明日の千葉を見つめて
議会レポート
平成25年度第3回定例会 一般質問

◯議長(宇留間又衛門君) 日程第2、市政に関する一般質問を行います。
 通告順に従い、お願いいたします。36番・小川智之議員。
             〔36番・小川智之君 登壇、拍手〕

◯36番(小川智之君) 皆さん、こんにちは。
 自由民主党千葉市議会議員団の小川智之でございます。2年半ぶりの登壇ということで緊張しておりますが、ちょっとこの2年半の思いを今回の質問に込め過ぎてしまったので、かなりボリュームが多くなってしまったので、ちょっと早口になることを冒頭におわび申し上げたいと思います。
 何といいましても、今大きな話題は、7年後に開催されます東京オリンピックの件だと思います。直接的な影響は、かつての東京オリンピックは東大グラウンドで近代5種、クロスカントリーが行われましたけれども、そういったものは今回のオリンピックでは行われませんけれども、恐らくキャンプ地、もしくは観光客の方々が千葉に来てくれたり、また選手を応援する家族の方が千葉のホテルに泊まったりすることはあるのかなというふうに思っております。これから7年後に向けて、やっぱり千葉市もそれに向けた戦略というのを立てていかなければならないと思います。
 もちろん、オリンピックが最終目標ではございませんので、当然ながら、これまでやろうとしていることを前倒しでやっていって、その後、オリンピックのその後を踏まえた戦略立てというのが大事だというふうに思っています。
 今回やる私の質問も、これはもう行政として不断の取り組みとしてやっていかなければいけないことでありますけれども、その7年後を見据えて、ぜひ明確な都市イメージを確立するために、今回の質問を参考にしていただければ幸いに存じます。
 それでは通告に従いまして、一問一答式で一般質問を行います。
 まず、ふるさと意識の醸成についてですが、当然ながら市としてもさまざまな取り組みをしてきたと思います。
 そこで、本市としてこれまでどのようなふるさと意識の醸成事業に取り組んできたか。また、課題はどのようなものがあるのか、お伺いいたします。(拍手)

◯議長(宇留間又衛門君) 答弁願います。総合政策局長。

◯総合政策局長(鈴木達也君) ふるさと意識を醸成する事業として、親子三代夏祭りや各区での区民祭り、10月18日の市民の日及びその関連行事、千葉ロッテマリーンズ、ジェフユナイテッド千葉のホームタウン推進事業のほか、指定文化財や伝統文化財の保存、継承や、千葉らしさの感じられる景観づくりなどに取り組んでおります。
 また、課題ですが、平成24年度に実施した市民1万人アンケートの定住意向の質問に対する回答から、市民の意識として、町への愛着度の希薄な面を読み取れることができます。
 市民が本市に対して愛着を持ち、住んでいることを誇りに思っていただけるように、ICT活用で全国に先駆けた行政サービスを展開するなど、新たなチャレンジで全国に発信、貢献できる施策への取り組みや、緑豊かな自然、人工海浜、世界最大級の加曽利貝塚など、本市の歴史、文化、伝統など、多くの市民に必ずしも認識されていない魅力ある資源を、市民共有の財産として改めてアピールする取り組みを進めることが必要であると考えております。

◯議長(宇留間又衛門君) 小川智之議員。

◯36番(小川智之君) 本市でもさまざまな取り組みをされていることは評価いたしますが、残念ながらそれぞれが個々で完結してしまい、ばらばらな印象が拭えません。
 柏市では、今年度から官民一体となって実行委員会を設立し、市内で行われているさまざまなイベントを通して、柏の町の魅力や人々の活気を市内外に伝えていくイメージアップ事業、We Love Kashiwaキャンペーン、元気な柏発信プロジェクトを展開しています。例年行っているイベントも、このキャンペーンの事業に位置づけ、発信力を高めていくことはすばらしいことだと思います。
 AKB48のように、グループで売ることによって、まずは発信力を高め、後に知名度が上がれば個々に活動していくという手法は、多くの魅力や事業を抱える本市にとっても有効な手法と考えます。
 そこで、現在個々で行っている事業を一つのふるさと意識醸成事業と位置づけ事業展開を行っていくことへの当局の見解をお伺いします。

◯議長(宇留間又衛門君) 総合政策局長。

◯総合政策局長(鈴木達也君) ふるさと意識の醸成につながる事業は、イベント的な事業からちばレポなど、日常生活に密着した事業まで幅広いものと認識しておりますので、それらを含めたふるさと意識醸成事業への取り組みについて、今後検討してまいります。

◯議長(宇留間又衛門君) 小川智之議員。

◯36番(小川智之君) この、We Love Kashiwaキャンペーンの肝は何といっても、官民共同ということであります。どれだけ多くの方を巻き込めるかが成功の鍵ですので、検討する際には、そのことを十分念頭に置いて事業計画を作成していただきたいと思います。
 さて、ふるさと意識というものは、市への帰属意識に通じます。どの学校でも校歌というものを歌いますし、多くの団体でオリジナルソングを歌い、会の一体化を図っております。
 当然、市にも市の歌というのがありますが、残念ながら社会人になって市歌を歌う機会というのは、年始の賀詞交換会と10月18日の市民の日ぐらいで、そんなに多くの機会はありません。正直、私自身も千葉市で生まれ育っていますけれども、市歌は議員になるまで歌いませんでした。
 この市歌の問題につきましては、先般の、昨年度、第3回定例会で亀井議員が指摘しておりまして、その成果がありまして、市のホームページには歌詞と音源が掲載されるようになりましたが、何といっても市民が市歌を学ぶためには、学校現場の指導が重要になってきます。かつては教わっていたという方もいますが、私の時代は教わっていませんでした。
 そこでまず、小中学校で市歌を教えているのか、お伺いいたします。

◯議長(宇留間又衛門君) 教育次長。

◯教育次長(田辺裕雄君) 各学校では、それぞれの歌の特徴や児童生徒の発達段階を考慮しながら、音楽の授業や学級活動などにおいて指導しております。
 その成果として、中学校音楽発表会で千葉市歌及び心の飛行船を、小学校音楽発表会では千葉市子どもの歌を全員で合唱し、ふるさと千葉市の意識を高める機会としております。

◯議長(宇留間又衛門君) 小川智之議員。

◯36番(小川智之君) なるほど、音楽発表会で歌われるようですけれども、これでは歌えるようになるのは参加した生徒だけで、全生徒が歌えるようにならないと思います。
 横浜市や大阪市では、卒業式や入学式などさまざまな学校行事で、市旗の掲揚と市歌の斉唱を進めているようですが、本市でもふるさと意識醸成のため、学校行事でも積極的に歌うよう推進すべきだと思いますけれども、教育委員会の見解をお伺いします。

◯議長(宇留間又衛門君) 教育次長。

◯教育次長(田辺裕雄君) 千葉市歌は、本来誰でも愛着を持って奏でられることが望ましいと考えておりますが、特に中学校では千葉市歌など、小学校では千葉市子どもの歌を、音楽の授業だけでなく学校行事等も含めて、機会を捉えて歌い親しむことで千葉市民としての意識を高められると捉えております。

