちょっと時間がないので割愛します。
 通告に従いまして、すぐ一般質問に入ります。なお、質問6、学校と地域のかかわりについては、都合上次回に譲ることにします。
 それでは、まず、千葉市長の政治倫理に関する条例についてお伺いいたします。
 ことしの第2回定例会では、市長が5月に行った政治資金パーティーが取りざたされ、そのパーティーが本条例第3条第1項第5号の倫理基準に違反するとして、8月18日、9月22日に市民から審査会へ調査請求がなされました。それを受けまして計3回の審査会が開催され、12月6日に市長へその調査報告書は提出されました。結果は、条例違反ではないということであります。私はすべての審査会を傍聴させていただきましたが、傍聴者からも茶番だと野次があったように、私も結果は結果として受けとめてはおりますけれども、その内容については到底納得がいくものではありません。ただ、ある意味、予想どおりだったところもありまして非常に複雑な心境なのが現在の思いであります。
 そこで、まず、報告を受けた率直な感想を市長にお伺いいたします。
 次に、IT化アクションプランにつきましてお伺いいたします。
 先月、私は幕張メッセで開催されましたクラウドコンピューティングEXPOというイベントを見学してまいりました。このイベントは、現在IT分野で最も注目されている技術でありますクラウドコンピューティングの専門店としては国内最大の展示会でありまして、また、さまざまなセミナーも開催され非常に盛況でありました。クラウドコンピューティングについては、今さら説明する必要はないと思いますけれども、簡単に言えば、ネットワークを介したコンピューターの利用形態であり、ネットワークをクラウド、いわゆる雲ですね、雲に見立てていることが語源となっています。従来のコンピューターの利用では、まずはコンピューターを買ってきて、自分自身で管理運用しなければなりませんでしたが、クラウドコンピューティングでは、ネットワークに接続したパソコンさえあれば、すぐにシステムを利用することができるので、システムの運用にかかる労力やコストを低減できるなどのメリットがあり、非常に注目されている技術であります。このイベントを通じて、時代は完全にクラウド型にシフトしており、今後、行政においてもこうした最新のITを活用し、将来を見越したプランを作成し、成果を上げていく必要があると感じた次第であります。
 さて、本市では、平成13年度に策定されましたIT化アクションプラン及びその後継計画として現在進行中の第2次IT化アクションプランに基づき電子市役所の実現に向けた各種施策を展開しております。この第2次IT化アクションプランも、今年度が計画期間の最終年度になりましたので、目標に掲げる電子市役所の実現もいよいよ仕上げの段階に入ったものと考えるところであります。
 そこで、まず、第2次IT化アクションプランには数多くの施策が盛り込まれておりますが、計画全体としての達成状況はどのようになっているのか。また、実施できていない主な施策としてはどのようなものがあるのか、実施できなかった理由とあわせてお伺いいたします。
 次に、ワンストップサービスについてお伺いいたします。
 私は、初当選以来行政のワンストップ・ノンストップサービスの拡大を求めてまいりました。当局においても、以前の行政改革推進プランでは、ワンストップサービスが大々的に取り上げられておりましたが、残念ながら、現行のプランには明記されておりません。そこで、まずワンストップサービスについて、これまでどのような取り組みをしてきて現在どのような取り組みをしているのか、また、その課題は何か、お伺いいたします。
 次に、生活保護について質問します。
 生活保護については、年々増加の一途をたどり、特にリーマンショック以後急激にふえてきており、財政圧迫の要因の一つになっております。今回の補正予算でも約42億円を計上しており、ここ数年、議会で取り上げられるケースも多くなってきております。これは、やはり生活保護制度が昭和25年に創設されて以来、抜本的な制度の見直しが行われず、制度疲労を起こしていることが一番の原因だと思われます。また、全国で相次ぐ不正受給の問題や貧困ビジネスの報道を見れば、一般の納税者からも制度改正への声が上がるのも理解ができます。本市でも、生活保護制度の抜本改革については、これまで何度も国へ要望しており、本年6月に提出した平成23年度国の施策及び予算に対する重点要望においても強く求めているところであります。
 そこで、これまで同様の要望をいつごろから行ってきているのか、また、それに対する国の回答状況はどのようになっているのか、お伺いいたします。
 次は、若葉区の道路整備についてです。
 これまで議会でも質問させていただいた5路線について順次質問します。
 まず1路線目は、千葉東金道路の高田インターチェンジから国道126号までの誉田町野呂町線についてです。この道路は地域住民や泉自然公園を訪れる市民や白井小学校に通う児童の父兄から安心して通行できる道路整備を望む声が多く寄せられたことから、私は平成15年第4回定例会で質問させていただきました。当時の答弁では、2車線車道と2.5メートルの片側歩道を整備するとのことでしたが、そこで、現在その事業の進捗状況はどのようになっているのか、お伺いいたします。
 以上で1回目の質問を終わります。2問目以降は自席にて一問一答方式で行います。(拍手)


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◯議長(茂手木直忠君) 答弁願います。熊谷市長。
              〔市長 熊谷俊人君 登壇〕


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◯市長(熊谷俊人君) 小川智之議員からいただきました御質問にお答えをいたします。
 政治倫理審査会から調査報告書を受けた感想ですが、市民から政治倫理に関する疑義を持たれたことについて第三者によって調査をしていただき、公平、公正な結果が出されたものと思っております。また、報告書の内容につきましては、真摯に受けとめてまいりたいと思っております。
 以上でございます。


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◯議長(茂手木直忠君) 総務局長。


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◯総務局長(今井幸雄君) IT化アクションプランについてお答えします。
 初めに、第2次IT化アクションプランの全体の達成度についてですが、アクションプランに掲げた43施策のうち、税、料金の電子納付、地方税電子申告、市役所コールセンター、電子申請、安全・安心メールなど35施策を実施しており、施策数ベースの達成度は81.4%となっております。
 次に、実施できていない主な施策は、レガシーシステムの見直しやキオスク端末の整備などです。これら二つの施策が実施できなかった理由ですが、レガシーシステムの見直しにつきましては多額の経費が必要となることから、第2次5か年計画の見直しに当たり、計画全体の中での優先度を検討した結果、先送りとしたものでございます。また、キオスク端末の整備につきましては、コンビニ交付の実証実験が開始されるなど状況が大きく変化してきており、また国においては、社会保障と税共通番号制の検討も進んでいることから、引き続き国や他都市の動向を見きわめていくことといたしたものでございます。
 以上です。


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◯議長(茂手木直忠君) 総合政策局長。


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◯総合政策局長(宮下公夫君) ワンストップサービスについてお答えします。
 まず、これまでの取り組みについてですが、行政改革推進計画において、窓口対応の改善として転入、転出の際の市民課関係の届け出等を一つの窓口で受け付けることや市民課と保険年金課を隣接させるワンフロア化などの取り組みを行うほか、市民からの問い合わせに一元的に対応する市役所コールセンターの設置などを実施しております。
 次に、現在の取り組みについてですが、平成22年度からの行政改革推進プランでは、区役所に寄せられる土木、環境、公園に関する相談や問い合わせへの対応を充実させるため、区役所と土木事務所、環境事業所及び公園緑地事務所の役割の見直しに取り組むこととしております。課題といたしましては、事務執行や投資の面で非効率を招かないよう、集中と分散による効果も十分考慮する必要があると考えております。
 以上でございます。


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◯議長(茂手木直忠君) 保健福祉局長。


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◯保健福祉局長(中西一成君) 生活保護についてお答えします。
 国への要望等についてですが、平成18年から本年まで大都市民生主管局長会議を通じて生活保護の抜本的改革、無料低額宿泊所に対する法的整備について要望を行ってまいりましたが、昨年10月に検討チームが厚生労働省内に設置され、現在、法的規制のあり方などについて検討していると伺っております。
 以上でございます。


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◯議長(茂手木直忠君) 建設局長。


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◯建設局長(清水謙司君) 若葉区の道路整備についてお答えします。
 誉田町野呂町線の進捗状況についてですが、平成18年度までに道路境界査定や道路詳細設計のほか買収面積の確定に必要な測量を行い、地元説明会を実施しました。その後、第2次5か年計画の見直しがあり、この事業は新規事業となることから、事業の選択と集中の観点から先送りの方針としました。そこで、先送りについて平成20年7月に地元説明会を開催し、やむを得ないとの御理解をいただいたところであります。
 以上でございます。


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◯議長(茂手木直忠君) 小川智之議員。


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◯25番(小川智之君) それでは、2回目の質問に入ります。
 まず、市長の政治倫理条例についてです。
 報告書の内容について公正、公平な結果が出されたものと思うとのことでしたが、私としては論拠がちょっと強引かなと思うところが幾つかあります。
 その一つは、寄附の定義についてです。寄附の定義については、条例上明確な定義がなされていないため、本審査会では市長の弁明書のとおり、政治資金規制法第4条第3項と第8条の2を引用し、パーティーの収益が本条例の寄附に当たらないと判断しています。しかし、同法第4条第3項は、会費は寄附に含まれないとしているだけであって、また、第8条の2はパーティーの収益は政治資金として使っていいと明記しているだけで、収益分が寄附に該当しないとは一言も書いてありません。一方、購入者側のパーティー券の購入費用の取り扱いについて、税務当局は一般的には寄附金と判断しているようです。というのも、企業の利益と政治家の活動は本来別のものであり、主催が政治家でその資金集めが目的であれば、出席費用が交際費とは認めにくいからであります。ただ、寄附金とすれば間違いというわけではなく、パーティーがその企業の利益に直接つながる場合は交際費となる可能性もありますし、企業としては交際費で処理したほうが有利になるから、そのように処理しているようであります。とはいえ、一般通念上は、対価を超える部分については一般的に寄附とみなすのが私は妥当だと考えます。市長も記者団への質問のときにも、薄く広くカンパのようなものと語ったというふうに伺っております。ということは、市長の中でもパーティー券は寄附であるという認識はあったのではないかというふうに思います。
 そこで、パーティー券の利益分は寄附に当たらないことについて、総務省の見解は聞いたのか、また、判例ではどうなのか、さらに欠席したのにパーティー券だけつき合うのは寄附に当たらないのか、お伺いいたします。


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◯議長(茂手木直忠君) 答弁願います。総務局長。


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◯総務局長(今井幸雄君) パーティー券の利益分が寄附に当たらないことについてですが、本審査会が関連法令及び本条例等に基づき判断したものであり、総務省の見解を直接は聞いてはおりませんが、国会の会議録で、パーティー券の価格が社会常識の範囲内であれば、政治資金規制法上の寄附にはならないという旧自治省の見解を確認しております。なお、判例につきましては、調べた限りでは見当たりませんでした。また、パーティーを欠席した場合についてですが、最終的には審査会の判断によりますが、主催者側の都合でパーティーが中止になった場合に、購入者の善意で前売り分の返還を受けないことは寄附に当たると考えますが、パーティー券の購入者が都合により欠席した場合につきましては寄附に当たらないものと考えております。
 以上です。


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◯議長(茂手木直忠君) 小川智之議員。


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◯25番(小川智之君) 旧自治省見解の社会常識の範囲であれば寄附にならないということは、逆に言えば、範囲を超えていれば寄附になるということですよね。じゃ、幾らが社会常識の範囲内か、ここがポイントになります。今回のパーティーの会費は1万円で、弁明書によると収入が360万円で収益は160万円ということです。率にすると約44%。結構利益率が高いですね。また、市長はパーティーの目的を後援会への報告であるとし、収支を透明化するため政治資金パーティーにしたと弁明しております。この目的であるならば、1万円ではなく対価相当の5,000円から7,000円程度にすればいいんじゃないかと。先般開催された猪口参議院議員の国政報告会の会費は3,000円です。これはさすがに安すぎますけれども、政治資金の収集が目的ではないなら、このようなパーティーにすれば納得がいきますし、案内も後援会だけにすればいいだけだと思います。
 そこで、非常に不思議なんですが、なぜ、市長は政治資金が目的だと言わないんですか。そこまでかたくなに言うのであれば、欠席した人にお金は返されているのでしょうか。


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◯議長(茂手木直忠君) 熊谷市長。


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◯市長(熊谷俊人君) パーティーは後援会としての集まりであり、市政報告を行うことも目的として開催し、収支の透明性を高めるため政治資金パーティーとしたものであります。また、欠席者への返金についてですが、開催前に欠席の連絡をいただいた方に限り返金をすることとしておりました。なお、結果的には返金の事例は生じておりません。
 以上でございます。