◯議長(宇留間又衛門君) 小川智之議員。

◯36番(小川智之君) 市歌の指導におきましては、ぜひ歌詞の意味も教えていただきたいと思っています。
 千葉市子どもの歌も市歌にも、歌詞には共通して黒潮というフレーズや袖師ヶ浦という言葉が入っておりまして、さらに文化の千葉と歌っています。かつての千葉市は、非常に海が生活の一部として定着していたことが、歌詞から垣間見ることができます。さらに、文化都市であるということを誇りに思っています。ぜひ、都市化の進展に伴い希薄になりつつあるふるさと意識の醸成と都市イメージの確立のために、市歌の積極的な活用を要望いたします。
 続いて、特色を生かしたまちづくりに移ります。
 本市の特色は何といってもプロ野球チーム、千葉ロッテマリーンズ、Jリーグのジェフユナイテッド市原千葉、千葉ジェッツといったプロチームを初め、オービックシーガルズ、富士通陸上競技部、イオン新体操クラブなどといったトップアマのチーム、さらには車椅子バスケの名門千葉ホークスや、おととしから活動拠点を千葉に移したウィルチェアラグビーのBLASTといった障害者スポーツの強豪チームなど、多くのトップスポーツチームが活動の拠点としており、全国レベルで活躍する選手も多く輩出していることだと思います。
 しかしながら、全国的に見ても、スポーツの町と問われれば、隣の習志野市や船橋市のほうが知名度が高いのではないかと思います。それは市立船橋高校や習志野高校の実績によるものが多いと思われます。だからといって、今から市立千葉・稲毛高校にスポーツ学科を設立して選手強化に努めても、そのイメージが定着するまでには多くの時間を要してしまいます。
 まずは、現時点の大きな特徴であるトップスポーツの集積ということをもっとアピールし、積極的に活用していくべきだと思います。それが本市の魅力をアピールするとともに、千葉市を拠点としているチームの底上げにつながると思います。
 そこで、トップスポーツの連携として、これまでどのような取り組みをしてきたのか。また、今後の方針についてもお伺いいたします。

◯議長(宇留間又衛門君) 市民局長。

◯市民局長(金親芳彦君) トップスポーツとの連携については、市民がトップスポーツに触れる機会を創出することを念頭に、知る、観る、交流するの三つの視点で取り組んでおります。
 知るについては、プロスポーツ3チーム、アマチュアスポーツ10チーム、トップアスリート27名、中学生から高校生までのジュニアアスリート32の選手とチームについて、プロフィールや成績、コメントなどを市ホームページで紹介しております。
 観るについては、プロバスケットボールチーム千葉ジェッツと、アメリカンフットボールチームオービックシーガルズの公式戦など、プロスポーツチームや試合のPRに努めるなど、市内開催を支援いたしました。
 交流するについては、ロンドンオリンピックで活躍いたしました富士通陸上部の高瀬、高平両選手による小学生のランニング教室、オービックシーガルズの高校部活動指導や千葉ジェッツによる小中学生バスケットボール教室の開催など、トップスポーツによる直接指導のコーディネートを行いました。
 今後とも、これら三つの視点に基づきトップスポーツとの連携を推進してまいります。

◯議長(宇留間又衛門君) 小川智之議員。

◯36番(小川智之君) 知る、観る、交流するの視点のほかに、支えるという視点も重要です。これら四つの視点を総合的に進める施策がホームタウンの推進だと思います。
 昨年、観光推進室、シティセールス推進室、ホームタウン推進室を統合し、新たに集客観光課を設置し、観光行政を強化したところですが、その後ホームタウン推進として、どのような取り組みをしてきたのか、お伺いいたします。

◯議長(宇留間又衛門君) 経済農政局長。

◯経済農政局長(渡部淳嗣君) ホームタウンチームの集客力を強化し、さらにそれを本市全体の集客向上につなげていくため、ジェフのホームタウン千葉市デーやマリーンズの千葉市スペシャルデーにおいて、従来の500円で観戦できる市民優待やスタジアムツアーなどに加え、新たに両チームのキャラクターなどによるコラボレーション企画を実施することでファンをふやす試みや、本市の観光や物産を積極的にPRするイベントを組み入れることにより、ゲーム観戦をきっかけとして本市の魅力を知っていただけるよう取り組んでおります。

◯議長(宇留間又衛門君) 小川智之議員。

◯36番(小川智之君) ありがとうございます。
 さまざまな取り組みをしていることは評価いたしますが、最近マリーンズもジェフも観客動員で伸び悩んでいるということは、さらなる取り組みが必要であると考えます。
 そのような中、市長の呼びかけで、ジェフの企業後援会、ジェフユナイテッド千葉絆会が立ち上がり、私自身も千葉市サッカー協会会長として趣旨に同意し発起人に名を連ねさせていただいたところです。ぜひ多くの賛同者を得て、盛大に発会することを祈念するとともに、微力ではありますが協力したいと思います。
 一方で若干の不安がありますので、少々突っ込んで質問をいたします。
 発足するときは、市長を初め発起人の方々の顔を立てて、いわばおつき合いで入会してくださる方も多いと思います。こういった方々を本当のファンにし、会員の維持拡大につなげていかなければなりません。
 そこで、その後の具体的な事業展開及び会員の維持拡大について、どのように考えているのか、お伺いいたします。

◯議長(宇留間又衛門君) 市民局長。

◯市民局長(金親芳彦君) 具体的な事業展開としては、応援観戦、キャンプ激励観戦やチームとの交流を行うとともに、会員みずからがジェフユナイテッド千葉の認知度を高め、地域とのきずなを深める諸活動を行うこととしております。
 また当面、設立総会までの募集として、10月末日まで会員の申し込み受付をしており、今後、選手との交流会、観戦チケットやオリジナル応援用品などを企画し、魅力ある会とすることで、多くの市内事業者が参画する会としていきたいと考えております。

◯議長(宇留間又衛門君) 小川智之議員。

◯36番(小川智之君) ぜひ、そのことに期待したいところでありますし、私も一生懸命サポートしたいと思っています。
 また一方で、ジェフだけでいいのかという思いもあります。冒頭でも申し上げたとおり、千葉市を本拠地にするプロチームはジェフだけではなく、千葉ロッテマリーンズや千葉ジェッツもあります。また、最近、メディアにも取り上げられつつあるので御存じの方も多いと思いますが、千葉市を本拠地として発足しましたバレーボールチーム千葉ゼルバも、Vプレミアリーグを目指して頑張っているところです。マリーンズについては、既に平成16年からかもめ会が発足していますが、その他のチームも同様の趣旨で応援をしてほしいと思うところです。
 そこで、今後これらのチームへの支援をどのように考えているのかをお伺いいたします。

◯議長(宇留間又衛門君) 市民局長。

◯市民局長(金親芳彦君) 千葉ジェッツについては、10月にホームゲームを開催することとなっており、市としまして後援や会場使用の支援、ゲームのPR活動を実施してまいります。
 また、千葉ゼルバについては、本拠地の練習会場として、千葉経済大学附属高校の体育館を使用できるよう市から協力を依頼し、11月から練習を開始することとなっております。
 今後は、両チームが市民に地元プロチームとして認知されるための方策について、チームと十分協議をしてまいります。

◯議長(宇留間又衛門君) 小川智之議員。

◯36番(小川智之君) ありがとうございます。
 そういう個々の協力も大事なんですけれども、私は、考えているところで、プロ、アマ問わずに千葉市を活動拠点にしているトップチームや選手を応援したいと思っていますし、そのような組織もつくりたいというふうに思っています。
 大分市では、平成21年にトップリーグで活躍するスポーツチームが4チームあるという、全国的に見れば珍しい特徴を生かし、スポーツと市民協働を融合させた形としてスポーツによるまちづくりの展開を図るため、おおいたホームタウン推進協議会を立ち上げ、地域の住民や企業、行政が一体となり4チームを支えていくための体制づくりをしています。札幌市も市内に本拠地を持つ三つのプロスポーツチームと連携して、ことしの3月に、プロスポネットSAPPOROを設立しました。また、横浜市でも、横浜熱闘倶楽部という応援連合体が古くから活動しており、川崎市はスポーツパートナーという形で、さいたま市はさらに踏み込み、さいたまスポーツコミッションを立ち上げ、トップスポーツとの連携を図り地域活性化につなげています。
 このように、本市でも組織的にトップスポーツとの連携を図っていくべきと考えますが、当局の見解を求めます。