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◯議長(茂手木直忠君) 小川智之議員。


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◯25番(小川智之君) 本当かどうかよくわかりませんけれども、普通、せっかく行けないからパーティー券だけつき合うよといって、善意で言ってくれる人も断るつもりだったんですかね。結果的に、たまたまそういう人がいなかっただけじゃないですかね。私はちゃんと政治にはお金がかかると言ったほうがいいと思うんですよ。金を配るとかじゃなくて、正当な交際費もありますし、事務所の管理経費や後援会の維持費、ビラの印刷など、本当に枚挙にいとまがないほど政治活動にはお金がかかります。だから、条例も政治資金パーティーが開けるような形の条例に最初からすればよかったんです。我々は、条例をつくる際に、市長と足並みをそろえて同様の条例にすることに反対しました。真っ当な政治活動までが侵害されてしまうと危惧したからです。角をためて牛を殺すということわざがありますけれども、要は、枝葉にこだわり過ぎちゃって、我々が本当に一生懸命政治活動をしようということができなくなったら、本当に困ると、そういうことがあったんです。最後まで主張しましたけれども、結局、当局の参考意見や議員同士の協議の結果、我々議員のほうは、福岡市と同じ条文であればそのようなことにならないと判断して受け入れたわけであります。
 そこで、当局に聞きますけれども、市長の倫理条例を制定するに当たり、このような資金パーティーの開催の是非を議論しなかったのか、もし、議論したのならば、どこまで確認をとったのか、お伺いします。


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◯議長(茂手木直忠君) 総務局長。


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◯総務局長(今井幸雄君) 政治資金パーティーは、政治資金規制法でその収益が適法であるとされておりますことから、議論はいたしておりません。
 以上です。


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◯議長(茂手木直忠君) 小川智之議員。


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◯25番(小川智之君) パーティーが適法なのはみんな知っています。だから、条例によってパーティーできなくなっちゃうんじゃないのという議論はしなかったのかってことを聞いているんですよ。とにかく、条例をつくる上で一番重要なのは、この条例をつくることによってどのような事態が起こり得るか、将来どのような影響を及ぼすかと考えることなんです。行政の悪いところは、やらないときはリスクばっかり挙げて、やるときはメリットしか挙げない。本当はリスクがあってもやらなきゃいけないことはいっぱいあるんですよ。じゃ、どうすればリスクを減らすことができるのか、それが大事なんですよ。そういうところに市長の政治姿勢とかリスクマネジメント能力が問われてきていると私は思います。
 さて、リスクと言えば、今回のパーティー開催における最大の焦点は、市の入札参加者や補助金を受けている団体の関係者に案内を出したことです。審査会もパーティーの合法非合法を議論して論点がずれちゃったのか、あえてずらしたのかわかりませんが、請求者の意図として論点としているのは、地位利用の部分なんですね。市長の地位というものを本当に理解しているかどうか、私は本当に疑問に思うんですが、前回の文書違反の問題の反省が全く生きていない感じで、本当に市長の権限の絶大さというものを理解していれば、こういった問題は私は起きないと思っています。今回の報告書には、市長の後援会関係者以外の者に対しては、合計で430通の案内状が送付され、110口が購入されたが、そのうち市の入札参加者や補助金を受けている団体の関係者へは64通の案内状を送付し29口が購入され、購入率は45.3%であるのに対し、それ以外の者へは366通の案内状を送付し81口が購入され、購入率は22.1%である。つまり、入札業者や補助金交付団体の関係者は、それ以外の者と比較して2倍以上の購入率となっており、決して市長の影響力が少なかったとは言えない状況であることが推認されると委員の方々も認めております。
 そこで、市長はこの客観的な数字を見てどう思いますか。


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◯議長(茂手木直忠君) 熊谷市長。


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◯市長(熊谷俊人君) 政治倫理審査会の調査報告書における分析結果もありますので、今後十分留意をしてまいります。


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◯議長(茂手木直忠君) 小川智之議員。


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◯25番(小川智之君) そういうことを聞いているんじゃないんですけどね。そもそも、市長の権限の絶大さを認識していれば、送付先については最大限の配慮をして、このようなところを送付先として選ばないと思うんですよ。そうでないなら、市長も一番パーティー券を買ってくれる層だなと、そこが。あえて送付先に加えたんじゃないかと邪推もしたくなります。私は、本条例で一番大切にしなきゃならないのが第1条と第2条だと思うんです。しかし、報告書では本条例第1条の目的や第2条の市長の責務の違反について、同規定は具体的な規範性を有さないとし、そもそも第11条の規定に基づき資産等報告書等の記載内容及び政治倫理基準に違反する行為のみを審査対象にしていると述べ、第1条及び第2条第1項違反については審査対象外、当を得ないという結論を出しています。確かに、条例上はそう解釈できますが、第3条の倫理基準は第1条及び第2条を受けて設けられていることから一番大切にする条項であり、当然、第1条及び第2条も審査対象にすべきであります。また、追加で出した資料は、公職選挙法に抵触するおそれのあるものの、倫理基準の対象外とされています。しかし、第3条第1項第1号は、市民全体の代表者として品位と名誉を損なうような一切の行為を慎み、その職務に対して不正の疑惑を持たれるおそれがある行為をしないことと明記されています。あらゆる遵法精神がうたわれていると私は解釈しています。
 そこで、公職選挙法の疑いについては、第3条第1項第1号に含まれないのか、お伺いします。


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◯議長(茂手木直忠君) 傍聴人に申し上げます。御静粛にお願いいたします。総務局長。


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◯総務局長(今井幸雄君) 本条例第3条第1項第1号は、市長が遵守すべき政治倫理基準の原則をうたったもので、訓示的な規定であると認識しております。なお、公職選挙法に違反する疑いを持つこと自体はその者の主観によることから、疑いを持たれたことだけをもって条例違反とすることは非合理であると認識しておりますが、最終的には審査会が判断すべきものと考えております。


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◯議長(茂手木直忠君) 小川智之議員。


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◯25番(小川智之君) 今回、もともと第5号違反の追加で出したので、第1号違反まで問えというのは無理があったのかもしれません。ただ、第1号は不正の疑惑は持たれるようにしたらだめだよと書いてあるんですから、確かに公職選挙法違反かどうかの判断は審査会の審査対象外だとしても、疑惑を持つことが主観とはいえ、全く証拠がないわけじゃないんですから、私は疑惑があった時点で条例違反とすべきだと考えます。いずれにせよ、今回は条例違反ではないという結論でした。ところで、仮に条例違反だった場合はどうなるのか、お伺いします。


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◯議長(茂手木直忠君) 総務局長。


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◯総務局長(今井幸雄君) 本条例第13条におきまして、市長は政治倫理基準に違反している旨の指摘がなされたときは、これを尊重し、市民の信頼を回復するために必要と認められる措置を講じなければならないとされております。
 以上です。


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◯議長(茂手木直忠君) 小川智之議員。


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◯25番(小川智之君) その必要と認められる措置とは具体的に何でしょうか。


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◯議長(茂手木直忠君) 総務局長。


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◯総務局長(今井幸雄君) 信頼回復のための措置につきましては、事案に応じて市長みずからが判断することとなります。
 以上です。


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◯議長(茂手木直忠君) 小川智之議員。


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◯25番(小川智之君) 措置も市長が決める、審査会委員も市長が指名する。結局、手前みそな条例なわけです。だから、私は冒頭で予想どおりと言ったわけです。私は、政治倫理条例というのは理念条例であるべきだと考えております。今回のパーティーの問題は、民主党の小沢元代表の問題と一緒な気がします。法律のプロである検察は不起訴処分。一般の方で構成される検察審査会は起訴を決議。法的に見ればセーフかもしれませんが、倫理的にはアウトということであります。倫理条例である以上、法的によければいいということではなく、より高い倫理性を求めているわけですから、判断も当然倫理的な視点から判断すべきだと思います。そして、高い倫理性の中で求められるのは、組織の長として職員の模範となることだと思います。今回のパーティーを開催したことで多くの職員が感じていることは、市長も職員も給料を削減した中で、我々職員は補てんするすべはないが、市長はこういったパーティーの形式で補てんできるのかということであります。このように思われてしまうようでは、市長が率先して範を示すという姿勢に反するのではないでしょうか。そこで、このように受けとめる職員が多いと思いますが、市長の見解を伺います。


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◯議長(茂手木直忠君) 熊谷市長。


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◯市長(熊谷俊人君) パーティーは後援会としての集まりであり、市政報告を行うことも目的として開催をしたもので、給与の削減とは関係ありません。
 以上です。


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◯議長(茂手木直忠君) 小川智之議員。


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◯25番(小川智之君) 相変わらず論点をずらすのが上手ですね。ありがとうございます。どうやら、市長はですね、相手がどう思うか感じる能力が若干欠如しているんじゃないかなというふうに思います。
 ところで、市長は9月22日の定例記者会見において、あえて政争の具をつくるというのはやっぱり避けていただきたい。議会でも十分質問もしていただいて御説明もしていますと答弁されております。出席者の質問は、なぜ5月にパーティーを開いたんですかと聞いているだけなんですが、にもかかわらず、市長がこのようなコメントをされた理由は何でしょうか。


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◯議長(茂手木直忠君) 熊谷市長。


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◯市長(熊谷俊人君) 定例記者会見における私の発言は、議員の立場にある方からパーティーに関する調査請求が新たに出されたことに関する一連の質問の中でお答えをしたものであります。政治倫理条例は、市民に調査請求権を認めたものでありますので、既に市民から請求があり、実際に審査が行われようとする段階で議会の場での調査権限を有する議員の方があえて請求をされたことに違和感を覚えたことから、発言をしたものであります。


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◯議長(茂手木直忠君) 小川智之議員。


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◯25番(小川智之君) そもそも議会の答弁は、なお一層留意します、条例違反ではないと考えますという答弁ばかりで十分な説明になっていないと思いますが、市長にとって、これが十分な説明なんでしょうね。きっと。また、11月25日の定例記者会見においても、質問と違う回答をして、わざわざ議会のほうも同様にやればいいと発言をしております。その意図は何なんでしょうか。


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◯議長(茂手木直忠君) 熊谷市長。


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◯市長(熊谷俊人君) 今回、市民からの請求により政治倫理審査会が公開をされ、調査結果が公表されたことは、市政の透明性の確保ということ観点から意義はあったものと考えており、その感想を申し上げたものであります。
 以上でございます。


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◯議長(茂手木直忠君) 小川智之議員。


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◯25番(小川智之君) どうも市長は今回の件に反省もなければ、議会の権能についても理解をしていないようであります。調査権は議会に付与されていますけれども、議員個人には付与されておりません。もしかして、議会が調査権を持っているんだから議会でやれということであれば、百条委員会を開いてくれという意味なんですかね。それから、先月の記者会見での発言について、そういう意図で発言したなら、わざわざ議会まで言及する必要はあったんですかね。理解に苦しみます。せっかくですから、我々が何で今回調査請求をしたかということを述べさせていただきますけれども、私たちは政争の具にしようとは全く思っていません。もし、そのつもりがあるんだったら、質問の内容も構成も全く変わってきて、市長のこうイメージをダーティーにしようっていう、そういう質問にしますけれども、そういうつもりは全くないんです。市長はね、もしかしたら、逆にかえって我々が政争の具にしようとしているイメージを植えつけようとしたのかもしれませんけれども、本当に私もそういうふうに受けとめるのはすごく嫌なんです。だから、本当は請求人の代表者になりたくなかったんです。だけど、一般の方にお願いしてもですね、みんな市長を敵に回したくないと言ってみんな嫌がるんです。しようがないから、私が代表者になった。それだけなんです。署名者もですね、実を言うと、我々議員だけじゃなくて一般の人もいっぱい署名しているんですよ。で、いっぱい署名してもらってるのに出さないというわけにはいかないじゃないですか。その人がせっかく書いてくれた気持ち、今、名古屋市でやっていますけど、書いてくれた人の気持ちを大事にしなきゃいけないんですから、我々は別に政争の具にしようとは思っていませんよ。市民からそういう意見があったんで出したということを御理解いただきたいと思うので。いずれにしても、市長には相手の立場を考えるということにもっと配慮したほうがいいんじゃないかなというふうに思います。
 では、最後になりますけれども、今回の調査結果や私のこれまでの話を受けて、今後もパーティーを開催するつもりがあるのか、お伺いいたします。