◯議長(宇留間又衛門君) 市民局長。

◯市民局長(金親芳彦君) スポーツ都市の実現にはトップスポーツの存在が欠かせないものであり、それらのチームが活躍し地域の誇りとなってもらうためにも、市民、企業、行政が一体となって支える体制づくりは必要と考えております。
 しかしながら、本市単独のホームタウンチームは、千葉ロッテマリーンズのみであることから、全てのチームを一括する応援組織について、現在のところ考えておりませんが、今後、本市とのかかわりの度合いや各チームの意向等を踏まえながら、必要な支援を行ってまいります。

◯議長(宇留間又衛門君) 小川智之議員。

◯36番(小川智之君) ちょっと残念な答弁といいますか、単独のホームタウンとかにこだわってしまうと、かえって限定的になってしまいます。そんな小さなことにこだわらず、チームにとっても、市にとっても、市民にとってもいいことなら、どんどん巻き込んでいってしまったほうがいいと思います。
 個人的には、そもそもこれは行政が主体的にやるよりは、民間でやるべきだというふうに考えています。私も、何とかそういうものをつくっていきたいと思っていますので、全面的なサポートをお願いしたいと思います。
 続いて、障害者スポーツについてお伺いします。
 以前より障害者への理解やバリアフリー化を推進するためにも、国体開催時の直後に行われます全国障害者スポーツ大会やパラリンピックにも、もっと注目すべきだと主張してきたところであります。
 昨年のロンドンパラリンピックで、本市在住の田中康大選手が、世界新記録で金メダルを獲得し市民栄誉賞を受賞したことは、障害者スポーツへの理解を深めるいい機会になったのではないかと思います。
 本市には冒頭申し上げましたとおり、車椅子スポーツのチーム、千葉ホークスやBLASTが本拠地としていたり、スポーツ用車椅子メーカーとしてトップシェアを誇るOXエンジニアリングが本社を置いています。
 まさに車椅子スポーツのメッカになるための素質は十分備えており、これをきっかけに障害者スポーツの盛んな町にしていきたいと考えているところです。
 そこで、障害者スポーツについて、まずこれまでの取組状況と今後の方針を伺います。

◯議長(宇留間又衛門君) 市民局長。

◯市民局長(金親芳彦君) これまでの取組状況ですが、本市では障害者の身体機能の回復や健康の保持増進、社会参加の促進を図るため、障害者がスポーツを行うための施設を療育センター、ハーモニープラザ、こころの健康センターの整備にあわせ設置するとともに、各種スポーツ講座や障害者と健常者がペアで参加するバトミントン大会などのスポーツ交流会等を開催しています。
 また、スポーツを通じて達成感や自信が得られるよう、毎年、身体障害者スポーツ大会、知的障害者のゆうあいピック、精神障害者のソフトバレーボール大会等を開催し、優秀な成績をおさめた選手やチームを全国障害者スポーツ大会等に派遣をしております。
 さらに、多くの市民が障害者スポーツに触れる機会をふやすために、ウィルチェアラグビー日本選手権大会や車椅子バスケットボール全国選抜大会などのトップレベルの障害者のスポーツ大会開催を支援しております。
 今後は、障害のある方の健康づくりや生きがいづくりはもとより、スポーツを通じた障害のある人とない人の交流機会を充実することにより相互理解の促進を図る一方、トップレベルの大会開催支援のさらなる強化や競技の普及促進に努めるとともに、障害者がスポーツに取り組む環境づくりの一環として、障害者スポーツ指導員養成講習会の開催や障害者スポーツ指導の資格取得の支援を行うことを予定しております。

◯議長(宇留間又衛門君) 小川智之議員。

◯36番(小川智之君) さて、先ほどのトップスポーツ同様、組織的に支える体制づくりも重要になってきます。個人的な思いといたしましては、前述したような組織を立ち上げて、障害者スポーツの皆さんにも輪の中に入っていただきたいと思っています。
 また、活動場所についても、いわゆる障害者用の施設ではなく一般施設でも活動の場が広げられるようにすべきだと考えます。
 そこで、一般施設における障害者スポーツへの貸し出しについてお伺いいたします。

◯議長(宇留間又衛門君) 市民局長。

◯市民局長(金親芳彦君) 障害者が一般スポーツ施設を使用することに関しては、特に制約などはなく、健常者への貸し出しと同様に、床面等、施設を著しく傷つけるおそれがある場合は、養生などの対応をお願いしているところでございます。

◯議長(宇留間又衛門君) 小川智之議員。

◯36番(小川智之君) もちろん制約がないのはわかっておりますけれども、やはり養生となると多額の費用がかかり、これが精神的なバリアを生んでしまっています。もっと気軽に施設利用ができるよう、施設管理者とも協議をしていただきたいと思います。
 さて、何といっても7年後に行われるパラリンピックにも、本市の出身者や活動拠点にしている方々に出場してもらいたいと考えています。
 そのためには、選手の育成、強化が必要だと考えますが、市としてどのように対応していくのか、お伺いします。

◯議長(宇留間又衛門君) 市民局長。

◯市民局長(金親芳彦君) 全国レベルの大会の開催や障害者によるスポーツチーム等が日常的に活動できる環境づくりが、市内の競技人口をふやし、将来的に選手を輩出することにつながるものと考えておりますので、障害者のトップスポーツ大会の開催支援や障害者スポーツの指導者育成に努めてまいります。

◯議長(宇留間又衛門君) 小川智之議員。

◯36番(小川智之君) これらの取り組みをしっかり行っていただき、障害者スポーツの町、そして障害のある方にもない方にも、全ての方に優しい町として、本市の都市イメージを確立してほしいと思います。
 続いて、サイクルシティについてお伺いします。
 本市は、関東平野の真ん中にあり、また埋立地も多いことから、起伏もそんなに激しくなく、自転車で走行しやすい地形であります。
 昨今の健康志向の高まりや健康への配慮から、改めて自転車が注目され、自転車のまちづくりに取り組んでいる自治体もふえてきており、本市でも自転車対策室が自転車対策課へ昇格し、積極的に自転車関連施策を推進しているところであります。
 8月には、自転車走行に適した道路を有効に活用した自転車走行環境ネットワークの形成を目指すため、ちばチャリ・すいすいプラン、自転車の街・千葉市を目指してが策定されたところであります。
 そこでまず、ちばチャリ・すいすいプランについて、策定の目的は何か、これによってどのようなことが達成されるのか、お伺いいたします。

◯議長(宇留間又衛門君) 建設局長。

◯建設局長(中台公明君) 自転車利用は、環境への負荷軽減、健康増進などの効果が期待できることから、安全で快適な自転車走行環境の整備を行うことにより、市内の回遊性を高めるネットワークづくりを進め、自転車の利用促進を目的としております。
 プランではおおむね30年後を見据え、市内に約330キロメートルの自転車ネットワークを構築することで、自転車の利用促進のほか、自転車に関する事故件数の減少や歩行者、自転車利用者の安心感の向上を達成指標としております。

◯議長(宇留間又衛門君) 小川智之議員。

◯36番(小川智之君) これだけの走行環境の整備計画は、全国的にも類を見ないものと思われます。まさに本市が自転車の町になる大いなる一歩となりますので、ぜひ着実な事業展開を願うものです。
 また、利用促進の向上策として、この自転車道を活用した推奨サイクルコースを幾つもつくってもらいたいものです。
 一方で、この計画はハード面の整備がメーンとなっている計画となっており、その成果指標の一つである事故件数の減少を達成させるためには、走行環境整備だけではなく利用者側の意識啓発、ソフト面の充実も大切であります。
 そこで、利用者側の意識啓発について、どのような取り組みを行っていくのか、お伺いいたします。