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◯議長(茂手木直忠君) 熊谷市長。


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◯市長(熊谷俊人君) 今後のパーティーの開催については、政治倫理審査会の調査結果を踏まえ、開催をする場合には疑義を持たれることのないよう、さらに十分留意した対応をとりたいと思っております。


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◯議長(茂手木直忠君) 小川智之議員。


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◯25番(小川智之君) 時間がないので、これ以上は申し上げませんけれども、一番は、やっぱり、市長としての認識をもう少し強く持ってもらいたい。どれだけ自分の活動が市職員全体に影響を与えたり、また、私も言っているように、一番大事なのは、条例をつくる側ですから、我々も提案しますけれども、やっぱり、この条例がどういう影響を及ぼすかということをやっぱりしっかり考えた上で条例提案をしてもらわないと。そういう部分をやっぱり我々は見ている。そこが一番のポイントだと思っているので、別に本当にさっきから言ってるように、私は市長のイメージを悪くしようと思ってやっているわけじゃないので、そこら辺をよくよく今後も考えていただきたいというふうに思っております。
 次に、IT化アクションプランの2回目の質問に移ります。
 先ほどの答弁では、実施できていない主な施策としては、レガシーシステムの見直しやキオスク端末の整備とのことでしたが、レガシーシステムの見直しについてはITコストの縮減、キオスク端末については利便性の高いサービスという点において非常に重要な施策でありますので、やはり、これは実現していく必要があると思います。
 そこで、これらの施策について、今後どのように取り組んでいくのか、お聞かせください。


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◯議長(茂手木直忠君) 総務局長。


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◯総務局長(今井幸雄君) 現在、レガシーシステムの見直しにつきましては、大型汎用コンピューターで運用している住民記録、税、国民健康保険などの住民情報系システムについて見直しを図り、より財政負担の少ないシステムとするための計画を平成23年度に策定し、平成24年度以降、順次再構築に着手してまいりたいと考えております。また、キオスク端末の整備につきましては、より利便性の高いサービスのあり方など、多くの観点から改めて検討してまいります。
 以上です。


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◯議長(茂手木直忠君) 小川智之議員。


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◯25番(小川智之君) これまで伺った内容から、第2次IT化アクションプランの達成状況としては課題があり、計画期間では達成できず、今後も引き続き取り組んでいく施策が幾つかあるものの、おおむね当初の目標は達成される見込みであるとわかりました。アクションプランの目標として掲げた電子市役所もほぼ実現しつつあるということかと思います。しかしながら、IT分野における技術革新のスピードは急速でありますので、5年前に第2次IT化アクションプランを策定した時点でイメージした電子市役所と、現在のようにクラウドコンピューティングなどの最新技術が活用できる状況でイメージする電子市役所とでは、当然、全然違うものになってまいります。したがって、最新技術を前提とした新たな電子市役所の実現に向けた取り組みが求められてくるわけであります。
 そこで、第2次IT化アクションプラン後の新たな計画の策定はするのでしょうか。策定する場合は、その基本的な考えについて伺います。


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◯議長(茂手木直忠君) 総務局長。


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◯総務局長(今井幸雄君) IT化アクションプランの次期計画につきましては、新基本計画の計画期間に合わせ、平成24年度を初年度とする計画を策定する予定であります。作成に当たっての基本的な考え方ですが、クラウドコンピューティングや仮想化といった最新の技術を活用いたしまして、庁内情報システムの見直し、最適化を進め、業務効率の向上とコスト縮減を図ることに主眼を置いた計画といたしてまいる考え方でございます。
 以上です。


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◯議長(茂手木直忠君) 小川智之議員。


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◯25番(小川智之君) 策定まで1年ありますから、ぜひ将来を見据えたしっかりとした計画づくりをしていただきたいなというふうに思っております。
 さて、IT化アクションプランの積み残しというか、市長のマニフェストの一つに、ホームページのリニューアルがありますが、現在の進捗状況をお聞かせ願います。


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◯議長(茂手木直忠君) 総合政策局長。


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◯総合政策局長(宮下公夫君) 市のホームページに市民視点や民間の先進的ノウハウを取り入れるため、リニューアル企画案の作成にボランティアとして参画していただく方を10月に募集したところ5件の応募をいただきました。今後は、今月中にプレゼンテーション審査によりボランティアを決定し、本年度中に企画案を作成する予定でございます。
 以上でございます。


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◯議長(茂手木直忠君) 小川智之議員。


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◯25番(小川智之君) 先ほどはアクションプランの策定について、将来を見越してすべきと発言しましたが、ホームページのリニューアルについてもそうだと思います。現在、アイフォンを初めとするスマートフォンがシェアを拡大してきており、携帯端末から行政情報を得ようとする方の多くは、これからスマートフォンにシフトしつつあると思います。当然、現在のホームページでもスマートフォンで閲覧することは可能ですが、よりアクセシビリティを高めるためには、スマートフォン専用のページや専用アプリを開発するなど、ホームページのリニューアルに合わせて行うべきだと考えますが、当局の見解をお伺いいたします。


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◯議長(茂手木直忠君) 総合政策局長。


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◯総合政策局長(宮下公夫君) 行政情報の入手手段としてスマートフォンなどのモバイル端末は今後大きなシェアを占めてくると考えられますことから、そのサービスの提供についても導入に向け研究してまいります。
 以上でございます。


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◯議長(茂手木直忠君) 小川智之議員。


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◯25番(小川智之君) 専用アプリを開発すれば、閲覧数も高まるでしょうし、恐らく全国初の試みとして注目されるのではないかなというふうに思います。もともとオープンソースのものですから、開発費用はそんなに多くはかからないとは思いますので、ぜひ、前向きな検討、研究を重ねていただきたいというふうに思います。
 次は、ワンストップサービスについてです。
 市民サービスの向上、事務執行の効率性を追求していくと、さまざまなワンストップサービスが考えられます。先ほど来も松坂議員や山本議員から縦割り行政の弊害だということが出ていましたけれども、これからもワンストップサービスについては計画的に推進していただきたいなと思います。
 さて、これからは具体的な事例について質問します。
 それは、本市の証紙の取り扱いについてです。先般地元の農家の方から農地に関する証明を取りに行った際に起こったことで、苦情を受けたので紹介します。この証明は、農業委員会で発行しているのですが、まず、御本人は農業委員会の場所がわからない。本庁で場所を聞いてようやく中央コミュニティセンターの奥にあるとわかって、ようやくたどり着いたと思ったら、手数料として証紙を買ってきてほしいと言われたわけで、そうしたら、また本庁の千葉銀行に戻ってきて、300円の証紙を買いに戻って、また農業委員会に向かったということでした。たったこれだけの申請をするためにですね、御高齢の方が中央コミュニティセンターと本庁を行ったり来たりするのは非常にかわいそうだなというふうに思った次第であります。実は、この相談を受ける前に、私自身もですね、実は建築、建築と言っちゃった。建築系のところでちょっと申請したら、やっぱり証紙を買ってきてと言われて、証紙を買っていそいそと戻ったという経験をしましたけれども、そういうこともあって、この方の本当にお気持ちは十分察したところであります。今回、この相談を受けたことで、余り証紙について課題意識を持っておりませんでしたが、全国的に見ると結構見直している自治体が多いようであります。
 そこで、まず、他政令市の状況はどうなっているのか、お伺いいたします。


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◯議長(茂手木直忠君) 会計管理者。


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◯会計管理者(宮野光正君) 他の政令市では、大阪市、京都市の両市が今年度から収入証紙の取り扱いを廃止し、現在、横浜市、浜松市、神戸市、岡山市、福岡市及び本市の6市で取り扱っております。
 以上でございます。


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◯議長(茂手木直忠君) 小川智之議員。


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◯25番(小川智之君) 政令市も廃止がふえてきているようであります。さて、感覚的にですが、証紙による手数料徴収を行っている課は、中央コミュニティセンター側に多い気がいたします。そこで、昨年度実績で、本庁と中央コミュニティセンター内で証紙の手数料徴収を行っている課、申請件数、金額について、それぞれお伺いいたします。


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◯議長(茂手木直忠君) 会計管理者。


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◯会計管理者(宮野光正君) 昨年度、本庁舎内では、宅地課など8課で申請件数は2,447件、金額は約2,316万円であり、中央コミュニティセンター内では建築審査課など6課で申請件数は5,552件、金額は約1億543万円であります。
 以上でございます。


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◯議長(茂手木直忠君) 小川智之議員。


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◯25番(小川智之君) 課のほうは本庁のほうが多かったですが、やはり件数、金額は圧倒的に中央コミュニティセンターのほうが多いことが明らかになったわけです。これでは、やはり何らかの改善をしなきゃいけないというふうに思います。そこで、ワンストップサービスの観点から、証紙を廃止して申請窓口で現金徴収すべきと考えますが、当局の見解を伺います。また、廃止が厳しいのであれば、せめて市役所前市民センターで証紙を販売すべきと考えますが、当局の見解をお伺いいたします。


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◯議長(茂手木直忠君) 会計管理者。


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◯会計管理者(宮野光正君) 現金徴収を行う場合は、レジスター、耐火金庫などの導入経費や対応する人員を配置する必要があります。また、市役所前市民センターに限定して証紙の売りさばき場所とすることは、これらのほかに他の市民センターとの整合性を図る必要があるものと考えております。
 以上でございます。


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◯議長(茂手木直忠君) 小川智之議員。


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◯25番(小川智之君) 人的、物的な障害は理解できるんですけれども、別に他の市民センターとの整合性は必要ないと思うんですよね。いずれも厳しいということであれば、まずは少額なものから窓口徴収を検討すべきと思いますが、御見解を伺います。


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◯議長(茂手木直忠君) 会計管理者。


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◯会計管理者(宮野光正君) 農業委員会では、既に今月から証紙の売りさばきを行っており、さらに新年度からの現金徴収の実施に向け準備に取り組んでおります。今後は、さらなるワンストップサービスの向上のため証紙にかわる徴収方法を検討してまいります。
 以上でございます。


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◯議長(茂手木直忠君) 小川智之議員。


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◯25番(小川智之君) 早速、問題になった農業委員会に対応していただき、ありがとうございます。できれば、私の質問したあとぐらいにやってくれると私の手柄になったんですけれどね。すりあわせと言っちゃ悪いですけれども、話をした最中にもうすぐに対応してもらって本当にありがとうございます。ただ、この証紙の問題については、売りさばき場所の問題のみならず、種類が1万円までしかないために、10万円以上、例えば建築系なんかは50万円とか60万円とか、そういう申請があるんですけれども、それもいちいち一枚一枚張っていかなきゃならないのは手間が大変なんですね。いずれにしても、今後、証紙のあり方について、今年度廃止した大阪市や京都市を参考にしながら、ワンストップサービスの観点からしっかり検討していただきたいなと思います。
 次に、生活保護についてです。
 ただ、問題点を挙げて改正してほしいと訴えているだけでは、国はなかなか重い腰を上げないんじゃないでしょうか。やはり具体的な提案をしなければなりません。本年10月に政令指定都市市長会が社会保障制度全般のあり方を含めた生活保護制度の抜本的改革の提案を提出しましたが、その内容は非常に具体的になっており、そのまま国会に提案されてもいいような内容になっています。ぜひ実現に向けて、市長も民主党に太いパイプを持っていますから、あれを持っていってぶつけていただきたいなというふうに思います。
 さて、生活保護については、制度の不備もさることながら、ケースワーカーが国基準を下回っている状況も何とかしなければなりません。そこで、ケースワーカーが確保できない原因は何か、お伺いします。


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◯議長(茂手木直忠君) 保健福祉局長。


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◯保健福祉局長(中西一成君) ケースワーカーの確保につきましては、人事当局に対し適正配置を要望しておりますが、職員数を全庁的に抑制する中、ケースワーカーへの配慮はされているものの、被保護世帯の急増に対応しきれていないことが原因と考えております。
 以上です。


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◯議長(茂手木直忠君) 小川智之議員。


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◯25番(小川智之君) そういう物理的な問題もいろいろあるんでしょうけれども、ケースワーカーが確保されても、長続きしないという問題点もあるようです。この問題点を解決するためには、ケースワーカーのサポート体制も整備すべきと考えますが、当局の見解をお伺いします。