◯議長(宇留間又衛門君) 市民局長。

◯市民局長(金親芳彦君) 今年度は、幼稚園、保育所の園児や小学生に対する交通安全教室の開催を215回、中学生向けの自転車交通安全教室を8回、高齢者向けの安全教室や講話を5回、スケアード・ストレイト教育技法による安全教室を2回予定しているほか、新たに自転車マナーアップフェスタを2回開催するなど、自転車利用者に対する交通ルールやマナーの意識啓発に積極的に取り組んでまいります。

◯議長(宇留間又衛門君) 小川智之議員。

◯36番(小川智之君) 新たに行われるマナーアップフェスタに大いに期待するところですが、一方でこういうイベントに積極的に参加する方というのは、もともとマナーのよい方が多いので、本来ターゲットとする方にも幅広く参加していただきたいと思っています。
 そのために、何らかのインセンティブが必要だと考えますが、当局の見解をお伺いいたします。

◯議長(宇留間又衛門君) 市民局長。

◯市民局長(金親芳彦君) 何らかのインセンティブを与えることについては、多くの市民に講習を受けてもらうための効果的な方策であると思われることから、10月19日開催の自転車マナーアップフェスタ並びに11月から各区で実施をいたします自転車安全利用講習会の受講者には、来年度分の指定自転車駐輪場定期利用事前受付の優先権を与えることを予定をしております。

◯議長(宇留間又衛門君) 小川智之議員。

◯36番(小川智之君) ありがとうございます。
 これからますます自転車利用がふえてくると事故もふえ、そのうち免許制度ができたりするなど気軽な乗り物でなくなってしまうかもしれません。
 実際に、このたびの道路交通法の一部改正では、右側通行の禁止やブレーキ不良自転車への指導強化が盛り込まれました。罰則の強化というのは、余り望ましいものではありません。できれば個々の意識が向上するよう、来月から行われます第1回目のマナーアップフェスタに期待したいと思いますし、引き続き啓発活動に力を入れてほしいと思っております。
 さて、市長マニフェストに自転車のまちづくりの推進とあり、具体的にモノレールへの自転車の乗り入れ、コミュニティサイクルの導入、自転車関係イベントの積極誘致という具体的な施策が掲載されております。
 そこで、それぞれの施策の取組状況についてお伺いいたします。

◯議長(宇留間又衛門君) 都市局長。

◯都市局長(岩成一弘君) モノレールへの自転車の乗り入れについてですが、市長マニフェストの工程表では、4年後に目指す成果、目標として、モノレールへ自転車を乗せることができる専用列車の運行を掲げております。
 この取り組みの一環として、モノレール会社では、本年8月11日、実際に自転車をモノレールに乗せるサイクルアンドモノレールを実施しました。このサイクルアンドモノレールでは、改札からホームまでの移動や車内での自転車の固定など、幾つかの課題が明らかになったことから、今後これらの対応策を検討してまいります。

◯議長(宇留間又衛門君) 総合政策局長。

◯総合政策局長(鈴木達也君) コミュニティサイクルの導入についてですが、取組事業工程表では、幕張新都心において回遊性の向上などを図るため社会実験を実施することとしております。
 幕張新都心は、自然豊かな海辺や幕張メッセ、QVCマリンフィールド、さらには12月オープンのイオンモール幕張新都心などの観光集客施設が点在していることから、コミュニティサイクルの施策としての有効性を検証するための適地であると考えており、現在民間で構成する協議会を実施主体とし、協議会と市の協働で社会実験を実施することを考えております。
 社会実験では、コミュニティサイクルの利用目的や利用率などの把握、サイクルポートの配置の妥当性、事業の採算性などについて評価してまいりたいと考えております。

◯議長(宇留間又衛門君) 経済農政局長。

◯経済農政局長(渡部淳嗣君) 自転車関係のイベント誘致の取組状況ですが、自転車イベントやサイクルスポーツ競技を誘致、開催することで、全国から多くの自転車ファンが本市を訪れることが期待でき、また観戦や見学、体験を通した自転車のさまざまな楽しみ方を市民に提供できることになります。
 現在、市内で開催され本市が支援を行っている自転車イベントやサイクルスポーツ競技については、関係機関との連携により、主催者、参加者、観覧者の満足度を向上する工夫を行っていくことで、定着と集客増を図っているところです。
 また、本市が目指す自転車の町にふさわしい新たなイベント等については、関係機関と協議しながら、誘致、開催について検討してまいります。

◯議長(宇留間又衛門君) 小川智之議員。

◯36番(小川智之君) サイクルアンドモノレールについては、私も参加させていただきました。ホームまでの移動や自転車の固定については、さほど大きな問題はなかったと思います。むしろ、輪行料金の設定や自転車をモノレールに持ち込むモチベーションの設定などが大きな課題だと思います。買い物や通勤などでふだん使いでの想定、サイクルツーリズムとしてモノレールを含めたサイクリングコースの設定など、モノレールに自転車を乗せたいと思うイメージを持たせることが大事です。
 コミュニティサイクルを正式に行うのは、まだ先そうですね。国内にも先進事例も多いですし、本市と姉妹都市であるヒューストン市もコミュニティサイクルを実施していましたので、それらをしっかり研究し、しっかりとテーマを持った上で、社会実験に臨んでもらいたいと思います。
 また、自転車イベントも、昨年から本市で開催されるサイクルモードに合わせて行われるエンデューロやクリテリウムといったロードレースも行われるようになり、全国の自転車愛好家から、かなり注目を集めているところです。
 昨日、皇居の近くを通りましたら、公道を自転車専用にし、自転車の無料貸し出しをするパレスサイクリングというイベントをやっていました。これは、毎週日曜日にやっているようですが、多くの人でにぎわっていましたし、非常におもしろい取り組みだと思いました。このように本市でも、公道をうまく活用したロードレースや自転車イベントができるよう前向きな取り組みをお願いします。
 そして、競輪も立派なトップスポーツだと思います。競輪はどうしても公営ギャンブルという色彩が強いため、景気の低迷やギャンブルに対する市民意識の変化により、近年では売り上げが減少し存続が危ぶまれています。しかし私は、サッカーのtotoのように、メーンは競技で賭けは楽しみの一部という意識の切りかえを図ることで、新たなファンが開拓できるのではないかと思います。競輪は所属が決まっていることから、地域対抗意識というものが芽生えやすい環境にあると思いますので、ホームで応援団をつくるといった試みをしてみるのもおもしろいのかもしれません。
 先日、サイクルスターフェスティバルが行われ、競輪ファン以外の一般のお客さんを競輪場に呼び込むイベントが行われ、盛況だったと伺っております。
 また、今年度より3カ年の包括委託が行われ、民間の活力を導入しての経営改革に取り組んでいるところであります。
 そこで、まだ半年しかたっておりませんが、包括委託後の千葉競輪場の状況や新たな取り組みについてお伺いいたします。

◯議長(宇留間又衛門君) 経済農政局長。

◯経済農政局長(渡部淳嗣君) まず、包括委託後の千葉競輪の状況ですが、8月までの状況では、当初見込んでいた収益を上げております。
 また、場内施設については、正門やベンチの塗装塗りかえや看板サインのつけかえなどにより場内イメージアップを図るとともに、従事員や清掃員等の接客サービスの向上を図ったところであり、既存ファンや新規ファンからも評価をいただいております。
 次に、今後の新たな取り組みですが、外壁のペイントアートの実施、ごみのない競輪場づくりの推進によるさらなるイメージアップや、正門脇に設置したにぎわいブースの活用及びナイター競輪、場外発売の実施に伴う催しの開催により、安定した車券売上の確保に努めてまいります。
 さらに、10月にポートパークで開催される千葉市民産業まつり、11月に海浜幕張駅前エリアで開催されるサイクルフェスタにおいてブースを出店し、競輪場に足を運んでいただけるよう市民にアピールしてまいります。
 このほか、本年8月の全国高校総合体育大会において、千葉競輪場を練習拠点としている千葉経済大学附属高校がみごと総合優勝を果たしたところであり、また11月には第27回東京六大学対抗自転車競技大会を実施する予定です。
 今後もアマチュアに対する協力などを通じて、競輪ファンの裾野を広げていきたいと考えております。