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◯議長(茂手木直忠君) 保健福祉局長。


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◯保健福祉局長(中西一成君) ケースワーカーの負担を軽減し、本来業務に専念できるよう、文書発送事務等軽易な業務について、平成23年度より非常勤職員を各区に配置して、ケースワーカーをサポートする予定であります。
 以上です。


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◯議長(茂手木直忠君) 小川智之議員。


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◯25番(小川智之君) 非常勤職員を活用していくという話ですけれども、ケースワーカーを増員していく上で、全国的にも任期付採用というのを検討しております。ですので、本市においても任期付採用を検討すると同時に、その際にはですね、やはり、しっかりしたサポート体制をとらないと、そういう任期付採用の方も長続きしないということもありますので、そういったサポート体制を構築していただきたいというふうに思います。
 さて、本市には無料低額宿泊所やそれに類する無届け施設がふえてきており、質問でも何度も取り上げられてきております。当然、きちんとやっている施設もありますが、やはり、行政がしっかり指導できる環境になければ貧困ビジネスの温床になりかねません。特に、これらの施設の設置目的は非保護世帯への自立支援であることから、就労支援に力を入れるべきであります。
 そこで、本市において、無料低額宿泊所に就労支援員等を派遣する事業を行っておりますが、無届けの施設に対する就労支援体制はどのようになっているのか、お伺いします。


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◯議長(茂手木直忠君) 保健福祉局長。


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◯保健福祉局長(中西一成君) 無届けの施設につきましても、無料低額宿泊所同様に就労セミナーを開催するなど、就労支援を実施しております。
 以上でございます。


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◯議長(茂手木直忠君) 小川智之議員。


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◯25番(小川智之君) セミナーの開催だけでなくて、支援員の派遣なども含めた就労支援強化等をお願いしたいというふうに思っております。
 さて、このような施設では、ほとんどが住宅扶助の上限である4万5,000円の家賃設定をしております。しかし、どう考えても4万5,000円とは思えない立地や間取りになっている物件が多いようです。そこで、近隣の家賃相場と比べて本当に妥当かどうかの判断はしているのか、お伺いします。


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◯議長(茂手木直忠君) 保健福祉局長。


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◯保健福祉局長(中西一成君) 無料低額宿泊所につきましては、年1回の立入調査の際、居室料の算定方法についての資料の提出を求め、確認しております。また、無届けの無料低額宿泊所に類する施設につきましては、法的位置づけのない施設であり、一般住宅と同様の取り扱いをしております。
 以上です。


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◯議長(茂手木直忠君) 小川智之議員。


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◯25番(小川智之君) やっぱりこういうところにもですね、法的な裏づけは欲しいところであります。
 さて、最近、私の住む自治会において普通のアパートとして建築し、生活保護者を住まわせようとしており、地域住民も不安に感じております。無料低額宿泊所やそれに類する無届けの施設は食事などの提供をしていますが、ただのアパートだとその実態が全くつかめません。何らかの指導や規制が欲しいと住民が求めております。そこで、何か規制する方策はないのか、また、このように生活保護者が集中的に入居している集合住宅は市内にどのくらいあるのか、さらに、このような問題は他で起きていないのか、お伺いいたします。


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◯議長(茂手木直忠君) 保健福祉局長。


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◯保健福祉局長(中西一成君) 現行の社会福祉法や生活保護法において、これらの住宅やこれらを経営する者に対して指導権限のないことから、国に対し法的整備を引き続き強く要望しているところであります。また、これらの集合住宅と同様な施設は市内に3カ所確認しておりますが、特に問題があるとは聞いておりません。
 以上です。


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◯議長(茂手木直忠君) 小川智之議員。


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◯25番(小川智之君) 他の地区では現在問題になっていないとのことですが、どんどん宅地に、こういう生活保護者だけが住んでいるアパートでもできれば、必ず問題になってくると思います。ワンルーム条例の強化などで、本市でできる限りの制限をかけるとともに、このような問題についても、国の制度改正を要望していただきたいというふうに思っています。幸いにも、この質問を通告したときはいろいろ問題があったんですけれども、うちの地元のほうは、地元の住民がわっと反対したおかげで、大分、結局やめようかなみたいな話になっているみたいですけれども、そういったような状態になっています。ただ、住民任せというのはなかなか難しい、限界がありますし、やっぱり、一番の問題は、家賃の相場、例えばうちの若葉区なんかは、私の周りの4万5,000円というと2DKに住めるんですよ、実を言うと。それなのに、ワンルームで4万5,000円請求されてしまったら、これはもう財政を圧迫されちゃうんで、ぜひ、その部分を市長にも国へ法改正をお願いしていただきたいなというふうに思います。
 次は、若葉区の道路整備についてであります。
 先送りについては、地元はやむを得ないと理解したようですが、では、この事業着手に向けて、今後どのような取り組みをしていくのか、お伺いします。


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◯議長(茂手木直忠君) 建設局長。


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◯建設局長(清水謙司君) 事業が円滑に進められるよう、事業計画などについて、地元の方々と十分に調整を図ってまいりたいと考えております。


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◯議長(茂手木直忠君) 小川智之議員。


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◯25番(小川智之君) 財政状況が厳しいのは承知しておりますけれども、やっぱり、あそこは結構交通量も多いので、地元は交通安全対策の早期実現を望んでおります。やっぱり、命にかえられないので、そういった部分を前向きに考えていただきまして、ぜひ早期実現をよろしくお願いしておきます。
 次に、浜野四街道長沼線の整備についてお伺いします。
 若葉区下田町から中田町区間の浜野四街道長沼線は、道路が狭く、カーブも多く危険であることから、約4キロに及ぶバイパス道路の整備を行っているところですが、大井戸地区には共有地問題があり、この処理に多くの年数を要し、既に10年以上は経過しております。
 そこで、現在の用地取得の状況と、共有地の買収はどのようになっているのか、お伺いします。


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◯議長(茂手木直忠君) 建設局長。


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◯建設局長(清水謙司君) まず、用地の取得状況は、全体面積約5万9,500平方メートルのうち、現在までに5万8,100平方メートルを取得し、約98%の進捗率となっております。残りの用地は今年度末に取得する予定です。
 次に、共有地は取得に約3年を要しましたが、現在は解決しております。


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◯議長(茂手木直忠君) 小川智之議員。


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◯25番(小川智之君) 用地取得率が98%ということで、ほとんど用地の問題は解決しておりますけれども、道路工事の進捗状況はどのようになっておりますか。