◯議長(宇留間又衛門君) 小川智之議員。

◯36番(小川智之君) ぜひ競輪も千葉市の売りの一つとして、新たなファン獲得に向け努力してほしいと思います。
 このように、本市は所管にまたがったさまざまな施策を展開しているところではありますけれども、これらの自転車関連施策を総合的に推進し、自転車の町、サイクルシティ千葉という都市イメージを確立していくためにも、これまで放置自転車対策や自転車道の整備といった道路上の管理や整備の中心だった自転車対策課を、建設局の所管から総合政策局または市民局へ移管し、それぞれの所管で行っていた自転車関連施策を統合し、全庁的に取り組むべきだと考えますが、見解をお伺いします。

◯議長(宇留間又衛門君) 総合政策局長。

◯総合政策局長(鈴木達也君) 従来の移動手段を中心とした自転車の役割から、環境意識や健康志向の高まり、余暇、レジャー活動の活発化などを背景に、自転車に対する市民ニーズも多様化してきております。
 これまで放置自転車対策、安全利用の促進、自転車走行環境の整備、自転車関連イベントの開催など、さまざまな施策に取り組んでおりますが、基本的にはそれぞれの目的に応じて個別に進めてきたところです。
 平たんな地形、豊かな緑、水環境などの自転車に関する本市の都市資源をさらに活用し、安全で快適な自転車走行環境、集客環境やマナー向上など、幅広い要素を含めた一体的なまちづくりに向けて、そのコンセプト及び庁内外の推進・連携体制などの検討を進め、総合的な取り組みとしての自転車のまちづくり条例化に向けて取り組んでまいります。

◯議長(宇留間又衛門君) 小川智之議員。

◯36番(小川智之君) 条例化を楽しみにしています。
 本市は、幕張公園マウンテンバイクコースや、花見川、昭和の森といったサイクリングコース、全国に44場しかなくなってしまいました競輪場、そして整備を進めている自転車道と、ハード面では自転車の町を標榜するに値するポテンシャルを秘めています。また、BMX世界チャンピオンの池田選手、高校自転車競技では全国大会の常連で多くの競輪選手を輩出する千葉経済大学附属高校、千葉競輪で活躍する選手たちなど自転車競技者もたくさんいます。これだけの人材がいれば、サイクルシティを標榜する宇都宮市で活動するブリッツェンのような、地域密着型自転車競技チームのプロチームもできるのではないかと期待しています。
 しかし一方で、これだけのポテンシャルを持ちながら、まだまだ発信力が弱く、市内外の方々の認知度が低いのが現状です。何度も言いますが、これらを結集してサイクルシティとしての都市イメージを確立できるよう、今後の取り組みに期待いたします。
 続きまして、施設の整備と確保についてお伺いいたします。
 これまではどちらかと言うと、観る、支えるという話がメーンでしたが、やっぱりスポーツはするものだというふうに思っています。するためには当然、場が必要であります。
 さて、特に他の都市と比べて最も千葉市の中で貧弱だと私が思うのが、武道館と水泳競技場であります。
 本市の武道館は昭和39年の建設で面積が狭く、駐車場も少なく、以前から移転改築の要望が出ておりました。また、千葉公園プールも昭和35年の開設とさらに古く、観客席に人が入れないというありさまです。
 このことからも、2施設については早期の整備が求められているところですが、本市の見解をお伺いいたします。

◯議長(宇留間又衛門君) 市民局長。

◯市民局長(金親芳彦君) 武道館、千葉公園水泳プールは、いずれも老朽化が著しく、大規模な大会を開催するための設備上の基準を満たすことが困難な状況にありますので、施設面において何らかの対応を図る必要があると認識しております。

◯議長(宇留間又衛門君) 小川智之議員。

◯36番(小川智之君) 認識という、そういうちょっとだけではなくて、具体的に取り組んでいただきたいなというふうに思っています。
 第1回定例会で蛭田議員も指摘されていましたが、千葉公園体育館も施設の老朽化が進んできていることから、武道館、プール、体育館を集約させた総合スポーツ施設の整備を私も求めます。
 さて、現在、学校の適正配置に伴い統廃合が進められております。当然ながら、これまで使っていた運動場や体育館も減るわけです。現在、多くのチームがこの問題に不安を持っております。この問題は、後ほど松坂議員に触れてもらいます。
 また、本市には、昭和52年から未利用地の暫定利用や民有地の借り上げによって開設された独自の運動広場制度があり、現在市内20カ所が指定されています。しかし、暫定的な利用であることから、その土地が本来の目的で使用されるようになれば当然廃止せざるを得なく、これまた利用者は不安になるところであります。特に、民有地の運動広場では、相続の際での不安があるという話も伺っておりますので、土地所有者の協力が引き続き得られるよう対策を講じていただきたいと思います。
 いずれにしましても、スポーツ施設の整備は場当たり的にやるものではなく、中長期の視点に立った保全計画に合わせ、地域の配置状況、種目のバランスを考慮しながら、総合的に全市的なあり方を検討すべきだと思います。
 そこで、スポーツ施設の総合的な配置整備計画を策定すべきと考えますが、現在の取組状況を含め見解を求めます。

◯議長(宇留間又衛門君) 市民局長。

◯市民局長(金親芳彦君) 今後の人口減少や厳しい財政状況、さらには資産の効率的な利用を勘案した上で、スポーツ施設の配置を検討する必要があると考えております。
 現在、全市的なスポーツ施設のあり方について、年度内に方針を策定する作業を進めており、あわせて来年度策定予定の公共施設見直し方針やスポーツ・レクリエーション施設に関する資産の総合評価の内容などを勘案し、個別の施設についての検討をしてまいります。

◯議長(宇留間又衛門君) 小川智之議員。

◯36番(小川智之君) ぜひ、市だけの中での計画ではなくて、やっぱりスポーツ難民を生み出さないように、利用者側の意見もしっかり聴取して総合的な計画を立てていただきたいと思います。
 次に、歴史・文化を生かしたまちづくりについてお伺いいたします。
 本市には歴史がないと言われますが、決して歴史がないのではなく、知らない、もしくは継続性が乏しいことが理由として挙げられます。
 名前を知っていても、その意義は知らない。その最たるものが加曽利貝塚ではないでしょうか。現在、加曽利貝塚は特別史跡の指定に向け、出土品の再整理などを行っています。
 そこでまず、特別史跡指定に向けての進捗状況についてお伺いいたします。

◯議長(宇留間又衛門君) 教育長。

◯教育長(志村 修君) 加曽利貝塚の特別史跡指定申請に必要な再整理事業は、昨年度から3カ年計画で進めており、平成27年度に総合的な報告書を刊行する予定であります。
 昨年度は、主に北貝塚出土資料について、また今年度は南貝塚出土資料について作成を進めており、これらの成果は千葉市遺跡発表会、加曽利貝塚整理速報展などで公開をしております。
 また、加曽利貝塚の特別史跡化に向けた市内外へのPRや、地域の盛り上がりを醸成するために、関係団体、関係機関や地元町内会、商店会と連携した事業を行い周知に努めたところであり、今後も講演会や擬似発掘体験などの新たなイベントを企画し実施してまいります。