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◯議長(茂手木直忠君) 建設局長。


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◯建設局長(清水謙司君) 計画延長約4キロメートルのうち、現在までに約1.6キロメートルを整備し、約40%の進捗率となっております。この整備区間には橋梁3橋を計画しており、そのうち2橋は既に完成しております。残る1橋は下田大橋で、現在、詳細設計を行っているところでございます。


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◯議長(茂手木直忠君) 小川智之議員。


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◯25番(小川智之君) その残る1橋の下田大橋の整備予定は今後どうなっていくんでしょうか。


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◯議長(茂手木直忠君) 建設局長。


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◯建設局長(清水謙司君) 平成23年度に橋梁整備に必要な仮設道路築造のため、事前調整を行い、平成24年度から橋梁工事に着手し、平成28年度末の完成を目指しております。


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◯議長(茂手木直忠君) 小川智之議員。


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◯25番(小川智之君) スケジュールを聞いてすごいなと思うのは、橋梁整備に5年もかかるということです。そんなに大規模な橋なんでしょうか。


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◯議長(茂手木直忠君) 建設局長。


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◯建設局長(清水謙司君) 橋梁の規模でございますが、橋長124メートル、幅員14.8メートルの長大橋であります。事業費が概算で約11億円を要することから、事業費の平準化の観点から、このような整備計画となっております。


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◯議長(茂手木直忠君) 小川智之議員。


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◯25番(小川智之君) 大体わかりましたけれども、全体で約4キロあるので、部分的に供用開始ができる区間はあるんでしょうか。


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◯議長(茂手木直忠君) 建設局長。


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◯建設局長(清水謙司君) 橋梁整備が完成している中田町から川崎十字路までの約3キロメートルの区間については、平成24年度末の供用開始を予定しております。


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◯議長(茂手木直忠君) 小川智之議員。


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◯25番(小川智之君) 全体4キロのうち3キロが平成24年度末に供用開始ということですので、もうすぐだなという感じであります。残りの橋梁を含む1キロについても早期完成ができるように、当局の努力を期待いたします。
 以前の質問で、浜野四街道長沼線のバイパス供用開始の予定時期を伺ったところ、平成24年度に供用を開始するとのことでしたが、バイパスと交差する御殿町3号線、現在中田市民農園の入り口付近からこのバイパスまで完成しており、その延伸となる浜野四街道長沼線の現道までの区間が事業中とのことですが、この区間の現地を見ますと、いまだ工事に着手されていないようであります。
 そこで、まず、御殿町3号線の進捗状況をお伺いいたします。


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◯議長(茂手木直忠君) 建設局長。


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◯建設局長(清水謙司君) 平成21年度に地元及び地権者から道路線形の同意が得られたことから、現在境界確定作業を行っているところでございます。


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◯議長(茂手木直忠君) 小川智之議員。


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◯25番(小川智之君) 現在、境界確定の作業中とのことですけれども、浜野四街道長沼線のバイパスと関連する道路でありますので、これについても今後のスケジュールについてお伺いいたします。


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◯議長(茂手木直忠君) 建設局長。


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◯建設局長(清水謙司君) 境界確定後、平成24年度末までに用地取得を完了させ、平成25年度末の供用を目途に整備を進めております。この整備の完成により全線の供用開始が図られることとなります。


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◯議長(茂手木直忠君) 小川智之議員。


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◯25番(小川智之君) 浜野四街道長沼線のバイパスと同時期の供用開始を期待しておりましたが、現在の状況を伺うとやむを得ないと思います。一日も早い完成を願っております。
 次は、場所を変えまして、都市計画道路源町大森町線の貝塚地区についてお伺いします。
 この道路は、51号バイパスとの連絡が主要な機能と考えておりますが、バイパスが完成して既に15年が経過し、一刻も早い完成を願うものであります。現地を見ますと、北貝塚交差点までの用地取得は大方完了しているようですが、今後の見通しについてお伺いいたします。


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◯議長(茂手木直忠君) 建設局長。


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◯建設局長(清水謙司君) 現在、一部未買収用地があり、歩道の一部に狭い区間がある整備となりますが、平成23年度内の供用を目指しております。


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◯議長(茂手木直忠君) 小川智之議員。


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◯25番(小川智之君) 来年度内には、北貝塚交差点から51号バイパスまでつながるとのことであり、長年要望してきました交通改善が図られることからも、一日も早い供用開始を期待しているものであります。いつも目の前まで迫っていても、なかなか、でもあと一部というのが以外に買えなかったりすることが多いので、しっかり用地買収に努めていただきたいなと思います。
 最後でありますけれども、国で整備を進めている国道126号の加曽利交差点から和田新道との交差点までの歩道整備についてお伺いします。
 平成20年第4回定例会で質問した際には、用地取得に必要な境界立ち会いを実施しているとの答弁ですが、その後の進捗状況についてお伺いいたします。


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◯議長(茂手木直忠君) 建設局長。


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◯建設局長(清水謙司君) 平成21年3月に境界確定作業が完了しましたので、平成21年度から用地取得に着手し、現在、取得率は約30%となっております。


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◯議長(茂手木直忠君) 小川智之議員。


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◯25番(小川智之君) 用地取得に着手し、取得率が30%とのことですけれども、まだまだ時間がかかるような気がしますので、当局の協力体制を強化するとともに、早期完成に向けて国に強く働きかけてもらいたいと思います。
 今回は一問一答方式という形の中で質問をさせていただいて、ふなれな点で、時間も若干余ってよかったなとは思っていますけれども、これからですね、市長におかれましては、先ほど私が質問したとおりのことをよく肝に銘じていただいて、今後の市政運営にきっちり当たっていただきたいなというふうに思います。
 私はやっぱり同年代の人間でありますので、市長には本当に期待しておりますし、これから千葉市が本当にいい市だなと思われるためには、やっぱり我々議会と市長が協力をしていかなければいけないというふうに思っております。ぜひ、そういったことができるよう、市長のほうにも、ぜひ今後もなお一層の留意を図っていただくことを心より申し上げまして、私の一般質問を終わらせていただきます。御清聴ありがとうございました。(拍手)


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◯議長(茂手木直忠君) 小川智之議員の一般質問を終わります。