◯議長(宇留間又衛門君) 小川智之議員。

◯36番(小川智之君) この1年の整理事業だけでも、既に成果を上げておりまして、まさに加曽利貝塚は縄文時代の宝の山であります。恐らく、これらの遺物の幾つかが特別史跡を受けるに当たって、重要文化財の指定を受けると思われます。
 しかし、重要文化財を公開するには、文化庁が示した文化財公開施設の計画に関する指針に示されている基準を満たさなければなりません。
 そこで、現在の博物館はこの基準を満たしているのか。また、今後の博物館整備計画についてもあわせてお伺いいたします。

◯議長(宇留間又衛門君) 教育長。

◯教育長(志村 修君) 国の指針は、平成7年に文化庁が施設の新設、拡充に当たって示したものであり、昭和41年に建設された加曽利貝塚博物館は、この基準を満たしていないのが現状でございます。
 このため、現在進めております博物館等の整備においては、基準に適合した耐震工事を実施するとともに、再整理で得られた新たな知見や観光的視点を取り入れた展示リニューアルを予定しております。
 また、園内外に案内誘導板、施設案内板を設置するほか、北貝塚野外施設の耐震工事及びリニューアル等を実施する予定であります。

◯議長(宇留間又衛門君) 小川智之議員。

◯36番(小川智之君) 耐震工事をすることによって、安全性の確保という基準は満たせるかもしれませんが、正直その他の十分な広さの確保や適切な展示及び保存環境を満たすには、物理的に厳しいのではないでしょうか。
 個人的には、今の施設のままでは、せっかくの特別史跡の指定を受けても、加曽利貝塚の魅力は半減してしまいます。
 以前、我が会派で石見銀山の視察を行った際に、まず大きなガイダンスセンターでレクを受けてから現地を視察しました。もしこのガイダンスセンターで説明を受けていなければ、古い町並みを見ただけで終わってしまい、価値は見出せなかったと思います。
 加曽利貝塚も同様で、どうしても土の中に埋まっている遺跡でありますから、多くの人が理解するには時間がかかります。本来ならば、特別史跡の指定区域外の至近な場所に、ガイダンスセンターと博物館機能をあわせ持った施設を建設すべきだと考えますが、当局の見解をお伺いします。

◯議長(宇留間又衛門君) 教育長。

◯教育長(志村 修君) まず、平成27年度の特別史跡指定の申請に向け、現在の博物館施設を耐震化するとともに、新たな知見や観光的視点も取り入れた全面リニューアルを実施してまいります。
 また、今後、加曽利貝塚全体の将来像を見据えた計画を策定する中で、ガイダンスセンターなど博物館機能を持たせた施設を指定区域外に整備することも含め、総合的に検討をしてまいります。

◯議長(宇留間又衛門君) 小川智之議員。

◯36番(小川智之君) ありがとうございます。
 ハード面の整備も重要ですが、それを支える人材の育成も大切です。特別史跡指定を目指すに当たり、広く市民に高度な博物館サービスを提供するのであれば、現在の専門職の人数では足りないと思われますし、現在の専門職の方も、年齢的な偏りを見せており、大量退職の時期を迎えると、致命的な人材不足に陥ります。
 そこで、今後の採用計画、人材育成方針についてお伺いいたします。

◯議長(宇留間又衛門君) 教育長。

◯教育長(志村 修君) 特別史跡化に向けた取り組みや指定後の博物館運営をさらに充実させるためにも、学芸員の担う役割は大変大きく重要なものと認識しております。
 そのため、早急な人材の確保とともに、長期的な展望に立った計画的な専門職員の採用、人材育成について、関係部局と協議してまいります。

◯議長(宇留間又衛門君) 小川智之議員。

◯36番(小川智之君) ぜひ、計画的な人材育成をお願いしたいと思います。
 いずれにしましても、加曽利貝塚の特別史跡指定に向けて万全な体制で取り組まれることを望みます。
 さて、加曽利貝塚を対外的に知ってもらうためには、他都市との連携も重要です。全国には、縄文をテーマにしたまちづくりを進めている都市がたくさんあります。既に縄文文化を有する都市のネットワーク化を図り、縄文の魅力、深さ、歴史的意義を全国にPRするとともに、縄文の心や文化観を共有し、まちづくりに活用するための方策を探ることを目的に、縄文都市連絡協議会が設立されており、平成10年から毎年、縄文シティサミットを持ち回りで開催しています。また、北海道縄文のまち連絡会が2010年に発足し、現在21自治体が加盟しております。その他にも、長野県茅野市が、平成22年から縄文プロジェクト構想を立ち上げるなど、多くの自治体が縄文をテーマにまちづくりを進めているところであり、本市としても積極的にアピールしていかなければならないと思います。
 そこでまずは、縄文都市連絡協議会に参加したらどうか、見解をお伺いいたします。

◯議長(宇留間又衛門君) 教育長。

◯教育長(志村 修君) 本市におきましても、加曽利貝塚の特別史跡指定に向け、縄文遺跡を有する他都市との連携を図り、全国にPRすることは意義のあるものと考えております。
 なお、同協議会への参加につきましては、協議会の趣旨や活動内容、他市の状況等を勘案いたしまして、検討をしてまいります。

◯議長(宇留間又衛門君) 小川智之議員。

◯36番(小川智之君) 後から参加しますと、なかなか千葉市の意向も発揮しにくいかもしれませんので、千葉市が主体性を発揮するためにも、貝塚を積極的に活用しようとしている自治体を巻き込んで、仮称でありますけれども貝塚自治体ネットワークを発足してみるのもおもしろいのかもしれません。
 いずれにしましても、世界遺産登録の暫定リストに掲載されている北海道、北東北の縄文遺跡群は18遺跡の連合体になっていますので、やはりこういう情報発信には、他都市との連携というものを視野に入れながら、情報発信と価値を高めていただきたいと思います。
 次に、千葉氏と妙見信仰の活用について伺います。
 千葉市内には千葉氏ゆかりの地が多く、ふだんの生活の中にも妙見信仰が溶け込んでいるにもかかわらず、余りそれらを意識して生活をしていないことは非常に残念であります。
 一方で、相馬、小城、郡上といったような全国の千葉氏ゆかりの地では千葉氏を大切にしてくれているそうです。
 また、千葉周作や新渡戸稲造、江藤新平など、数多くの千葉氏ゆかりの著名人がおり、千葉氏や妙見信仰を学ぶことは、郷土愛の醸成に大いに資するものですので、ぜひ多くの千葉市民に、千葉氏や妙見信仰を知っていただきたいと思います。
 そこで、千葉氏をもっとクローズアップして市民に知ってもらうための施策はあるのか、お伺いいたします。

◯議長(宇留間又衛門君) 教育次長。

◯教育次長(田辺裕雄君) 郷土博物館において、千葉氏の興亡と妙見信仰というテーマで資料を常設展示するともに、ふるさと講座、歴史講座などでは、千葉氏や関連する文化を取り上げて開催しております。

◯議長(宇留間又衛門君) 小川智之議員。

◯36番(小川智之君) ぜひ学校現場でも、千葉氏を積極的に取り込んでいただきたいというふうに思います。
 私は、千葉氏が全国的な注目を集めるためには、先ほどの縄文都市協議会ではないですが、単独ではなく他都市との連携を図ることも大事であります。全国に散らばる千葉氏にゆかりのある地をネットワーク化し、千葉氏サミットなどを開催できれば、市内外に千葉氏をアピールできる大きな機会になると思います。そして、それらの都市が姉妹都市として相互交流できるようになると、新たな展開も見えてくるのではないかと思います。
 さて、千葉神社も全国の妙見信仰の総本山で、千葉市が誇る財産で貴重な観光資源であります。以前、栄町の活性化案の中でも、この千葉神社を活用した門前町構想が提案されていました。
 そこで、この門前町構想の現在の取組状況はいかがか、お伺いいたします。

◯議長(宇留間又衛門君) 都市局長。

◯都市局長(岩成一弘君) 本年5月に、中心市街地まちづくり協議会及び中央地区商店街協議会より、千葉神社などの地域資源を有効に活用して地域の活性化を図る、門前町構想の具現化についての要望書が提出されたことから、現在、千葉神社を生かしつつ、中央公園から通町公園にかけての町のにぎわいと回遊性を高める憩いの空間整備を目指し、地元の皆様や千葉神社と事業化に向けた話し合いを行っております。

◯議長(宇留間又衛門君) 小川智之議員。

◯36番(小川智之君) まだまだ始まったばかりですが、千葉氏も千葉神社も千葉市の大切な財産ですので、今後も大切にしながら市内外に発信していただきたいと思います。
 千葉神社の行事の締めには、必ず千葉締めを、千葉締めって御存じですか。ポンポンポン、ポポポンポン、ポンってやつですね。これを三福一対で行いますが、親子三代夏祭りの締めでは毎回やっており、これも千葉市の貴重な伝統文化ですので、もっと多くの方に知ってもらいたいというふうに思っております。
 ぜひこういった取り組みもしていただけると、千葉市の独自文化というものに子供たちが誇りを持てるのではないかと思います。
 次に、文化事業の推進についてお伺いします。
 市歌の、文化の集いという歌詞に象徴されるように、本市は文化都市であります。これからの成熟した社会を形成していくためにも、文化振興は重要な施策であります。しかし、一方で、既存の文化事業の予算は減りつつあります。
 そこで、既存の文化事業の推進についてどのように考えているのか、お伺いいたします。

◯議長(宇留間又衛門君) 市民局長。

◯市民局長(金親芳彦君) 文化事業全体について、市民が文化施設を安全で快適に利用するために、設備等の保守や計画的な改修を優先して実施する必要がございます。
 一方、これまで継続してきた事業を含むソフト事業については、文化活動団体や企業、地元商店街などと連携、協働したり、ボランティアやアーティストバンクを活用するなど、事業手法を創意工夫することで多くの市民が文化活動に参加し、文化芸術に親しむ市民の裾野拡大につながる地域の特性を生かした効果的な事業展開に努めてまいります。

◯議長(宇留間又衛門君) 小川智之議員。

◯36番(小川智之君) 当局の御努力は評価いたしますが、やはり物心両面でしっかり支援してもらいたいものです。
 もちろん文化活動はお金をかければいいというものではありませんが、決算審査特別委員会の指摘要望事項でも何度も指摘しているにもかかわらず、本市は他市に比べて文化振興に余りにもお金をかけな過ぎです。全体予算を削るというより、めり張りをつけた支援を行うというのも大事です。
 例えば市民芸術祭ですが、私、議長になってから2回ほど開幕式典に参加させていただきましたが、そこに参加しているのは加盟団体だけで、正直内向きな印象を受けました。
 本来ならば、開幕式典はより多くの市民に知ってもらうような場にすべきではないでしょうか。また、ビエンナーレやトリエンナーレのように、2年や3年に一度の開催にし、準備期間をしっかり設けて一大イベントにし、市内外からも人を呼べるような芸術祭にすべきと考えますが、当局の見解をお伺いいたします。

◯議長(宇留間又衛門君) 市民局長。

◯市民局長(金親芳彦君) まず、市民芸術祭の開幕式典を多くの市民に知ってもらう場にするためには、市民芸術祭そのものを多くの市民に知ってもらうとともに、魅力ある開幕式典にする必要があると考えます。
 主催者であります千葉市文化連盟におきましても、市民に対しての効果的なPRや団体の活性化を図る必要を十分認識しており、来年2月に行われる予定の第43回市民芸術祭開幕式典では、開かれた市民芸術祭として市民が参加することのできる企画を検討しているところです。
 次に、市内外からも人を呼べるような一大イベントとすることについては、市民芸術祭のあり方や本市の芸術文化イベントの取り組みの方向性にもかかわることですので、時間をかけて検討してまいります。

◯議長(宇留間又衛門君) 小川智之議員。

◯36番(小川智之君) 本市の文化連盟は歴史が古く、加盟団体も多種多彩であり、本市の文化像を底上げしてくれている本市の誇るべき財産です。ぜひ連盟としっかり連携し、本市が文化に親しみやすく活動しやすい文化芸術都市として市内外へ発信できるようお願いします。特に予算確保もよろしくお願いします。
 また、情報量も少な過ぎます。大分充実してきましたが、もっとホームページ上で詳細がわかるよう工夫をお願いします。
 今回は質問しませんでしたが、市の美術館も市内外から多くの美術愛好家の方を呼び込み、市の観光振興に大いに寄与しています。最近では、郷土博物館やきぼーると連携したり、近隣の美術館と協力しながら回遊させるようなスキームを構築させています。
 今後はそれらをさらに発展させ、市内の民間ギャラリーと連携したり、空き店舗や公園を活用したフィールドミュージアムや、本市の貴重な春画などを活用したナイトミュージアムなど、より回遊性を高める取り組みを要望して、次の質問に移ります。
 次は、海辺を生かしたまちづくりについてです。
 千葉市の大きな特徴は、何といっても日本一の人工海浜があることだと思います。しかし、海浜や海辺の利用については、県の港湾事務所や土木事務所が所管しており、市の思いだけではどうにもならず、生かし切れていないのが現状です。千葉市子どもの歌や市歌の歌詞にも、海にまつわるものが多いのに、今の千葉市は余りにも海を意識した町になっていないのが残念です。
 市長マニフェストには、神戸、横浜とは一味違う海辺の町とありますが、まずその具体的なイメージを伺います。

◯議長(宇留間又衛門君) 都市局長。

◯都市局長(岩成一弘君) 海辺の活用において先進都市である横浜や神戸は、その歴史的な経緯から西洋的なイメージがありますが、本市の海は古くから生活を支えてきた海であり、また海岸線は保養地として利用されてきたことなどの文化や歴史があります。中央港地区の桟橋や旅客船ターミナルなどの整備においては、漁業との密接な関係を生かすとともに、現代的な中に和の要素を取り入れ、魅力的な港町をつくってまいります。
 現在、民間事業者の募集要項を作成中であり、具体的なイメージについては、事業者から提案されるものと考えております。
 また、日本一の延長を誇る人工海浜から眺める東京湾越しの富士山や夕日なども、千葉の海辺の特徴として活用してまいります。

◯議長(宇留間又衛門君) 小川智之議員。

◯36番(小川智之君) ありがとうございます。
 和の要素が千葉市らしいかどうかはよくわかりませんけれども、他都市との差別化を図るということはいいことだというふうに思います。サンショウは小粒でもぴりりと辛いを地でいってほしいものと思っています。
 さて、海辺を意識してもらうには、海辺を生かしたイベントを行うことも大事であります。
 そこで、これまでどのような取り組みをしてきたのか。また、今後どのようなものを企画しているのかをお伺いいたします。

◯議長(宇留間又衛門君) 都市局長。

◯都市局長(岩成一弘君) 本市ではこれまで、稲毛海浜公園稲毛地区やいなげの浜において美浜区民フェスティバル、新春市民凧揚大会、アウトドア料理フェスタ、ヨットハーバー周辺や検見川地区、検見川の浜において検見川ビーチフェスタ、幕張海浜公園や幕張の浜において幕張ビーチ花火フェスタなど、さまざまなイベントを開催してまいりました。また、サマーソニックやサンスポ千葉マリンマラソンを初め、民間主催によるイベントも数多く開催されております。
 今後は、民間企業や団体と連携して、より幅広い層の方々に楽しんでいただける、海辺の特性を生かした魅力的なイベントを企画してまいりたいと考えております。

◯議長(宇留間又衛門君) 小川智之議員。

◯36番(小川智之君) こうして見ますと、やはり民間イベントのほうが発信力があります。でも、本市の文化振興財団もいい企画をしています。
 先般、台風で中止になってしまいましたが、稲毛海浜公園で企画されたちばサンドアートアンドミュージックフェスティバルは、砂浜という本市の特性を生かしたすばらしい企画だったと思います。ひたちサンドアートフェスティバルのように、もっと多くのアーティストに集まっていただけると、夏の海と違ったイベントができるのではないでしょうか。
 いずれにせよ、自主事業にも力を入れるとともに、民間主催のイベントに関しては、積極的に誘致したり全面的なバックアップができるよう、関係当局の前向きな姿勢をよろしくお願いいたします。
 イベントだけではなく、常時利用してもらうためには、海辺を生かしたレジャーをしやすい環境整備も大切です。
 本市の海辺は、もともとサイクリング、ランニング、ヨット、ウインドサーフィン、カイトサーフィンが盛んで、最近ではビーチバレーやビーチサッカーといったビーチスポーツもふえてきています。また、バーベキューなども楽しめます。
 しかし一方で、ジェットスキーやモーターボートのような動力つきなものは制限され、バーベキューも砂浜ではできないなど、まだまだ制限が多いのも現状です。
 そこで、ビーチレジャーをもっと楽しめるようにすべきと考えますが、当局の見解を求めます。

◯議長(宇留間又衛門君) 都市局長。

◯都市局長(岩成一弘君) 多様なビーチレジャーを楽しめることは、本市の海辺の魅力向上と、さらなるにぎわいの創出につながることから、今後とも関係機関と連携し、より多くのビーチレジャーを楽しむことができるよう取り組んでまいります。

◯議長(宇留間又衛門君) 小川智之議員。

◯36番(小川智之君) 特にビーチスポーツについては、ようやく何面かの常設コートができましたが、それでもまだまだ他市に比べたら貧弱です。横浜市では6面、鵠沼海岸では天候によって変わりますが最大15面もとれる常設コートがあり、利用者も非常に多くなっておりますので、ぜひ本市でも大会が開けるような常設コートの設置を望むものです。
 まだまだ本市は海を生かし切れていません。ぜひこれからも海を意識したまちづくりを要望して、次の質問に移ります。
 最後に、健康都市ちばについてです。
 医療サービスは、雇用創出、技術革新、地域振興の観点から有力な成長分野で、各自治体でもさまざまな取り組みをしております。
 本市も、放医研の重粒子医科学センター病院といった特徴的なものを初め、千葉県がんセンターやリニアック室を整備している海浜病院など、特にがん治療に関してはかなり充実していると思われます。
 がん治療と言えば、先般、川村議員と私で姉妹都市であるヒューストン市に訪問した際に、世界最大級の医療機関の集積を誇るテキサスメディカルセンター内のMDアンダーソンがんセンターを視察し、なかなかお会いすることができない所長とも意見交換をしてきたところであります。
 そこで、この姉妹都市である優位性を生かし、テキサスメディカルセンターと人事交流や技術提携はできないか、お伺いいたします。

◯議長(宇留間又衛門君) 保健福祉局長。

◯保健福祉局長(河野正行君) 世界的にも高度な医療を提供しておりますテキサスメディカルセンターと人事交流や技術提携を図ることは、本市の医療の進歩や医療技術の向上などにつながるものと考えられることから、今後、千葉大学医学部附属病院など関係機関と意見交換をしながら研究してまいります。

◯議長(宇留間又衛門君) 小川智之議員。

◯36番(小川智之君) 一方で、患者側の視点からがん検診の充実も望まれているところです。
 毎日新聞4月25日夕刊、翌26日の朝刊で、肺がんに関して本市の検診体制を揺るがすような報道がなされました。
 そこで、その後の対応はどのようになっているのか、お伺いいたします。

◯議長(宇留間又衛門君) 保健福祉局長。

◯保健福祉局長(河野正行君) 肺がん検診につきましては、平成20年度から、従前の基本健康診査から独立したことを契機に、検診票に胸部エックス線フィルムの読影結果に関する記入欄を二つ設け、医師2名がそれぞれ読影することを明確化するとともに、肺がんの兆候の可能性が高いとされておりますCOPD、慢性閉塞性肺疾患の発見のための問診項目を取り入れたところであります。
 また、がん検診の精度の向上を図るため、千葉市医師会や検診の実施機関と協力し、各医療機関からの情報収集や問題解決に取り組むため、がんの専門医で構成されるがん検診精度管理委員会の会議や、医師会主催の講習会、説明会を定期的に開催するなど、検診実施機関の技術向上に努めております。

◯議長(宇留間又衛門君) 小川智之議員。

◯36番(小川智之君) このような再発防止のためには、原因を徹底的に洗い出すことが肝要です。医療というのは人のすることですから、当然見落としということはあります。ヒューマンエラーをなるべく少なくするよう、今後もしっかり取り組んでいただきたいと思います。
 さて、患者の利便性を高めることも重要であります。当然、いろいろな病気をすると、行く病院ごとに診察券が発行され、どんどん診察券がふえていってしまい、カードケースがいっぱいになってしまいます。また医療側も、他の病院でどんな治療を受けているのか、何の薬を処方されているのか把握することが困難で、効果的な治療ができない可能性があります。これをICTを活用して解決する方法が、各地で研究されております。
 特定非営利活動法人日本サスティナブル・コミュニティ・センターが、ポケットカルテというICTを活用したAPS型電子カルテによって病診連携を図り、医療サービスの向上と個人の健康管理に寄与するサービスを提供し、そのプラットホームを活用し、京都市や宇治市などの近隣の病院では、共通診察券、すこやか安心カードを使えるようにしています。システムを説明するには時間がかかるので、気になる方は後で調べていただきたいと思います。
 そこで、ICTを活用した電子カルテや共通診察券の導入可能性についてお伺いいたします。

◯議長(宇留間又衛門君) 保健福祉局長。

◯保健福祉局長(河野正行君) 京都市、宇治市などの医療機関を対象に、NPO法人が中心となって既に取り組んでいるところもあることは承知をしておりますが、個人情報の保護、導入経費、維持費などさまざまな問題や、各医療機関の理解、協力が必要であることから、今後の課題であると認識をしております。

◯議長(宇留間又衛門君) 小川智之議員。

◯36番(小川智之君) まだまだ研究段階だと思いますが、これができると災害時も患者に適切な治療ができるようになると思いますので、医師会と連携をしながら前向きな検討をよろしくお願いいたします。
 最後になりますが、この恵まれた医療環境を千葉市の魅力として発信し、メディカルツーリズムや医療産業の集積に取り組み、健康都市千葉という都市イメージを確立すべきだと思いますが、見解をお伺いします。

◯議長(宇留間又衛門君) 保健福祉局長。

◯保健福祉局長(河野正行君) 本市では、国内トップクラスの高度専門医療を提供する病院も多いことから、今後とも市内の医療機関などとの連携を一層強化し、医療環境を整え、地域医療の充実や健康づくりをさらに推進し、健康都市千葉と評価されるよう取り組んでまいります。

◯議長(宇留間又衛門君) 小川智之議員。

◯36番(小川智之君) ありがとうございました。
 今回は幅広くテーマを扱いましたが、共通したコンセプトは選択と集中、そして連携です。数ある事業の中で、本市の独自性を発揮できるものを絞り込み、そこに集中的に投資、または独自のコンテンツパワーが弱い場合は、テーマごとに連携して強化していくというめり張りのある予算編成、施策展開を望むものです。
 これからも、本市の貴重な財産を積極的に活用し、特色あるまちづくりを要望して、私の一般質問を終わります。御清聴ありがとうございました。(拍手)

◯議長(宇留間又衛門君) 小川智之議員の一般質問を終わります。